豪雨災害対策技術の実証試験を千葉県大多喜町で開始 ~水害の予兆検知から監視、住民への危険周知まで、最新IoTで地域の防災力を向上~
応用地質株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成田 賢、以下「応用地質」)と千葉県大多喜町(町長:飯島 勝美、以下「大多喜町」)は、今後増加が懸念される豪雨災害に対応していくため、河川の増水や越水を検知する防災IoTセンサと防災モニタリングカメラ、周辺住民に危険を知らせる警告灯からなる防災情報システムを大多喜町内に設置し、実証試験を開始しました。
- 背景
- 実証試験の概要
本システムの特長は、昨年の「MCPC award 2020」で最優秀賞を獲得した「ハザードマッピングセンサソリューション」にも組み込まれたエッジコンピューティング、LPWA、IoT/クラウドによる多点型防災センサを採用し、面的・広範囲・リアルタイム監視といった機能に、エリアに網羅された視認性の高い警告灯機能を合わせる事で、迅速かつ効果的な冠水情報の発信を実現している点です。冠すいっちで検知した情報やカメラで撮影した画像は、大多喜町の防災関係者にリアルタイムで通知されるとともに、現地では警告灯が発光し、周囲に危険を知らせます。
本実証試験では、防災IoTセンサや防災モニタリングガメラが検知した情報を活用したオペレーションや、周辺への危険周知方法などの有効性の検証を行います。
- 設置センサの概要
製品概要
●冠水(増⽔・越⽔・越流)を検知する防災IoTセンサ●適用箇所:ため池、河川(⽤⽔路)、堤防、アンダーパス、排水溝など
●通信部1台にセンサ3台まで接続可能
特長
●冠水(水没)をいち早く検知し、指定サーバーに冠水情報を送信、通知
●煩雑な設定操作が必要無く、設置が簡便。
●メンテナンスも簡単(バッテリで約5年間稼働可能で、電池交換の手間も不要 ※)
(※監視モードにて1日1回送信の場合)。
IoTカメラ(防災モニタリングカメラ)
製品概要
●発災時には、画像を添付したメールで危険を通知
●PC・スマートフォン上で現場状況をリアルタイム監視
●太陽光パネルおよびバッテリと組み合わせることで、野外独立電源で動作(AC100V商用電源不要)
●現場状況に合わせてシステム構成を柔軟に組み替え可能。地域のニーズにあった最適なシステムに構築できる
特長
●冠すいっちとの組合せにより、センサ情報と画像の両方で確実にハザードを監視。現地確認によるタイムロスを抑制
●高解像度、高感度カメラにより、僅かな光源でも夜間における鮮明な撮影が可能。
- 応用地質について
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