多様性を伝える「ヘアロス絵本」が渋谷区へ - 子育てネウラボ支援センターで特別展示開始展示 展示期間:2025年11月6日〜11月19日
ヘアロス啓発を目的とした絵本『ぽぽぽのぽんでニコニコとどけ』を、渋谷区内の教育‧(保育)‧子育て支援施設73箇所(幼稚園・保育園・小学校・支援センター65箇所、図書館8箇所)に寄贈し、認知拡大を目指す
■ヘアロスについて
ヘアロスとは、以下のような様々な要因により発生する脱毛や薄毛の総称です。
- 円形脱毛症
- 先天性乏毛症
- 抜毛症
- 治療の副作用 など
現在、約100人に1人が何らかの形でヘアロスを経験していると言われており、年齢を問わず誰もが直面する可能性のある課題となっています。
髪がなくなる症状について:https://aspj.site/symptomatology/
■絵本『ぽぽぽのぽんでニコニコとどけ』について
(ストーリー)
脱毛症の女の子「ぽんちゃん」が、相棒の風の「ふうちゃん」とともに、様々な悩みを「ぽぽぽのぽん」で解決していく物語です。ウィッグや帽子など、多様な選択肢を提示しながら、個性の尊重と自己表現の自由を伝えています。
(絵本の特徴)
- 「髪がない=ウィッグ」という固定観念にとらわれない多様な選択肢の提示
- 個性を「特別なパワー」として肯定的に描写
- 渋谷の街並みや2023年9月開催の日本初「渋谷ヘアロスパレード」の様子を収録
(読み聞かせ動画)
「ヘアロス」の子どもたちを知っていますか?~子どもの現状と学校でのサポートを知ろう・考えよう~毛髪疾患サポートハンドブック、アニメーション【NPO法人ASPJ】
https://www.youtube.com/watch?v=HHxcO93fRlQ
(制作体制)
- 企画:NPO法人
- 支援:ラッシュジャパン合同会社「LUSHチャリティバンク」
- 協力:SCRAMBLE COLORS(渋谷をつなげる30人の絵本プロジェクトチーム)
- 株式会社イースマイリー
- 一般社団法人渋谷区SDGs協会
- イラスト:エイイチ
■寄贈実績(渋谷区内)
- 教育・(保育)・子育て支援施設:65箇所(絵本65冊、サポートハンドブック57冊)
- 図書館:8箇所
- 渋谷区神南ネウボラ子育て支援センターにて展示中
https://shibuya-city-neuvola.tokyo/
■今後の展開
教育現場での読み聞かせや、絵本・動画を活用した授業を通じて、ヘアロスへの理解促進活動を継続的に展開してまいります。特に、渋谷区が推進する探究「シブヤ未来科」における探究学習や人権教育の教材としての活用を目指し、以下の取り組みを進めてまいります。
「探究学習における活用」
- 多様性理解と共生社会についての探究テーマとして
- 個性の尊重と相互理解を深めるグループワークの題材として
「人権教育プログラムへの組み込み」
- 外見の多様性に関する理解促進
- いじめ防止教育の一環として
「教育現場での実践サポート」
- 教職員向け指導案・ワークシートの提供
- 専門家による出張授業の実施
これらの取り組みを通じて、次世代を担う子どもたちが、多様性を受け入れ、互いを理解し合える社会の実現に貢献してまいります。
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