"ファイルレス"をテーマにした電子契約サービス「ルールテック」、契約者双方が共同で契約内容を作成可能に

新機能によって契約プロセスを効率化し、事業者の負担を軽減

Dayz株式会社

2025年4月16日 09時00分

ソフトウェアの開発・運用及びサポートを手がけるDayz株式会社（東京都中央区、代表取締役：玉城朝）は、WordやPDFを使用せず"ファイルレス"で契約締結を実現する電子契約サービス「ルールテック」において、契約プロセスを効率化する新機能を搭載しました。
本機能を通して、契約者双方が契約内容を共同で作成できるようになり、契約締結までのプロセスをよりスムーズに進めることが可能となりました。

ルールテックの新機能について

契約者双方による情報入力を可能にし、契約プロセスを効率化

これまでのルールテックでは、アカウント所有者側のみが契約内容を入力し、契約相手は確認と同意を行う仕様でした。
今回の機能アップデートによって、アカウント所有者は契約相手に対して氏名や住所など記入を求めたい項目を設定し、その入力を依頼できるようになりました。これにより、アカウント所有者が手作業で被契約者の情報を入力する必要がなくなり、業務効率が向上します。
この機能はアルバイトの労働契約やフリーランスの業務委託契約など、さまざまな契約シーンで活用可能であり、契約締結までの時間を短縮し、契約プロセス全体の効率化を実現します。

契約の進捗状況を詳細に表示し、管理機能を強化

これまで、ルールテックでの契約状況は「先方確認中(現名称:送信済み)」から「締結済み」の2段階のみで表示されていました。

今回のアップデートでは、以下の新しいステータスが追加されました。

返送あり: 契約相手が記入を終えた契約書が返送された状態を確認可能
コメントあり: 契約内容について質問や修正提案が送られた場合に即座に把握可能

これらのステータスの追加により、契約プロセス全体の透明性が向上し、担当者が次に取るべきアクションを迅速に判断できるようになりました。

今後ともルールテックではより良い契約の形を模索し、サービスの開発・改善を進めて参ります。

ルールテックの開発背景

ルールテックは、2024年3月より本格提供を開始しました。
昨今、電子契約サービスの普及により、WordやPDFといったファイルの数は増え続けています。
当初、紙の契約書から電子契約書への移行で契約書の管理が効率化されると期待されていましたが、実際にはファイル管理の手間が依然として課題として残っています。
「契約にファイルは本当に必要なのか？」「そもそもファイル自体が不要ではないか？」という疑問が、ルールテックの“ファイルレス契約”構想の出発点となり、この課題を解決するためのサービスとして開発されました。