セワクル、アンケートによるペットシッター認知度調査結果を公開

「ペットシッター」という言葉自体は多くの人に知られている一方で、実際の利用経験者はごくわずかにとどまっており、認知と行動の間には大きなギャップがあることが明らかに。

株式会社ラニマル

ご家庭にプロのペットシッターを派遣し、飼い主不在時のペットのお世話やお散歩の代行を行うサービス「セワクル」を運営する株式会社ラニマル(本社 : 東京都千代田区、代表取締役 : クレーン 淳、設立:2021年5月)は、現在ペットを飼っている人500名を対象に、「ペットシッター認知度」についてのアンケート調査を実施しました。

調査のサマリー

1. サービス認知は一定程度あるが利用は限定的
「ペットシッター」という言葉自体は多くの人に知られている一方で、実際の利用経験者はごくわずかにとどまっており、認知と行動の間には大きなギャップがあることがわかります。

2. 利用ニーズは主に不在時の世話補完
利用目的としては、飼い主の旅行や出張時など、長期的な不在時におけるペットの世話代行が圧倒的に多く、日常的な散歩代行や定期的なケアといった継続利用は少数派です。

3. 利用を阻む心理的・経済的ハードル
利用に消極的な層は、他人へ預ける不安や費用面の懸念、さらにはサービス内容が明確でないことによる必要性への疑問を抱えています。これらの懸念を払拭するための情報提供や信頼性確立が、利用意欲の向上には不可欠と言えます。

調査結果 詳細

「名前だけ知っている」と回答した層は7割近くにのぼる

「ペットシッター」というサービスを少なくとも聞いたことがある層は全体の7割を超えており、名称そのものは一定の浸透度を見せていることが分かります。具体的には、「よく知っている」が16.15%、「聞いたことがある程度」が47.47%、「名前だけ知っている」が24.51%、そして「全く知らない」は11.87%という内訳です。

この結果から見えてくるのは、多くの人々が「ペットシッター」という言葉を耳にした経験こそあるものの、そのサービス内容や利用方法まで十分に理解しているわけではないという現状です。特に、「聞いたことがある程度」や「名前だけ知っている」と回答した層は7割近くにのぼり、名称や漠然としたイメージはあるものの、詳細な情報が不足していると考えられます。また、「よく知っている」と答えた人は16.15%にとどまり、実際の利用経験や明確な知識を持つ人が決して多くはないことがうかがえます。

一方で、「全く知らない」と答えた層は11.87%と1割強にすぎず、少なくとも言葉の存在は一定の知名度を獲得していると言えます。しかし、その大半が単なる「存在認知」にとどまり、「理解」や「利用」には至っていないため、今後はペットシッターサービスの具体的な特徴や利用メリットを広く伝え、潜在的な需要を顕在化させていく余地があると考えられます。

ペットホテルなど他の代替的なサービスとは異なる強みや安心感など、ペットシッターならではの利点を分かりやすく提示することで、より多くの利用者を獲得し、「よく知っている」層を増やしていくことが必要になると分かりました。

ペットシッターについて初めて知った経路として「テレビ・ラジオ」や「SNS」が上位を占めている

ペットシッターについて初めて知った経路として「テレビ・ラジオ」や「SNS」が上位を占めている点が挙げられます。最も高い割合を示したのは、単独での「テレビ・ラジオ」(26.15%)であり、これに次いで「SNS」が23.75%と、双方ともに比較的伝統的なマスメディアと、デジタル時代を象徴するソーシャルメディアが同時に目立った存在感を放っています。

これらは、多様なメディア環境の中で消費者が情報を得ていることを示し、マスメディアとSNSという異なる性質のメディアが、ペットシッターの認知拡大に有効な役割を果たしたと言えます。

また、「ペットシッターを知らなかった」という回答が11.18%存在する点も興味深い結果と言えます。実際には、「知らなかった」と回答する人が一定数いることは、「メディアを通じて触れる機会が少なかった」あるいは「目にしてもサービス内容まで認識に至らなかった」ケースを示唆している可能性があります。

さらに、その後に続く情報経路としては「インターネット広告」(8.38%)や「知人からの紹介」(4.99%)が挙げられ、SNSやテレビ・ラジオほどの圧倒的な認知拡大力はないものの、一定の影響力を持っていることが分かります。インターネット広告は積極的なマーケティング戦略によるユーザー接点の確保、知人からの紹介は利用者自身のクチコミ効果が期待できるチャネルです。

また、「新聞・雑誌」(3.59%)や「ペットショップでの案内」(2.79%)など、よりニッチなチャネルも少数ながら存在しており、メディア接点が非常に多様化していることを再確認できます。

以上から、ペットシッターサービスが広く認知されるには、多面的なメディア戦略が必要であり、特にテレビ・ラジオとSNSといった異なる世代・嗜好に訴求できるメディアをバランスよく活用することが有効であると考えられます。また、知人紹介やペットショップでの案内といった、より身近なルートを通じて利用者の信頼感を醸成することも、今後の認知度向上と利用促進には欠かせないファクターになると考えられます。

最も高い認知率を示した項目(27.11%)は、散歩や給餌、トイレ掃除など、ペットの日々の世話をまとめた内容

ペットシッターのサービス内容について人々が把握していることの特徴が浮かび上がります。最も多くの人が認識しているのは、「お散歩代行」や「室内での世話(餌やり・トイレの掃除など)」といった基本的な日常ケアで、最上位の回答群にはそうした基本的ニーズへの対応が含まれていました。

実際、最も高い認知率を示した項目(27.11%)は、散歩や給餌、トイレ掃除など、ペットの日々の世話をまとめた内容です。これに続く回答としても、お散歩代行単体(12.69%)や、散歩・室内世話・病院への連れ出しを組み合わせたもの(10.20%)など、ペットの基本的な身の回りの世話に関するものが上位を占めています。

ペットシッターサービスを実際に利用したことがある人は全体のわずか5.8%

ペットシッターサービスを実際に利用したことがある人は全体のわずか5.8%にとどまり、残りの94.2%は利用経験がないという実態が明らかになりました。これほどまでに低い利用率は、前述の認知状況と合わせて考えると、サービスを「知っている」人は多くても、実際の行動にはまだ結びついていないことを示しています。

背景としては、ペットシッターに対する具体的な利用方法や料金体系、信頼性・安全性への不安、あるいは代替手段(ペットホテルや友人・知人への預け先)への慣れといった要因が考えられます。また、単に認知度や利用検討度が低いのではなく、自宅への他者の立ち入りへの心理的抵抗や、ペットが慣れない人と過ごすことへの不安など、ペットと飼い主双方の感情的ハードルが存在する可能性もあります。

ペットシッターサービスの利用動機として最も大きな割合を占めているのは、「旅行時の預かり」

この調査結果から、ペットシッターサービスの利用動機として最も大きな割合を占めているのは、「旅行時の預かり」であることが明確に示されています。全体の63.64%にのぼる回答がこの目的を挙げており、飼い主が自宅を長期間留守にする際、自宅や飼い慣れた環境でペットが世話を受けられる代替手段としてペットシッターが重宝されていることが分かります。

それに続く要因としては、「仕事が忙しい時の散歩代行」(9.09%)が挙げられ、日々の生活リズムやスケジュールに合わせてペットケアを委託するニーズも一定程度存在することがうかがえます。さらに、「旅行時の預かり、病気・入院時の世話」や「定期的な利用(週1回など)」といった複合的な利用パターンも6.82%で並び、旅行に限らず、飼い主の体調不良や日常的なサポート、ライフスタイルに合わせた柔軟な活用がなされていることが示唆されます。

一方で、全体としては「旅行」という特定の状況での利用が圧倒的に多く、日常的な散歩やケア、あるいは特定の理由による定期利用などは、まだ一部の利用者にとどまっているようです。今後、ペットシッターサービスがさらに幅広いニーズに対応していることを周知できれば、旅行時以外の場面での利用拡大や定期的な利用者増加につながる可能性があると考えられます。

一定の関心はあるものの、その必要性や利便性、信頼性についてまだ十分な確信を持てず利用に至っていない

結果を見ると、「機会があれば利用したい」という積極的な意向を示す層が全体の39.11%と最も多く、一定の潜在需要が存在することが分かります。一方で、「あまり利用したくない」(28.60%)や「全く利用したくない」(13.81%)といった否定的な回答も少なくなく、加えて「わからない」(13.62%)という中立的な立場も一定数存在しているため、利用意欲は決して高水準とは言い切れません。また、「ぜひ利用したい」と明確にポジティブな意思を持つ層は4.86%とかなり少数派にとどまっています。

これらを総合すると、現状では「積極的に利用したい」層よりも、「機会があれば考えてもいい」程度の慎重な前向き派が多いことが示唆され、必ずしもサービス利用に対する強いモチベーションが形成されているわけではありません。すなわち、ペットシッターサービスに対しては一定の関心はあるものの、その必要性や利便性、信頼性についてまだ十分な確信を持てず、「試してみてもいいかもしれないが、現状では積極的には動かない」というスタンスの人々が相当数いると言えます。

今後、サービスのメリットや安全性、利用事例の共有などを通じて利用者に明確な価値を伝えることができれば、この「機会があれば利用したい」層を「ぜひ利用したい」層へと引き上げる余地があると考えられます。さらに、「わからない」層に対しては、情報不足や不透明な部分を解消するための分かりやすい説明が求められます。こうした取り組みにより、ペットシッターサービスがより信頼され、積極的な利用意欲へとつながる可能性が高まると考えられます。

愛するペットを自分以外の人物に預けること自体に心理的抵抗を感じている

最も多く挙げられた理由は「他人に任せることに不安がある」(26.02%)で、愛するペットを自分以外の人物に預けること自体に心理的抵抗を感じている状況が浮き彫りとなりました。次いで「費用が高そう」(22.76%)というコスト面の懸念が続き、経済的負担を理由に利用を敬遠する人が多いことが分かります。

また、これら上位の理由には「必要性を感じない」や「サービスの内容がよくわからない」といった要素が組み合わされていることが目立ちます。たとえば、「他人に任せることに不安がある、必要性を感じない」(15.04%)や「他人に任せることに不安がある、サービスの内容がよくわからない」(8.54%)といった回答が多く見受けられ、単に他者に預ける不安や費用面だけでなく、ペットシッターサービスが自分やペットにとって本当に必要なものであるか、そして具体的にどのようなケアやサポートが得られるのかが十分に理解されていないことが示唆されます。

総じて、利用意欲の低い層においては、「信頼性の確保」「適正な価格設定・明示」「サービス内容に関する明確な情報提供」といった課題が浮かび上がりました。

アンケート調査概要

調査名  :「ペットシッターの認知度」についてのアンケート

調査期間 :2024年11月~12月

調査対象 :現在ペットを飼育している500名

エリア   :47都道府県

調査方法 :インターネット


サービス詳細

ペットシッターサービスのセワクルとは、プロのペットシッターがお客様の自宅に出向き、 お客様の不在時にペットのごはんの用意やお散歩、遊びなどのお世話を代行するサービスです。「仕事や旅行で外出するため、ペット(お子様)のお世話ができない」「病気やケガなどの理由で、十分なお世話をしてあげられない」といった課題を解決するため、セワクルが心を込めてお世話をします。

総会員6,000人以上、顧客満足度97%を誇り、サービス内容に納得いただけない場合には全額返金保証をしています。

◾️従来のペットホテルとはここが違う!ペットシッターを使うメリット3つ

1. 飼い主不在中もペットがいつものお家でくつろげる

ペットホテルでは、預け入れられたペットはいつもと違う環境で過ごします。そのため、新しい環境に滞在すること自体がストレスにつながるケースも少なくありません。ペットシッターの場合、飼い主が不在の間もペットがいつも通りのご自宅でのびのびと過ごすことができます。

2. 他の動物たちと同じ空間で、ケージの中で過ごす必要がない

従来のペットホテルでは、預け入れられたペットたちは基本的に他のペットたちと同じ空間で、ケージの中に入って暮らすことになります。多くのペットにとって、狭いケージの中で長時間過ごすことはそれ自体が体に負荷がかかります。ペットシッターの場合、ペットが自分の家で他の動物と同じ空間で過ごすこともなく、広々と過ごすことが可能です。

3. 夜間もシッターと一緒に滞在できるため安心

ペットホテルや、ペットショップやトリミング施設に併設されているホテルの場合、夜間はスタッフが不在にしており、ペットのみで過ごしているケースがほとんどです。ペットシッターの場合は夜間もシッターが自宅に訪問ができるため、夜間の有事も安心です。

※夜間シッティングは対象外のエリアもございます。詳しくはサービスページよりお問い合わせください。

家族が留守中にペットシッターと触れあうことで、社会化が促進されペットの分離不安症の予防や改善、運動不足の解消など、健康面のケアにもなります。皆様の大切なご家族であるわんちゃんが、彩り豊かで幸せな生活を送れるようセワクルが全面的にサポートいたします。

詳細はこちら:https://sewakl.jp/

ペットサービスの進化と今後|「ペットと飼い主にとって、最も安心で便利なサービスを提供する」ラニマルのビジョン

ラニマルは「ペットと飼い主にとって、最も安心で便利なサービスを提供する」を目指します。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年からペットの新規飼育数は増加傾向にあります。 このような環境下で、ペットと人間がより共存していける社会をつくるための事業づくりに取り組みます。今後日本同様にペットの家族化が急速に拡大していくと予測される中、国内のペットライフのさらなる発展に寄与するとともに、アジアの全ての犬や猫、飼い主に豊かな体験を届けてまいります。

会社概要

会社名 :株式会社ラニマル

代表者 :代表取締役 クレーン淳

所在地 :東京都千代田区1-13-3 ラウンドクロス半蔵門 2F

※半蔵門1分、麹町3分、市ヶ谷10分

設立  :2020年5月13日

資本金 :439,528,300円(資本準備金/資本余剰金含む)

事業内容:ペット関連事業(ペットシッターサービス、関連する商品開発、イベント、マーケティング、労働者派遣、通信販売他)

URL  :https://lanimal.co.jp/

サービスに関する問い合わせ先

電話:03-6820-0652

https://lanimal.co.jp/contact

プレスリリースに関する問い合わせ先

担当:株式会社ラニマル 広報担当 津波

連絡先:rtsunami@lanimal.co.jp

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会社概要

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業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27-5 リンクスクエア新宿 16階
電話番号
0120-4896-51
代表者名
クレーン 淳
上場
未上場
資本金
1億4250万円
設立
2020年05月