【子どもが夢中になっている趣味ランキング】ママ・パパ514人アンケート調査

子どもの趣味に関する意識調査

株式会社アタム

オンラインイラスト教室を運営する株式会社アタム(本社:東京都港区、代表取締役:宮澤惇、以下 アタムアカデミー)は、小中学生のお子さんがいる親514人を対象に「子どもの趣味に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

あなたのお子さんには「夢中になっている趣味」がありますか?子どもの趣味は「学習意欲の向上につながる」「コミュニケーション能力が身につく」などと言われます。

今回、オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミー( https://atam-academy.com/ )は、小中学生のお子さんをもつ親514人に「子どもの趣味」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、公認心理師の佐藤めぐみ氏よりご考察いただいております。

【データの引用・転載についてお願い】

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「アタムアカデミー」のURL( https://atam-academy.com/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:小中学生のお子さんがいる親

調査期間:2024年3月22日~4月1日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:514人(女性359人/男性155人)

回答者の年代:20代 4.5%/30代 40.1%/40代 47.0%/50代以上 8.4%

【調査結果サマリー】

・子どもが夢中になっている趣味1位は「ゲーム」

・子どもが趣味に費やす時間は「ほぼ毎日」

・子どもの趣味に理解がある親は92.6%

・趣味が子どもの成長に良い影響を与えていると思う親は78.2%

子どもが夢中になっている趣味1位は「ゲーム」

小中学生のお子さんがいる514人に「子どもが夢中になっている趣味」を聞いたところ、圧倒的に多かったのが、1位の「ゲーム(187人)」と2位の「動画視聴(175人)」でした。次ぐ3位は「スポーツ・運動(89人)」、4位は「絵を描く(70人)」となっています。

ゲームや動画視聴が人気なのは、スマホなどで手軽にでき、小学生から中学生まで幅広い子どもたちが楽しめるからだと考えられます。「友達とチャットや通話しながらゲームをしている」など、趣味が友達とのコミュニケーションに役立っている様子も見受けられました。

「スポーツ・運動」で多く挙げられたのは野球やサッカー。チームスポーツが趣味の場合は部活やクラブチームなどに所属しますので、交流の輪も広がりそうですね。

自作のイラストやハンドメイド品をSNSに投稿しているお子さんなら、趣味を通じてさらに幅広い地域・年代の人と交流することになりそうです。

またゲームや動画視聴をはじめ、インドアでできる趣味が多く挙がったのも特徴的です。子どもは大人に比べて移動手段が限られるので、「身近なところでできる趣味」「自力で行けたり、親に連れて行ってもらえたりする範囲でできる趣味」が多くなるのでしょう。

子どもが趣味に費やす時間は「ほぼ毎日」

子どもが趣味に費やす時間は、「ほぼ毎日」が80%以上で圧倒的多数。いつでもどこでもできるゲームや動画視聴が人気なので、毎日楽しむお子さんが多いのも納得できます。

スポーツを趣味としている場合も、自主練などで毎日やることは可能。好きだからこそ趣味になっているので、毎日やりたくなるのは当然でしょう。

子どもの趣味に理解がある親は92.6%

「子どもの趣味に理解がある方だと思うか」との問いには、「とても思う」「まあ思う」が合わせて9割以上にのぼりました。子どもの趣味を否定したり馬鹿にしたりしないよう、注意している親が多いとわかります。

ゲームや動画視聴など、親の立場からすると「子どもがハマりすぎると心配だな」と感じる趣味であっても、頭ごなしに否定して押さえつけると、子どもからの反発を招いたり委縮させたりしてしまうからですね。

実際親が「ひとりでゲームばかりしていないで、外で友達と遊んできなさい」「動画は止めて、勉強しなさい」と伝えても、素直に従う子どもは少ないでしょう。

「趣味と勉強・部活とのメリハリをつけることで、動画視聴やゲームはいい息抜きになる」という考え方もあります。

また「ゲームを作る側になりたいからプログラミングを勉強しよう」「自分でも動画を作ってみたいから動画編集ソフトの使い方を調べよう」など、趣味が学びにつながることも。

「新しいゲームソフトやキャラクターグッズを買いたいから、お小遣いをやりくりする」といった生活力につながることもあるでしょう。

一方、「絵を描く」「工作・ハンドメイト」「楽器演奏」など自分で手を動かして行う創作系・芸術系の趣味や、スポーツなどの体力増進に繋がる趣味については、喜んで応援できる親御さんも多いと想像できます。

「器用さや芸術的センスの獲得」「体力アップ」などのメリットがわかりやすいからですね。動画視聴などに比べて能動的に見えるのも、応援しやすいポイントかもしれません。

また「親が好きなスポーツを子どもが習いはじめて趣味になった」などの場合は、趣味を共有しているので、親子の会話が増えることも多いでしょう。

趣味が子どもの成長に良い影響を与えていると感じる親は78.2%

「趣味が子どもの成長に良い影響を与えていると思うか」と聞いたところ、「とても思う」「まあ思う」が合わせて78.2%で多数派となりました。趣味に熱中する経験や趣味から得られることが、子どものためになると考えている人が多いとわかります。

ただ「子どもの趣味に理解がある」と答えた人よりは割合が低くなっているのは気になるところ。「理解しているつもりだけど、正直なところ今の趣味が子どもにとって良いと思えない」と感じている人もいるとわかります。

趣味の内容や、勉強・部活とのバランスによって、捉え方も変わりそうです。

<趣味が子どもの成長に良い影響を与えていると思う理由>

・オンラインゲームでいろんな人と関わっているので、人間関係の勉強もできるかなと思っている(30代 男性)

・YouTubeで「歴史」「世界情勢」「多言語のリスニング」などが勉強できていると思います(40代 女性)

・お絵描きが好きで毎日描いています。そのおかげか「読書感想画」で賞をいただきました。毎日続けていたことに結果が出て、自信につながったように見えました(30代 女性)

・日々友達と公園でバスケットボールをしながら楽しそうに過ごしていて、友達とも良好な仲を築いているから(40代 女性)

楽しいと思えることに自発的に取り組むことで、知識や技術を習得できて「思考力」や「集中力」も高まると感じている人が多数。

例えば「どうやったら絵を上手に書けるか」「どうやったら工作で自分の作りたいものを形にできるのか」と考えたり調べたりすることで、「自分から調べる力」「考える力」が育まれると期待できます。そのため、直接学業や受験にはつながりにくい趣味でも長い目で見れば役立つと考えている親が多いと伺えます。

「もっと上手になりたい」「仲間とつながりたい」という意欲をもつことで、子どもたちは親もビックリするくらいの力を発揮することがありますよね。頑張って良い結果につながったり成果を評価してもらえたりすれば、自信もつきます。

チームスポーツであればメンバーとのコミュニケーションも多いので、コミュニケーション能力も鍛えられるでしょう。趣味を通じて交友関係が広がり、「家庭でも学校でもない居場所」ができるメリットもあります。

また「学校の勉強と部活」「塾」「習い事」で忙しい子どもも多く、趣味が貴重な息抜きタイムになっているケースも多いようです。

<趣味が子どもの成長に良い影響を与えていないと思う理由>

・ボイスチャットを使うゲームをしているので、口が悪くなりがち。また友達とゲームをするので、口喧嘩になりがち(20代 女性)

・時間の使い方が上手にならず、決められた時間をなかなか守れないので、いつも私や妻に叱られている。ゲームや動画のために、他のことを端折ってしまうこともあって、いつも注意している(50代以上 男性)

・ひとりで黙々と絵を描いているため、外で遊んだり友達と遊んだりする機会が減っていると思う(40代 女性)

・マンガで得られることもあるとは思うけど、同じものを暗記するほど読むので、「能力を勉学に活かして欲しい」と思ってしまいます(40代 女性)

全体的に、ゲームや動画視聴、SNSなど、スマホ・タブレットで行う趣味に対して「悪影響だと思う」「いい影響を与えると思えない」という声が多くなっています。

ゲームや動画にのめり込むあまり、睡眠時間が短くなるなど生活リズムが変わってしまったお子さんもいるようです。睡眠不足が学業や部活に悪影響を与えそうで心配ですよね。趣味と勉強のメリハリをつけようと声をかけるのは簡単でも、実際に習慣づけるのは苦労します。

またお子さんが「ただただ動画を見ているだけ」「惰性でゲームしているだけ」に見えてしまい、大丈夫なのかと心配になってしまう人も多いようです。「趣味は楽しむためのもの」「子ども自身が好きなことを尊重してあげたい」と思ってはいても、趣味からの学びや成長が見えにくいと不安になる人も多いのでしょう。

動画やゲームの影響で、乱暴な言葉や下品な言葉を使うようになるお子さんもいて、親御さんが「そんな言葉遣い、どこで覚えたの」と驚いてしまうことも。

またスポーツ・ダンスなどの趣味でも、仲間に年上メンバーが多いと「急に大人びた格好をしたがったり、他の子が持っているものを欲しがったりして困る」という面があるようです。大人っぽいものや年上の子どもたちに憧れるのは成長と捉えることもできますが、「あれもこれも」「買って買って」とねだられると困ってしまいますね。

ひとりで行うことが多い「絵を描く」「マンガを読む」については、「友達と遊ばないから心配」という声が寄せられました。

まとめ

子どもが夢中になっている趣味としては「動画視聴」「ゲーム」が多く挙げられました。多くの小中学生がスマホやタブレットを自身であるいは家庭で所有しており、無料で楽しめる動画やゲームも多いので、納得の結果です。

親御さんの多くは、子どもの好きなことや趣味を尊重したいと考えています。実際、スポーツや絵を描くといった趣味であれば、比較的メリットも見えやすく、気持ちよく応援できる方も多いでしょう。

アタムアカデミーでも、お子さんがイラスト教室に通うことで、様々なメリットを感じてくれています。

◯参考URL 子供をイラスト教室に習わせるメリット・デメリットとは?

https://atam-academy.com/blog/25707/

一方で、ゲームや動画で長時間ダラダラとスマホを触り続けることには抵抗がある人も少なくありません。「小中学生時代はしっかり勉強するための期間」「身体をつくる期間」だと説明し、趣味と勉強のメリハリをつけるようサポートしたいですね。

▽佐藤めぐみ氏の考察

今回の調査結果を見ると、全体としてインドア系の趣味が多く、アウトドア系を趣味にしている子が少ないことがわかります。10位まででは、スポーツ・運動のみ。現代っ子の趣味の傾向の1つと言えそうです。

また、特定の趣味に人気が集中しているのも特徴的です。一般的に”趣味“というと百人百様で、人それぞれ違うものにはまっている印象がありますが、今の子どもたちは3人に1人が同じ趣味。それだけゲームや動画視聴が子どもたちを魅了しているのでしょう。

そんなゲームや動画視聴も、中毒気味になるほどのめり込むと、親にとっては悪影響と映るようです。実際にスクリーン系のお悩みは、私の相談室でもここ数年で急速に増えており、1日の時間の使い方のバランスが崩れるほど画面の世界に没頭してしまうと、もはや好意的には捉えられず、イライラの原因になりがちです。

どのような趣味であっても、睡眠や学業とのバランスが取れた状態でないと、その子自身の成長や親御さんの精神面にも影響を及ぼしかねません。子どもの趣味に対し、もし理解より懸念の方が上回る場合は、現状を振り返り、日常のリズムを整えていくのが望ましいと言えます。

▽監修者紹介

公認心理師 佐藤めぐみ

育児相談室・ポジカフェを運営(https://megumi-sato.com/ )。主にオンラインで子育てに関する相談や親御さんご自身のカウンセリングを行っている。専門は育児に悩むご家庭向けの行動改善プログラム、認知行動療法ベースの育児ストレス支援。

英・レスター大学大学院修士、オランダ心理学会認定心理士。

【データの引用・転載についてお願い】

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■アタムアカデミーについて

アタムアカデミーは、子供の創造性を育てるオンラインイラスト教室です。2020年5月よりオンラインのイラスト教室としてサービス提供開始し、2023年7月現在、小中学生を中心に日本全国から生徒が通う日本最大級のイラスト教室にまで成長しています。

サービスサイト:https://atam-academy.com/online/

■株式会社アタムについて

株式会社アタムは、「イラスト教育により子供の可能性を最大化する」をビジョンにオンラインイラスト教室を運営するスタートアップです。

所在地:東京都港区

代表者:代表取締役 宮澤惇

コーポレートサイト:https://atam-academy.com/

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会社概要

株式会社アタム

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URL
https://atam-academy.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区南青山2-2-15ウィン青山1214号
電話番号
03-4570-6962
代表者名
宮澤惇
上場
未上場
資本金
990万円
設立
2018年09月