「日本初」電力データを用いた高齢者の生活リズムを推定し介護業務支援へ 実証実験の結果、介護対象者宅への訪問や電話タイミングの適正化に活用できることが判明
~コロナ禍において介護対象者への接触が制限される状況下での活用が期待~
愛知学院大学(所在地:愛知県日進市、学長:引田 弘道)総合政策学部・石橋健一教授は、科学研究費(独立行政法人日本学術振興会)の支援を受け、2020年度より取り組んでいる「非侵入型電力機器モニタリングによる生活反応推定に対する社会受容性研究」による実証実験を2021年3月に愛知県長久手市内で実施しました。
実験は、非侵入型電力モニタリング(NIALM: Non-intrusive Appliance Load Monitoring)技術を活用し、
居宅における生活反応を推定することで、高齢者介護の業務支援での活用や実用の可能性を検証することを目的として行われました。実際に推定された介護対象者の生活リズムデータを、介護事業者が日々の業務へ利用することで実証実験が行われました(図1)。
石橋健一教授コメント
効率的な介護の実現と介護の質を上げることに活用できることがわかりました。本技術は、介護対象者の状況把握を適切に把握することができることから、コロナ禍において介護対象者への接触が制限される状況下において、オンラインでの見守りなどへの活用が期待されます。
※実験で利用しているNIALM技術は、簡易な機器を用いて計測された総電力を、統計的逆推定により個別家電機器の種類、稼働状況を推定することを可能とし、同技術を応用して居宅における生活反応を推定することも可能としています。
「非侵入型電力機器モニタリングによる生活反応推定に対する社会受容性研究」実験に関する概要
●実験日時 :2020年3月21日(日)~ 2020年3月27日(土)
●場所 :愛知県長久手市内
●実験協力 :長久手市、株式会社メイテツコム
●支援 :独立行政法人日本学術振興会
※本研究はJSPS科研費 JP20K11061の助成を受けたものです
居宅における生活反応を推定することで、高齢者介護の業務支援での活用や実用の可能性を検証することを目的として行われました。実際に推定された介護対象者の生活リズムデータを、介護事業者が日々の業務へ利用することで実証実験が行われました(図1)。
実験の結果、介護対象者の生活リズムをほぼ正確に把握していることが確認されました。生活リズムを把握できたことにより、介護対象者不在時の電話連絡を避けることができ、訪問回数や電話連絡の削減につながり、介護対象者宅への訪問タイミングや電話連絡のタイミングの適正化することに活用できることが明らかとなりました。
石橋健一教授コメント
効率的な介護の実現と介護の質を上げることに活用できることがわかりました。本技術は、介護対象者の状況把握を適切に把握することができることから、コロナ禍において介護対象者への接触が制限される状況下において、オンラインでの見守りなどへの活用が期待されます。
※実験で利用しているNIALM技術は、簡易な機器を用いて計測された総電力を、統計的逆推定により個別家電機器の種類、稼働状況を推定することを可能とし、同技術を応用して居宅における生活反応を推定することも可能としています。
「非侵入型電力機器モニタリングによる生活反応推定に対する社会受容性研究」実験に関する概要
●実験日時 :2020年3月21日(日)~ 2020年3月27日(土)
●場所 :愛知県長久手市内
●実験協力 :長久手市、株式会社メイテツコム
●支援 :独立行政法人日本学術振興会
※本研究はJSPS科研費 JP20K11061の助成を受けたものです
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