Q.ENEST、大規模バッテリーエネルギー貯蔵システムを活用する、初の高圧蓄電所の新設が決定
~エネルギーの安定供給と電力系統の負荷軽減に貢献~
Q.ENESTホールディングス株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:張 熙載 以下、当社)は、このたび、栃木県佐野市において、当社初となる系統用蓄電池を活用した「Q.ENEST佐野高圧蓄電所(以下、本施設)」の新設を決定いたしました。本施設は、経済産業省の「令和6年度 再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の対象事業として採択されており、出力1,999kW、容量8,226kWhを誇る大規模蓄電所となります。

本施設の中核を成す系統用蓄電システムには、株式会社パワーエックス(所在地:東京都港区、取締役兼代表執行役社長CEO:伊藤 正裕)が日本国内で製造する「Mega Power」を採用し、運用は、当社の子会社であるQ.ENESTでんき株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:張 熙載)が担います。また、設計・調達・建設(EPC)は、株式会社グリーンエナジー&カンパニー(所在地:徳島県板野郡松茂町、代表取締役社長:鈴江 崇文)の子会社である株式会社グリーンエナジー・プラス(所在地:東京都杉並区、代表取締役:竹村 敏之)が担当いたします。2025年3月の着工、同年7月の系統連系開始を目指し、プロジェクトを推進してまいります。

当社はこれまで、太陽光発電所の自社運営、PPA事業の展開、太陽光電力の買取事業などを通じ、再生可能エネルギーの普及に尽力してまいりました。また、再生可能エネルギーの発電から電力需給管理、蓄電池制御、電力小売りまでを当社グループ全体で一体的に実施する体制を整えております。
近年、再生可能エネルギーの更なる導入拡大には、電力系統の安定化が不可欠であり、蓄電システムの役割が益々重要性を増しております。このような課題に対応すべく、当社は本施設を活用し、需給調整市場、容量市場、卸電力市場での運用を行うことで、日本の電力系統における需給バランスの最適化と系統混雑の軽減に貢献し、電力の安定供給に寄与いたします。
当社グループは、本施設の運営で得られた知見を活かし、将来的には産業用蓄電システムの制御を含むVPP事業におけるアグリゲーターとしての役割を担うべく、技術開発を強化いたします。
今後、本施設を皮切りに、当社グループ全体で系統用蓄電池事業をさらに推し進めてまいります。
■Q.ENEST佐野高圧蓄電所の概要
所在地:栃木県佐野市
定格出力:1,999kW
公称容量:8,226kWh
連系開始:25年7月末(予定)
【Q.ENESTホールディングス株式会社について】
ハンファジャパン株式会社の日本法人の電力事業として設立され、2023年に独立。グリーンテクノロジー事業を主軸にVPP事業・蓄電池事業・太陽光発電事業・電力小売事業など、再生可能エネルギー分野における多角的な事業を展開している。日本におけるグリーントランスフォーメーション(GX)を推進すべく、自社の発電・小売ノウハウに基づいた独自のグリーンテクノロジーを活用し、誰もが適切な価格で再生可能エネルギーを利用できる発販一体ビジネスモデルの構築を目指す。
Q.ENESTホールディングス公式ウェブサイト:https://www.qenest.com/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像