【愛知県西尾市】広告デザイン専門学校とデザイン共創プロジェクト連携協定を締結
広告デザイン専門学校との事業連携協定により、市の情報発信力を強化。
西尾市は、令和6年12月18日に広告デザイン専門学校(名古屋市中区 校長:安藤誠一郎氏)との間で事業連携協定を締結しました。この協定は、ポスターやチラシ、SNSなど、西尾市が発信する情報を、プロのデザイナーを目指す広告デザイン専門学校の学生の力を借りて、伝え方やデザインをブラッシュアップし、より注目度の高い効果的なものとすることを目的とするものです。
愛知県内の自治体が、専門学校とデザインに特化した事業連携協定を結ぶのは県内初の試みとなります。
広告デザイン専門学校
名古屋市中区に所在する広告業界に特化した商業デザインの技術やマーケティング知識を学ぶ専門学校です。本校の学生は、商業デザイナーとして必要なスキルを習得し、即戦力として活躍できるよう、広告制作だけでなく、戦略的なマーケティングやブランド構築についても幅広く学んでおります。創立以来44年間、一貫して少人数制を徹底し、豊かな発案力とコミュニケーション力を磨きながら、「総合力」を鍛える学びを展開しており、コンペやコンクールへ積極的な参加と実績に加え「産学連携実習」を取り入れた実践教育を行っております。
協定に至った背景
紙媒体での情報発信から、電子媒体での情報発信へとシフトし、情報発信の機会が増えるのに従い、デザインへのニーズが増加してきています。また、情報過多の時代において、その他大勢に埋もれてしまわないような強い発信力が求めらています。ポスター、チラシ、あるいはSNSといった手段で如何に効果的に伝えたい相手に情報を届けるかが西尾市の課題であり、その解決策の一つとしてこの協定を締結するに至りました。
協定の内容と期待する効果
西尾市で作成されるチラシやポスターなどのうち、その効果などに課題があるものを選定し、広告デザイン専門学校に相談します。専門学校の学生は授業や課外活動の中で西尾市の担当職員と対話を重ねながら、伝達手段の見直しやデザインのブラッシュアップを実践していきます。
この活動により、西尾市は、特に若者向けに効果的な情報発信が実現できることや、学生に西尾市の魅力を知ってもらうことを効果として期待しております。また、専門学校の学生が、デザイナーとしての実戦経験を積むことや、デザイン作成過程において地方が抱える課題を知ることで学生の視座を高めることを期待しております。
○連携事業
(1)西尾市の情報発信力向上のため広告デザイン専門学校が提供するデザインソリューション事業
(2)その他、両者の協議により必要と認められる事業
協定による今後の展開
令和7年4月からこの協定にもとづく活動を開始します。
安藤校長コメント
デザインはチラシ・ポスターという「モノ」を作ることではなく、「コト」(課題解決策)を提供することだと学生には教えております。そのための問題定義から行い、課題解決に向けて考え続けることがデザイナーの仕事です。学生にとって、学校で学ぶことも大事ですが、相手がおりません。こうしてクライアントの声をききながら共に課題解決にあたる機会が与えられることは学校にとっても大変ありがたいことです。
西尾市長コメント
チラシやポスターを作ること自体が目的になってしまっている部分があると思います。チラシやポスターを見た方にどういった行動をとっていただくか、その効果までを考えることが重要です。委託で丸投げするものとは異なり、本事業連携協定は学生さんと対話しながら、デザインを創りだすということで、WIN-WINの関係を構築できればと考えております。
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