環境と未来をつなぐ知育パズルデザイン
廃アクリルから生まれる新たな価値
株式会社家’s(本社:富山県高岡市、代表:伊藤昌徳)は、株式会社FOOD & LIFE COMPANIES (本社:大阪府吹田市、社長執行役員CEO:山本雅啓)の展開するスシロー店舗で使用されていた飛沫防止用アクリルパーティションの一部を知育玩具へとアップサイクルする取り組みにおける、製品デザインを担当しました。この再資源化プロジェクトへの参加は、同社の廃棄物管理を担う株式会社サティスファクトリー(本社:東京都中央区、代表取締役:小松武司)に協力する形で実現しました。
プロジェクトについて
このプロジェクトは、不要になったアクリルパーティションを再資源化して社会に役立つ製品へと再生することで、環境配慮と地域社会への貢献を目的としています。これまでアクリルパーティションは、私たちをウイルスから守る盾として重要な役割を果たしてきました。しかし、新たな時代において私たちを守るのは、知識や思考力であると考えました。私たちは、このアクリルパーティションを知育玩具として生まれ変わらせ、次世代の学びを支える道具へと昇華させました。この取り組みにより、廃棄物の再利用を推進すると同時に、未来を担う子どもたちの創造力や考える力を育むことができると信じています。
デザインについて
・シンプルな形状の追求
四角、三角、丸という幾何学的でシンプルな形を採用し、直感的に組み合わせを楽しめるデザイン
・染色による魅力的な変化
アクリルパーツを染色することで、表面の傷を隠しながら、明るく鮮やかな印象を与えるデザイン
・遊び心をくすぐる「目」の要素
パーツに丸い穴を設け、そこに「目」を想起させることで、生き物の表情や動きを感じさせる仕掛け
・魚の形を自由に創造
2つのパーツを組み合わせると、体と尾びれが自然と魚の形を成し、想像力を広げるきっかけに
・多彩な組み合わせで生まれる変化
組み合わせの工夫次第で、大きな魚や魚群など、様々なシーンやストーリーが生み出せる多様性を表現
プロジェクトの成果と環境貢献
今回のプロジェクトでは、国内のスシロー店舗から合計5,589kg飛沫防止用アクリルパーティションが回収され、その一部を再資源化してお子さま向けの立体型パズルを製作し、施設で暮らすお子様たちへ寄贈しました。これにより、廃棄物の焼却処理を回避し、CO2排出を12,295kg削減するという環境保護効果を達成しました。
デザインは単なる形を作るだけでなく、社会的課題に対する解決策を提供する力があります。今回のプロジェクトでは、持続可能な社会を実現するためのデザインの役割を再確認しました。今後も環境に配慮し、社会に貢献するプロダクトデザインに積極的に取り組んでまいります。
本取り組みに関わる企業一覧
・株式会社FOOD & LIFE COMPANIES、株式会社あきんどスシロー(プロジェクト主体)
・株式会社サティスファクトリー(コーディネート)
・株式会社家’s(デザイン)
・有限会社三幸(加工)
本取り組みに関わるリリース
・2024年8月22日|株式会社FOOD & LIFE COMPANIES
スシロー、アクリルパーティションを再資源化 その一部を知育玩具へアップサイクルし地域のお子さまたちへ寄贈
・2024年8月28日|株式会社サティスファクトリー
リリースに関する問い合わせ先
株式会社家’s(イエス)
担当:伊藤昌徳
メールアドレス:masanori@iyes.co.jp
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