EdgeCortixが業界をリードするSAKURA-I AIコプロセッサデバイスとMERAソフトウェアスイートの提供を拡大

世界中のEarly Access Program メンバーに提供される、高性能・低レイテンシ・低消費電力のエッジ重視の AI プラットフォーム

EdgeCortix株式会社

2023年4月20日、AI推論用の業界最高クラスの演算効率と超低レイテンシを実現することに注力した革新的なエッジAIプラットフォームサービス企業であるEdgeCortix®株式会社(本社:東京都渋谷区)は、「EdgeCortix SAKURA-I」と名付けられた、業界をリードする、エネルギー効率の高い、ターンキーのAIコプロセッサを、世界中の Early Access Program メンバーに向けて出荷することを発表しました


EdgeCortixの創設者兼CEOであるサキャシンガ・ダスグプタは次のように述べています。

 

「私たちは、半導体ソリューションとして最初の製品であるEdgeCortix SAKURA-I AIコプロセッサの出荷の開始を発表できることを大変嬉しく思っています。日本国内で設計・開発された「SAKURA-I」は、10W以下の消費電力で最大 40 TOPsのAI性能を備えています。Edge AIプラットフォームは、ソフトウェアとハードウェアのソリューションで構成されており、最近アップデートされたMERAソフトウェアスイートも含まれています。プログラムのメンバーには、民生・防衛の両分野で業界をリードするグローバルな企業顧客が多数含まれています。私たちは、EdgeCortixの製品とサービスを、顧客の皆さまの複雑でヘテロジニアスな環境に導入し、スケールを拡大して評価して頂ける機会を提供することに焦点を当て、EdgeCortix Early Access Program(EAP)を開発しました。EAPの目的は3つあります。顧客の既存のヘテロジニアスシステムへの統合の容易さを示すこと、顧客が競合製品に対してEdgeCortixソリューションの有効性と効率性について立証して頂けること、EdgeCortix製品管理者との直接のやり取りを促進し、場合によってはオーダーメイドの対応をさせて頂けるようにすることです。」

 

EdgeCortixのMERAソフトウェアのオープンソース版(ヘテロジニアスプラットフォーム用コンパイラとツールセットを含む)は、数ヶ月前からGithubで公開されており、EAPメンバーはこれまで、EdgeCortixのソフトウェアフレームワークの製品版と、EdgeCortixの特許技術であるニューラル処理エンジンIP、 Dynamic Neural Accelerator(DNA)を活用することができました。これからは、EAPにおいて AIコプロセッサ「SAKURA-I」の提供が開始されることになります。EdgeCortixのエッジAIプラットフォームの主要コンポーネントとして、SAKURA-Iは、1つまたは複数のディープラーニングモデルを同時に使用して、高速かつ電力効率に優れた推論を行うように設計されています。SAKURA-Iは、高解像度ビデオフィード、自律運行システムのリアルタイム制御、高周波信号処理または5G-AdvancedとAI統合アプリケーションなど、ストリーミングデータに対する高速なAI推論を必要とするアプリケーション向けに最適化されています。SAKURA-Iは、TSMC 12nm FinFETで実装され、業界をリードする推論性能を小さなフットプリントで低消費電力環境に提供されます。SAKURA-Iで動作するほとんどのモデルの平均消費電力は1W~5Wに過ぎません。

 

「EdgeCortixの技術は、エッジAIにおける最も困難な課題を解決し、低レイテンシと省電力だけでなく、高いスループットを実現するとともに、顧客がほぼすべてのシステムアーキテクチャに採用できる柔軟性を備えています。」

Mike Demler  (半導体業界アナリスト)


SAKURA-I AI コプロセッサは、人工知能に焦点を当てたアクセラレータデバイスであり、小規模から中規模のフォームファクタのシステムでの高速な演算と電力効率の高い推論処理のために設計されています。 SAKURA-I は、高解像度カメラやライダーのデータ、自律運行システムのリアルタイム制御、無線周波数 (RF) 信号処理、または 5G-AI 統合システムなどのストリーミング・データを使用するリアルタイム アプリケーションに特に適しています。 EdgeCortixの日本のR&Dセンターで設計された SAKURA-I コプロセッサは、空中、水中、または地上ベースの有人および自律運行型プラットフォーム、スマートシティ、スマートマニュファクチャリング、視覚および知覚、および5Gシステムのような消費電力や携帯性に制約のあるエッジデバイスにおいて業界をリードする AI 推論能力を提供します。

 

                  エッジ重視の汎用GPUと比べて、
            SAKURA-I は平均 3~8倍の優れたパフォーマンスを発揮

図1: EdgeCortix SAKURA-I は、さまざまな電力モードで最先端のGPUプラットフォームとベンチマークされています。 Edge GPU は TSMC 7nm製品であると想定されますが、SAKURA-I は TSMC 12nm製です。

エンドツーエンドのレイテンシは、すべての場合において、バッチサイズ 1 で測定されます。すべてのモデルはスパース性を持たせることなくINT8にデプロイされています。 Edge GPUのすべての測定値は、ベンダーの最新ツールによってコンパイルおよび最適化されています。すべての SAKURA-I 測定値は、EdgeCortix MERA v1.3ソフトウェアを使用してコンパイルされ、ハードウェアに展開されています。

 

 SAKURA-I エッジAIプロセッサ概要:

  • 最大40TOPS(シングルチップ)シングルボードに複数のチップを組み合わせることが可能。

  • EdgeCortix の特許技術であるランタイムで再構成可能なデータパス構造 - Dynamic Neural Accelerator IP を搭載。

  • オンチップ デュアル 64-bit LPDDR4x – シングルボードで最大 16 GB 

  • PCIe Gen 3で最大16 GB/sの帯域までカバー

  • ボードフォームファクターに基づいたPCIe のデバイスで TDP @10W-15W

  • オンチップでモデル計算を実行する際のダイナミックパワー ~1Wから5W

 

■参照リンク

 

■この記事に関するお問い合わせは下記へお願いします。
田畑 寛治

pr@edgecortix.com

 

■EdgeCortix株式会社について
EdgeCortix
は、エッジ向けの人工知能(AI)プラットフォームをサービスとして提供する企業で、コネクテッド・インテリジェント・エッジの未来を開拓しています。ハードウェアとソフトウェアを統合する「協調探索エンジン」という手法により、人工知能に特化したランタイムで再構成可能なプロセッサを一から設計しつつ、ソフトウェアファーストでアプローチするという考えのもと2019年に設立しました。高度なコンピュータビジョンアプリケーションをターゲットとし、FPGAなどの既存のプロセッサ上やSAKURA AI アクセラレータ・デバイスを用いた新しいチップレットアーキテクチャ上で独自のハードウェアやソフトウェアIPを使用して、5G/通信、防衛、航空宇宙、スマートシティ、インダストリー4.0、自動運転車、ロボット工学等、急速に成長しているエッジAIアクセラレーションの分野に積極的に参入することを目標としています。

詳細につきましては、下記リンクをご確認ください。

https://www.edgecortix.com/ja/

 

詳細・およびデモのご予約については info@edgecortix.com までご連絡ください。

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会社概要

EDGECORTIX株式会社

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URL
https://www.edgecortix.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F
電話番号
03-6417-9661
代表者名
ダスグプタ サキャシンガ
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2019年09月