【世界水の日】環境移送ベンチャー・イノカが水環境を考えるウェビナーイベントを3月22日に開催

環境移送技術(※1)の研究開発および社会実装を推進する株式会社イノカ（本社：東京都港区、代表取締役CEO：高倉 葉太）は、「世界水の日」である2021年3月22日に、世界の水質や海の環境を考えるウェビナーイベントを開催します。イノカは今後も、SDGsの重要性が高まる昨今で、より多くの方に世界の水問題に関心をお持ちいただけるよう啓蒙活動を行って参ります。

イベント開催の背景
世界水の日（World Water Day）は、1992年12月に開催された国連総会本会議で決議された記念日です。この日は水資源の開発・保全や、アジェンダ21の勧告の実施に関して普及啓発を行う日とされており、世界では毎年多くの会議やセミナーなどが実施されています。(※2)

日本ユニセフ協会の発表によると、世界人口の半数以上が水道を使えるようになった今なお、約6.6億人が安全な水を手に入れられない状況にあります。このように、美しい水質環境を保つことが人間の生存において大きな機能を果たしているにも関わらず、水質環境の良い日本では特に、その重要性はまだ一般的に広く認知されていません。

同様に、世界自然保護基金では美しい水質環境でしか生息できないサンゴ礁についての調査が発表されています。サンゴ礁は地球上の全海洋面積のうち世界の0.2%程度にすぎない一方で、1平方kmのサンゴ礁が年間15t（約9万3000種 / 海洋生物種の25％程度）の食料を生産しています。しかし、多くの方はそうした現状を把握していません。サンゴ礁は年々減少し続けており、淡水だけでなく海水においても、今後の水環境改善の重要性は高まる一方です。

そこで、世界水の日を契機に世界の水質環境に目を向け、これからを一緒に考えるメッセージを発信すべくウェビナーイベントの開催に至りました。ぜひこの機会にご参加ください。

イベント概要
日時：2021年3月22日(月)15:00-16:30
参加費：無料
開催：Zoomを予定しております。Wi-Fi環境など通信状態が良い場所でご視聴ください。
参加お申し込み：https://bit.ly/3dL9PQ2
申し込み締め切り：3月19日(金)17:00まで

こんな方におすすめ：
・SDGsを推進する企業の担当者様
・CSRの新しい施策を考案中の担当者様
・水や海の環境改善に取り組む担当者様

株式会社イノカ 概要
「人と自然が、100年先も共生できる世界を創る」という理念のもと2019年に創業した東大発のベンチャー企業です。IoT・AI技術を活用して生態系を陸上に再現する『環境移送技術』の研究開発および社会実装を推進しています。

日本で有数のサンゴ礁飼育技術を持つアクアリスト(水槽飼育者)と、東京大学でAI研究を行っていたエンジニアが中心となり、特定水域の生態系を陸上の閉鎖環境に再現することに成功。20年からはモーリシャスの環境回復プロジェクトにも参画している。

研究機関と協同して環境DNA分析やプロテオミクス技術などを活用し、海洋環境の健康診断技術の確立に向けた研究を推進。民間企業と連携して、環境保全活動や教育事業に取り組みながら、新たなイノベーションを生む研究プラットフォームとしての活用も目指しています。

会社名：株式会社イノカ
代表者：代表取締役CEO 高倉 葉太
設立：2019年4月
所在地：東京都港区虎ノ門1-4-7 第一誠ビル3・4階
会社HP：https://corp.innoqua.jp

※1 環境移送技術とは
水質(30以上の微量元素の溶存濃度)をはじめ、水温・水流・照明環境・微生物を含んだ様々な生物の関係など、多岐に渡るパラメータのバランスを取りながら、自社で開発したIoTデバイスを用いて実際の自然環境と同期させ、特定地域の生態系を自然に限りなく近い状態で水槽内に再現するイノカ独自の技術のこと。

※2 世界水の日とは
国土交通省
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/tochimizushigen_mizsei_tk1_000013.html