広島・長崎に寄贈された折り鶴をアップサイクルしたスニーカー 第二弾を発売

―G7広島サミット応援商品に認定―

株式会社スピングルカンパニー(本社:広島県府中市、代表取締役社長:内田貴久)は、広島や長崎に寄贈された折り鶴を再生した糸を使用したスニーカーの第二弾として、インソールを平和の象徴カラーであるブルーに変更するとともに、折り鶴再生プロジェクト「ONGAESHIプロジェクト」※から生まれた再生紙「恩返紙」の折り紙5枚セットを同封したスニーカー「SPM-1005R」を2023年4月21日から発売します。
なお、この商品は、G7広島サミット応援商品に認定されており、売り上げの一部は寄付を予定しています。
※折り鶴再生プロジェクト「ONGAESHIプロジェクト」は、株式会社カミーノ(本社:東京都港区、社長:深澤幸一郎)が進める、広島や長崎に寄贈された折り鶴を再生紙や糸にして活用する平和教育活動です。

当社では、株式会社カミーノの「ONGAESHIプロジェクト」の取り組みに、広島の企業として深く共感し、昨年、折り鶴再生糸を使ったスニーカーの第一弾を発売し、多くの反響を得ました。そして、今回は世界中から広島への注目が集まる中、この平和への祈りを込めた「ONGAESHIプロジェクト」を当社の製品を通じて、より幅広く世界へ発信していきたいとの思いから第二弾を開発しました。
 

「ONGAESHIプロジェクト」とは
株式会社カミーノが主体となり、世界各国から平和への祈りを込めて広島、長崎、沖縄などに贈られた千羽鶴をリサイクルし、再生紙や再生繊維などに再生し蘇らせようというプロジェクトです。平和への祈りとして広島市などに送られる数多くの折り鶴の長期保存に代わり、折り鶴に込められた思いに感謝しつつ新たな製品に再生しています。その一つとして、子どもたちのもとへ飛び立たせてあげることが日本らしい恩返しになると考え、「恩返紙」と名付けた折り鶴を再生した折り紙や画用紙を平和実現のために活動している学校や団体に寄贈しています。
株式会社カミーノでは、この「恩返紙」を活用した平和教育活動を「ONGAESHIプロジェクト」と名付け、活動の輪を広げています。(株式会社カミーノ:https://ca-mi-no.jp/

折り鶴再生スニーカーの第二弾SPM-1005R」商品特長
1)折り鶴再生折り鶴レーヨン織り込んだ協働開発のキャンバス生地をアッパーに採用

折り鶴レーヨン糸折り鶴レーヨン糸

折り鶴から再生された糸「折り鶴レーヨン糸」は、とても繊細でそのままスニーカーの素材として採用することが極めて困難であったため、当社では、地元である広島県備後地域にある生地メーカー・篠原テキスタイル株式会社(本社:広島県福山市、社長:篠原由訓、https://www.shinotex.jp/)との協働により、スニーカーとして耐え得る強度を持ち合わせたキャンバス生地を約1年かけて開発し、昨年5月に折り鶴再生スニーカーの第一弾を発売しました。なお、広島県備後地域とは、瀬戸内海に面する広島県福山市、中山間地域が広がる広島県府中市を含む6市2町のことで、特に繊維関連の企業や工場が集積しており、国内外の繊維産業を支えています。

 

2折り鶴再生スニーカー第二弾のディテールなど

・インソールは平和を象徴するカラーであるブルーに変更しています。さらにコラボレーションの証としてSPINGLE MOVEとONGAESHIプロジェクトのロゴをプリントしています。
・色とりどりの折り鶴の写真をプリントしたSPINGLE MOVEのロゴ入り織ネームをベロ上部分に取付けてデザインのポイントにしています。
・シューレースには天然素材である麻混の特注綿紐を採用。ライニングに使用した「COOL MAXIM/クールマキシム」は、防臭・抗菌・防カビ機能を持ち、吸汗性・拡散性にも優れた機能素材で、55%が使用済みペットボトルや繊維くずなどの再生素材から作られています。
・織ネームの折り鶴の写真が際立つよう、サイドのフォクシングテープやアウトソールにはアッパーの生成り色と合わせて抑えた色味を選び、ビンテージスニーカーのような雰囲気にしています。

折り鶴のプリント入り織ネーム折り鶴のプリント入り織ネーム

ロゴプリント付きインソールロゴプリント付きインソール

特注シューレース特注シューレース

アッパーの色に合わせたフォクシングテープとアウトソールアッパーの色に合わせたフォクシングテープとアウトソール


3)折り鶴再生スニーカー第二弾付属品
・折り鶴再生プロジェクト「ONGAESHIプロジェクト」から生まれた再生紙「恩返紙」の折り紙5枚セット。台紙は、小さい子供や海外の方でも作れるように図説で折り鶴の折り方を表記しています。
・特別仕様のシューズBOXは、インソールと同色の平和を象徴するカラーであるブルーを採用し、箱の底面にONGAESHIプロジェクトの説明やブランドからのメッセージなどを日本語と英語で印刷しています。

「恩返紙」の折り紙「恩返紙」の折り紙

特別仕様のシューズBOX特別仕様のシューズBOX

4RUBEAR CNFソール」を採用
「RUBEAR CNF ソール」は、鉄の約1/5の軽さでありながら鉄の約5倍以上の強度とされる植物由来のナノサイズ極細繊維・セルロースナノファイバーをアウトソールのゴムに練り込むことで、従来の「SPINGLE MOVE」のアウトソールと比べて摩耗性を約40%※低減します。(※当社調べ) 
・アウトソールの摩耗性の比較(左右同時に試着し一年間使用後、かかと部分の摩耗を確認)

 

【ソールブランド「RUBEAR /ルベア」】

ソールブランド「RUBEAR /ルベア」は、親会社である株式会社ニチマンのポリシーである「足の健康・安全・安心なフットウェアの開発」を受け継ぎ、「ソールの可能性の追求」をテーマに研究・開発を進めています。
2021年6月から「セルロースナノファイバー」を配合し、従来よりも耐摩耗性を約40%向上させた「RUBEAR CNFソール」採用モデルを継続的に発売しています。

(株)ニチマンの昔の社章モチーフの RUBEAR(ルベア)マーク(株)ニチマンの昔の社章モチーフの RUBEAR(ルベア)マーク


■展開商品 SPINGLE MOVESPM-1005R

SPINGLE MOVE「SPM-1005R」SPINGLE MOVE「SPM-1005R」

・アッパーには広島などに贈られた千羽鶴をアップサイクルしたオリジナルのキャンバス生地を採用
・アウトソールは、当社従来比で40%耐摩耗性を向上させ「RUBEAR CNFソール」
・バルカナイズ製法で生産
・カラー:生成り(1カラーのみ)
・XS~XL(ユニセックス)の全7サイズ展開。
・メーカー希望小売価格:20,900円(消費税込)
・発売日:2023年4月21日
・全国のスピングルショップ及びスピングル公式オンラインショップでの販売

■本件に関するお問合せ先
【消費者】 スピングルカンパニー東京企画室 TEL:03–3871–2171

<ご参考>
■バルカナイズ製法について

バルカナイズ製法は、靴本体と硫黄を加えたゴム底材を釜に入れ、加熱・加圧をかけて底付けを行う製法です。底がはがれにくく、靴本体の型崩れが少ないといった利点があります。一方で、生産効率の低さから、この製法を採用するメーカーは極めて少なくなっています。
SPINGLE MOVEは、その希少価値の高い製法で、手作業を惜しまず、職人の手によって1足ずつ丁寧に生産されています。

■SPINGLE COMPANY&SPINGLE MOVE について
株式会社スピングルカンパニーは、モノづくりが盛んな備後地⽅にある広島県府中市に本社を構えるスニーカーのメーカーです。親会社のゴム加⼯メーカー株式会社ニチマン(代表取締役社⻑︓内⽥貴久)が1997 年に設⽴しました。バルカナイズ製法にこだわったスニーカーブランドとして2002 年1 ⽉にデビューしたSPINGLE MOVE は、昨年20 周年を迎えました。履き⼼地にこだわり、⾃社⼯場で⻑年培った技術と⾜になじむ⾰素材を融合させた新しい “レザースニーカー”として、「職⼈達の⾼い技術と品質を活かした、個性的かつ流⾏に左右されない商品」を追求しつづけています。
・社名:株式会社スピングルカンパニー
・所在地:〒726-0005 広島県府中市府中町74-1
・代表者:代表取締役社長 内田貴久
・設立:平成9年(1997年)4月
・事業内容:メンズ・レディスレザースニーカー生産・企画・販売
・販売店:スピングルショップ13店舗、全国の百貨店、シューズショップ350店舗(2023年4月現在)
・HP URL:https://www.spingle.jp/
・公式instagramhttps://www.instagram.com/spingle_move/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://www.spingle.jp
業種
製造業
本社所在地
広島県府中市府中町74-1
電話番号
0847-41-5609
代表者名
内田貴久
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年04月