Slackと複数の生成AIモデルをSlack上で利用できるアプリ「Party on Slack」 がリリース2周年を迎え最新アップデートでさらに進化
「Party on Slack」2周年、これまでどのように利用されてきたかの振り返りと共に、これからの未来に向けた機能追加の提供開始を発表、最新機能でSlackコミュニケーションを更に加速
株式会社リバネスナレッジ(本社:東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル 代表:吉田丈治)が提供している複数の生成AIモデルをSlack上で利用できるアプリ「Party on Slack」は、おかげさまで2周年を迎えました。1万人を超えるユーザーの皆様のご支援に心より感謝申し上げます。累計実行数は230万回、消費トークン数は182億を突破し、SlackにおけるAI活用がますます広がっています。そして今回はこれまで1万人を超えるユーザーがどのように生成AIを業務活用してきたのかを振り返ります。
Party on Slackの取得するデータについて
以下に示す統計データには、ユーザーが生成AIを具体的にどのように活用しているのかというデータは含まれません。Party on Slackではそもそも具体的な利用内容についてはセキュリティを考慮して取得しないように設計されているためです。ご了承ください。

2年間で累計230万回以上のAI命令が実行され、消費トークン数は182億を突破し、ユーザーの皆様によるAIの活用が着実に進んでいます。
また、ユーザー数は、1周年時の5,000人から倍増となる1万人を突破し、多くの方に「Party on Slack」をご支持いただいています。
特に直近1年間では、GPT4、Claude3.5 の利用率が大幅に増加し、より高度な業務へのAI活用が浸透しています。


言語モデルの利用動向を見ると、多様なプロバイダーの様々なモデルが利用されており、企業がニーズに合わせてAIソリューションを評価・採用していることが伺えます。利用割合は短期間で大きく変動し、生成AI市場のダイナミックさを示しています。全体的な傾向として、新しいモデルの利用が増加し、古いモデルの利用が減少しており、これは新しいモデルがより高い性能や機能を提供するため、企業が積極的に移行を進めているためと考えられます。
利用増減に見る言語モデルの進化
利用が増加している言語モデルは、高性能化と多機能化が進んでおり、より高度な自然言語処理能力や創造性を備え、特定タスクへの最適化やマルチモーダル対応も進んでいます(例:gpt-4oファミリー)。また、性能向上とコスト効率の両立も進んでいます(例:claude-3-5-haiku-20241022)。
Haikuモデルは、2月時点で既に高い利用率を誇っていましたが、3月にはさらに5.88%増加し、39.30%に達しました。これは、全モデル中で最大の増加率です。この顕著な増加は、Haikuモデルが提供する高速性とコスト効率が、ユーザーのニーズに合致していることを強く示唆しています。特に、大量のテキストデータを迅速に処理する必要があるタスク(例:リアルタイムチャット、ログ分析)において、Haikuモデルが選好されている可能性があります。また、2024年10月22日という比較的新しいバージョンであることも、性能向上やバグ修正に対する期待感を高め、利用増加に貢献していると考えられます。
一方、利用が減少している言語モデルは、性能面での陳腐化やサポート終了、新しいモデルによる特定機能の代替などが要因として挙げられます(例:gpt-4-turbo-2024-04-09)。
2025年3月時点の主要な変遷と今後
2025年3月時点では、高速性とコスト効率を重視したモデル(例:claude-3-5-haiku-20241022)と、マルチモーダルAIモデル(例:gpt-4oファミリー)の利用が拡大しています。これは、企業がAI導入の効果を最大化するために、費用対効果の高いソリューションを求める傾向が強まっていることと、AIの活用領域拡大に伴い、より複雑なタスクへの対応が求められていることを示唆しています。今後は、特定業界や用途に特化したモデルの開発が進むと予想され、企業は自社の課題に合わせて最適なモデルを選択し、AIの倫理面にも配慮しながら活用していくことが重要になります。
最新アップデートと新機能のお知らせ
今回、gpt-4.1、そしてo3、o3-high、o4-mini、o4-mini-high/Gemini 2.5 Pro対応、要約&DMキャンバス作成機能を追加し、最新機能でSlackコミュニケーションを更に加速
・最新AIモデルへの対応
OpenAIの最新モデル gpt-4.1、そしてo3、o3-high、o4-mini、o4-mini-high に対応し、より高度で自然な対話が可能になりました。 またGoogleの最新モデル gemini-2.5-pro にも対応し、多様なAI体験を提供します。
Party on Slackでは、マルチ生成AI環境を提供することでユーザーの皆様に最適なLLMを選んでご利用いただけるように開発を続けています。
・主要な新機能
Slackに聞く機能への要約機能の追加
Slack内の特定のチャンネルやスレッドの内容をAIが要約できるようになりました。 会議の議事録作成や情報共有の効率化に貢献します。
DMでのSlack Canvasの作成機能の追加
ダイレクトメッセージ(DM)においても、AIとの対話内容を簡単にSlack Canvasに出力できるようになりました。 個人的なメモやアイデア整理に活用できます。
LLMとの対話で出力した内容のSlack Canvasへの出力機能
AIとの会話の流れをそのままSlack Canvasに保存・共有できる機能です。 チームでの情報共有や議論の活性化に役立ちます。
Party on Slackは基本無料で安全に利用可能
Party on Slackは生成AIの利用を民主化すると謳い無償提供してきました。
情報セキュリティに配慮し、ユーザーの入力した情報や活用ログは私達のサーバに保存されるということはありません。
サポートする生成AIモデル及びサービスプロバイダについて
OpenAIのChatGPTを利用することを前提として開発されたParty on Slackは、今ではAnthropicの提供するClaudeや、Googleの提供するGemini、stability.aiの提供するStable Diffusionといった生成言語モデルを利用することが出来るようになりました。
提供するプラットフォームも、AzureやGoogleCloudPlatformといったサービスプロバイダに対応するようになっています。
株式会社リバネスナレッジ
リバネスグループは、2014年のSalesforce導入を契機として、エンタープライズシステムの最適な実装および運用ノウハウを幅広く共有してまいりました。

今月行われた「Salesforce Japan Partner Award 2025」では、社内での Slack 活用のノウハウを活かしたマーケティング活動や、独自のサポートサービスの提供により、導入企業様の成功に貢献いただいた実績を評価いただき、「Japan Partner of the Year - Slack-」を受賞しました。
株式会社リバネスナレッジは「AI・ITを戦略的に活用できる組織の創出」をミッションに掲げ、蓄積した専門知識と実践経験をクライアント企業へ提供することで、業務効率の飛躍的向上、革新的な付加価値の創出、そして先進的な組織文化の醸成に寄与しています。

Party on Slack概要
・Party on Slack:SlackでChatGPTと会話ができるアプリ - Party on Slack
・Party on Slackサービス資料:https://lne.st/gpt
Party on Slackは無料で利用することができます。
今すぐインストールする場合は、Party on Slack 公式ページ の「インストールはこちら」よりインストールして活用ください。(※実際の利用には各種LLMのAPIキーが必要になります)
有償サポートプランについて
リバネスナレッジでは、各種アプリケーションを「Functions from L」として提供中です。基本的に無料で利用できるアプリケーションですが、これらのサポート、個別カスタマイズ、守秘義務契約といったサポートを有償提供しています。
Functions from L 紹介資料:https://lne.st/FFL
有償サポートを活用することで守秘義務契約を結ばせて頂き、これまでできなかった社内の機密情報に関する相談をすることで、より事業に直結するサポートを行うことが可能になります。
契約プランによってご協力出来る内容に違いがあります。詳細についてはプランをご確認ください。
Functions from L サポートプラン:https://lne.st/FFLP
有償サポート活用事例
スレッドメニューボタンのカスタマイズ対応(不要なものを削除)
活用ワークショップの開催
自社データを読み込ませたRAGを実現するための調整
etc…
■ お問合せ先
サービスに関するお問い合わせは、こちらのページより受け付けています。
アプリケーションのホーム画面にある問い合わせボタンからもお問い合わせいただけます。
リバネスナレッジが提供するサービスについて
リバネスナレッジは、Salesforce/Slack/Tableau等の導入支援事業、SaaS連携したアプリケーション開発事業、Slackアプリの提供を行う事業体です。特にSalesforceエコシステムで多くの先進事例を実装し、社外に発信しています。
アプリケーション提供「Functions from L」:https://functions.lne.st/
すべての画像