マイクロリンク、製造業向けIoTクラウドサービス「IoTGO」の電力使用量測定オプションのリリース及びアナログセンサー適用拡大を発表

マイクロリンク

株式会社マイクロリンク (本社: 愛知県名古屋市 代表取締役社長 : 久野 尚博、以下マイクロリンク)は、「IoTGO」にラインの稼働状況と対比しながら電力使用量を測定・記録できる新機能、電力使用量測定オプションとIoTの入力情報としてアナログ信号を扱うセンサーの適用拡大について発表します。

「IoTGO」は、マイクロリンクが2018年から提供する製造業向けIoTクラウドサービスです。製造データを自動収集し、蓄積したデータを分析することで、生産性や製品価値の向上などイノベーションにつながる革新的な知見を得ることを目的とするサービスです。「IoTGO」は初期費用が0円、月額利用料も低価格であり、導入のハードルが低く、DXに取り組む中小製造業80社以上に採用されてきました。



電力使用量測定オプションのリリースについて


新機能として電力使用量測定オプションを発表いたします。従来のIoTGOでは製造機械の稼働データを時系列に取得し、稼働に関する詳細なデータ(稼働率、稼働時間、ショット数カウント、チョコ停回数、サイクルタイム、サイクルタイムのばらつき、停止理由など)を取得することができました。今回、稼働データと電力使用量データを対比させて取得することが可能になったため、ライン稼働時の電力使用量の推移、非稼働時の電力使用量の推移などを「見える化」することにより、効率的な電力使用量の削減を計画することが可能になります。このようにライン稼働と対比させて電力使用量を測定するだけでなく、キュービクル単位やグループ単位の測定も可能であり、どちらもクラウド上のIoTGOダッシュボード上で確認することができます。電力使用量を効率的に削減し、それに伴ったCO2排出量の削減により、カーボンニュートラル目標の達成に貢献します。


アナログセンサー適用の拡大について


今回、各種アナログ入力センサーの取扱い拡大についても発表します。振動データや温度データなど生産中の情報を収集することで、故障予兆検知や熟練技能者のノウハウのデジタル化を通して、職人技の継承や加工機械のパラメータ最適化に役立てることができます。これまでの「IoTGO」ではアナログ入力センサーをデータ収集のために利用することはできませんでしたが、電力使用量測定オプション開発をきっかけにしくみを見直し、アナログ信号の収集についてご提案できることとなりました。


アナログ信号の測定にはセンサーゲートウエイが必要となり、センサー数に応じた初期費用が必要となります。これまでの「IoTGO」では全設備の共通要素である稼働状況を測定し、全体最適化を目指す、広く浅いIoTとして紹介して参りましたが、アナログ入力信号は、設備に特化した個別の測定が必要であること、またデータによっては膨大なデータ量となるため、クラウドには送信せずセンサーゲートウエイにデータを蓄積します。また、データの閲覧もセンサーゲートウエイのダッシュボードを利用します。但し、電力使用量データについては、各製造機械共通のデータとして扱うことが可能であるためクラウドに送信し、クラウド上の「IoTGO」のダッシュボード上で表示し、稼働状況と対比した電力使用量の見える化を可能とします。利用できるセンサーの種類は次のものがあります。


・6軸モーションセンサー

・3軸加速度センサー

・AC電流センサー

・DC電流センサー

・汎用電流入力(4-20mA)

・汎用電圧入力(0-5V)

・環境センサー(気温、気圧、湿度)

・非接触温度センサー

・接触温度センサー

・熱電対センサー

・汎用アナログ入力(電流、電圧)

・パルス入力


工場間でこれらのデータを共有したい場合など、クラウドにデータ送信が必要な場合には、IoTGO SaaS環境ではなく、顧客専用の「IoTGO」動作環境を構築した上でソフトウエアのカスタマイズをいたします。顧客個別動作環境構築については、既にIoTGOパッケージ版として提供中です。


「IoTGO」の開発経緯について


「IoT GO」は、株式会社マイクロリンクと、関連会社である久野金属工業株式会社(本社:愛知県常滑市 代表取締役社長: 久野忠博、以下 久野金属工業)により共同開発されました。久野金属工業は自社の製造設備にIoT端末を設置し、実証実験を行い、そのフィードバックを元に、「IoT GO」の製品開発をマイクロリンクが行いました。「IoT GO」で利用するクラウドには、Microsoft Azureを採用しています。マイクロリンクは、Microsoftソリューションパートナーに認定されており、ISVサクセスプログラム、生成AI事業化支援プログラム等のMicrosoftのパートナー施策を活用し、開発を行ってきました。今年度は「IoTGO」における生成AIの活用について取り組んでいます。電力使用量測定及びアナログセンサーの活用は、株式会社名張製作所を配下に持つ株式会社名張ホールディングス(本社:愛知県大府市、代表取締役社長:安藤 鉦太郎、以下:名張HD)との連携によって開発を進めました。今後もさらに連携を深め、お客様のニーズにお応えして参ります。


「IoTGO」基本サービスの特徴と効果


1.     改善活動を通した生産性向上。 

自動収集したデータから改善ポイントを的確に定めることが可能になり、改善活動を促進します。また、改善前と改善活動後のデータ、すべてをモニタリングしているので、改善活動の効果を正しく把握することができます。改善活動を通した生産性向上を実現できます。


2.      新規設備投資の抑制

生産性向上の効果により、新規設備を導入することなく増産が可能になります。また、設備の能力を正しく見積もることが可能になります。新規設備や設置場所の費用を抑制することができます。


3.     人件費の抑制

生産性向上の効果により、時間あたりの生産量が増加するため、人件費を抑制することができます。


4.     いつどこでも生産状況のリアルタイムモニタリング

PCだけでなく、スマートフォンからも情報を確認できるため、管理者がラインの稼働状況をいつでもどこでも見守ることができます。また、遠隔地の工場の生産状況も同様に確認できます。


5.     現場の改善意識が高まり稼働率が上がる

現場アンドン画面で稼働率などのデータが見えることにより、作業者が仕事の出来を客観視できます。改善点を意識することにより現場の意識を高め、生産性が向上します。


6.     製造業向きの画面設計でわかりやすい

「IoT GO」のモニター画面、アンドン画面は製造現場を知った現場発想で設計されています。専門知識がなくても表示されている情報を理解できます。


7.     低リスクで導入可能

基本構成は初期費用0円なので、低リスクで導入することが可能です。最小限の経費でスタートし、導入後に効果を確かめてから設置台数を増やしたり、オプション追加したりすることができます。


8.     SaaS版とパッケージ版を提供

設置台数が多く、サブスクリプションの経費が心配な場合には、パッケージ版による買取りを選択することが可能です。


9.     タイムゾーンに対応

タイムソーンの異なる海外での利用を考慮し、ライン単位でタイムゾーンを変更することが可能です。


サービスの価格 


 お問い合わせください。


エンドースメント 

 本発表にあたりエンドースメントをいただいております。(敬称略)



日本マイクロソフトは、株式会社マイクロリンク様によるMicrosoft Azureを基盤としたIoTクラウドサービス「IoTGO」のカーボンニュートラルに向けた機能強化を心より歓迎いたします。また、適用できるセンサーの多様化対応により、お客様の生産性向上に様々な面で貢献できるものと考えております。


今後も日本マイクロソフトは、株式会社マイクロリンク様と連携し、生産性向、イノベーション推進に役立つクラウドソリューションの提案を加速してまいります。


日本マイクロソフト株式会社

業務執行役員

パートナー事業本部

コーポレートソリューション営業統括本部長 

滝本 啓介




東京エレクトロンデバイスは、マイクロリンク様の「IoTGO」の電力使用量測定オプション提供開始とアナログセンサーの適用範囲拡大を心より歓迎いたします。

「IoTGO」の進化は、製造業のお客様の生産性、エネルギー管理の効率化に大きく寄与すると考えております。

弊社は、Microsoft Azureを活用したIoTソリューションを展開しており

今後ともマイクロリンク様とともに製造業のお客様へ価値あるソリューションを提供してまいります。


東京エレクトロン デバイス株式会社

 執行役員 クラウドIoTカンパニー プレジデント 初見 泰男




名張ホールディングスは、この度マイクロリンク様がご提供開始される「IoTGO」電力使用量測定オプションを心より歓迎いたします。「IoTGO」の技術進展は、製造業が抱える課題を解決へと導く大きな可能性を秘めたものであると確信しております。

弊社はIoTデータ収集ツールを製品展開しており、両社の技術を組み合わせることで、お客様のカーボンニュートラルや生産性向上に役立つ新たなソリューションの提案・提供ができるものと期待しております。

今後もより一層マイクロリンク様との連携を強化し、お客様の価値創造に貢献できるよう努めてまいります。


株式会社名張ホールディングス

常務取締役 中村 廣一郎


株式会社マイクロリンクについて 

株式会社マイクロリンクは、1989年にPCネットワークキングでソリューション開発を行うことを目指して設立されたソフトウェア開発ベンチャーです。 現在は、マイクロソフトのソリューションパートナーとして活動しており、Microsoft Azure、Microsoft 365、Microsoft Defender XDR、Azure Open AI Serviceを使ったソリューション展開を手がけています。 製造業を中心としたDX推進支援が主な事業であり、DX推進する生産管理等の業務ソリューション開発も進めています。IoTに関しては、「IoTGO」サービスに加えて、受託開発ニーズにも対応しています。




◇お問い合わせ

   株式会社マイクロリンク 営業部

         TEL      : 052-688-0521

              FAX     : 052-688-0567

              Email   : info@microlink.co.jp

              Web     : https://www.microlink.co.jp


*Microsoft、Azure、Microsoft 365、Microsoft Defender、は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。

* Microsoft 365 は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。

*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。


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会社概要

株式会社マイクロリンク

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URL
https://www.microlink.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号 STATION Ai 5-W12
電話番号
052-688-0521
代表者名
久野 尚博
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1989年04月