[レポートシェアリング] 「2022年ハイパーカジュアルモバイルゲームの市場インサイト」

Sensor Tower

2019年以降、ハイパーカジュアルモバイルゲームは4年連続で世界で最もダウンロードされたモバイルゲームカテゴリとなりました。2022年は前年に比べて世界のハイパーカジュアルモバイルゲームのダウンロード数は減少しましたが、アプリ内課金収益は成長傾向を維持し、2022年1月~8月の累計収益は1億6,000万ドルに迫っています。『2022年ハイパーカジュアルモバイルゲームの市場インサイト』では、世界のモバイルゲーム市場におけるハイパーカジュアルカテゴリの重要な位置づけを紹介し、ハイパーカジュアルモバイルゲームのダウンロード数と収益動向、各市場における変化状況、トップのハイパーカジュアルモバイルゲームとパブリッシャーの実績について分析します。
ハイパーカジュアルゲームは、依然として世界で最もダウンロードされているモバイルゲームのカテゴリ

近年、世界のモバイルゲーム市場におけるハイパーカジュアルモバイルゲームの人気は、シンプルなゲームプレイ、幅広いユーザー層、明確な広告マネタイズモデルにより年々上昇し、2019年から4年連続で世界で最もダウンロードされたモバイルゲームカテゴリとなりました。 2022年1月~8月のハイパーカジュアルモバイルゲームのダウンロード数は87億3,000万回に達し、世界のモバイルゲームダウンロード数全体の30%を占めています。

新型コロナウイルスの流行がモバイルゲーム市場に与える影響が徐々に減少するにつれ、2022年のハイパーカジュアルモバイルゲームのダウンロード数にも鈍化が見られます。それでも、デベロッパーがアプリ内課金モデルを模索する中、ハイパーカジュアルモバイルゲームのアプリ内課金収益は成長を続け、2022年1月~8月の累積収益は1億6,000万ドルに迫りました。

アジアとラテンアメリカでハイパーカジュアルモバイルゲームが大幅に成長

アジアでは、ハイパーカジュアルモバイルゲームのダウンロード数が年々増加し、2022年には全世界のダウンロード数の38%を占め、依然としてハイパーカジュアルゲームの最大市場であり、また主要な成長市場の1つでもあります。 一方、北アメリカやヨーロッパでは、ハイパーカジュアルモバイルゲームのダウンロード数シェアが近年減少を続けています。

アジア市場におけるハイパーカジュアルモバイルゲームのダウンロード数の伸びは、主にインドネシア、ベトナム、フィリピンなどの東南アジア各国によるもので、2022年にはいずれも前年比15%以上増加しました。2022年のアメリカ、ブラジル、ロシア、イギリスなどの国々のハイパーカジュアルモバイルゲーム市場は冷え込み、アメリカとロシア市場のダウンロード数は前年比15.3%減、同20.4%減でした。

ハイパーカジュアルゲーム市場の急速な変化と、激化する競争

2022年世界におけるハイパーカジュアルゲームダウンロードランキングでは、Homa Gamesの『Merge Master』がトップ、Take-Two Interactiveの新作『Fill the Fridge』が3位を獲得しています。 ハイパーカジュアルモバイルゲーム市場の変化は早く、2021年にダウンロードされたハイパーカジュアルゲームのトップ10のうち6つが2022年にはすでにトップ10圏外となっています。

また、市場の急速な変化に伴い、新しいハイパーカジュアルモバイルゲームのパブリッシャーにも頭角を現す機会が広がっています。 ironSourceと合併したハイパーカジュアルモバイルゲームパブリッシャーのSupersonic Studiosは、約7億7,000万ダウンロードでハイパーカジュアルモバイルゲームのパブリッシャー別ダウンロードランキングのトップに立ち、同社の『Bridge Race』と『Going Balls』が2022年世界のハイパーカジュアルゲームダウンロード数ランキングでそれぞれ2位と4位を獲得しました。

クリエイティブなビデオ広告がハイパーカジュアルモバイルゲームのユーザー獲得に貢献

ハイパーカジュアルモバイルゲームにとって広告出稿はユーザー獲得に欠かせません。2022年のハイパーカジュアルモバイルゲームの広告出稿はAppLovin、UnityやironSourceなどのプラットフォームが中心で、AppLovinは世界のハイパーカジュアルモバイルゲーム広告全体の37%を占めています。

ビデオ広告はハイパーカジュアルモバイルゲーム広告全体の約60%を占め、22%を占めるプレイアブル広告は主にironSourceとAppLovinに出稿されています。

一般的にハイパーカジュアルモバイルゲームのビデオ広告では、主なゲームプレイを簡単に紹介する、失敗例の提示によりユーザーの感情を刺激する、アピール性のあるキャッチフレーズを使用する、音楽エフェクトを追加してユーザー体験を高めるなどの広告戦略を用いて、広告の効果を高めています。


詳細情報は弊社ウェブサイトに記載しています:
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-hypercasual-games-2022-report-JP
https://go.sensortower.com/hypercasual-games-2022-report-japan.html?utm_source=prtimes&utm_medium=report-release&utm_content=hypercasual-games-2022-report-japan&utm_campaign=st-2022-10-game-ct-apac-hypercasualgamesreport-japan

------------------------------

Sensor Towerの紹介

Sensor Towerは2013年にサンフランシスコで設立された、Twitter、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。

Sensor Towerは、Pocket Gamer Mobile Games Awards 2022において、Best Analytics / Data Tool賞を受賞しました。


現在、Sensor Towerには、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウル、北京など、世界中にオフィスが点在しています。 弊社日本オフィスは東京都渋谷区にかまえられ、チームメンバーは日本のモバイルパブリッシャーをサポートすることに専念しています。ハイパーカジュアルゲームのリーダーとして認知されている面白法人カヤックや、ライブ配信アプリ運営も行っている株式会社ディー・エヌ・エーなどとのパートナーシップを次々と実現しています。日本オフィスは2021年春より本格的に始動したばかりですが、パートナー企業様が急増しております。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートを強化していく所存です。

Sensor Tower 日本オフィス代表
谷内 照吾
Shogo Yachi


Sensor Towerについての詳細情報は弊社ウェブサイトに掲載されております:
https://sensortower.com/ja
 

すべての画像


会社概要

Sensor Tower

8フォロワー

RSS
URL
https://sensortower.com/ja
業種
情報通信
本社所在地
-
電話番号
-
代表者名
Oliver Yeh
上場
未上場
資本金
5億6000万円
設立
2013年06月