April Dream Project

新しい森林文化を耕し、木材活用の先の100年を見据えた「森」とあなたとの関わりを提案します。

このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。

当社は、「April Dream 4月1日は、夢の日。」に参加しています。このプレスリリースは「日建設計コンストラクション・マネジメント」のApril Dreamです。

【新しい森林文化を耕すために】
日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社(以下:日建設計コンストラクション・マネジメント)では、社会課題解決へ向けた取り組みとして「森林」について、ともに考え、学ぶ媒体「新林」(しんりん)を2021年1月に立ち上げました。この造語「新林」には、人によってつくられた人工“林”において、木こりとともに“斤(おの)”を持ち、地域の方々とともに企画を“立”案し、“森”における文化を耕していきたいという想いが込められています。
この「新林」を通して、大切だとわかっているけれど、詳しく知らない「森林」について、まずは多くの方々に知ってもらい、ともに森林文化を耕していくための土壌を耕していきます。

ともに考え、学ぶ媒体「新林」0号、1号表紙ともに考え、学ぶ媒体「新林」0号、1号表紙

【森林のいま】
国土の約7割が森林で、そのうち約5割が人工林という環境の中で、 私たちはこの人工林に、どのように目を向ければ良いのでしょうか。語源をたどると、「森」は人の手が入っていない場所、「林」は人の手が入った場所のことを指すことを知りました。つまり人工林は「森」ではなく、文字通り「林」なのです。現在、 私たちが目にする多くの人工林は1960年代の拡大造林政策により、人の手によって、成長の早い杉・ヒノキなどの針葉樹を、単一植生で密植したものです。植林から約60年が過ぎ、適切な間伐等の管理が、人の手によって行われていなければ、過密化して地表に光が射さず、生物多様性に乏しい、自然偏移が起こらない林として、存在することになります。

単一植生で密植された人工林単一植生で密植された人工林

【木材活用の先の100年を見据えた「森」】
気候変動対応の流れにおけるローカーボンな社会の実現を考えた時に、森林の適正な管理は、生物学的炭素固定法として一定の効果があるとされています。建材等での木材活用の模索が一段と進んでおり、木質資源の利用は進むと考えられます。
ただし広大な人工林を一括りとしての対応することは難しく、管理・搬出に費用面で負担が大きいエリアは必然的に競争力が落ちます。そこでは単純に現時点の木質資源を利用するという人工林から、別視点での価値基準での関わりをつくる必要があります。

搬出することがボトルネックとなる人工林は多い搬出することがボトルネックとなる人工林は多い

現在は樹齢60年の樹木でも、100年後には樹齢160年となります。例えば伝統的産地(奈良県吉野等)での現在価値に依存しすぎない150年程度の長い時間軸の営みのように、先人から受け継いだものを後世に引き継ぐ取り組みも一つのアプローチになります。また一方で、次の100年を、放置された人工林から自然偏移が可能な状態まで人の手をいれ、以降は自然の力に委ねるサステナブルな保全林化の取り組みなども考えられます。

放置人工林に適切に手を入れ、保全林として活動の「森」としている事例放置人工林に適切に手を入れ、保全林として活動の「森」としている事例

【いま、「森」とあなたの関わり方】
いずれの場合でも、人と人工林が関わりを持ち続け、次の100年を見据え、コンセプトを持ち活動することが重要となります。いまの行動が30年先を決め、その次の世代にバトンを渡すことになります。木材利用する人工林であっても、保全林としての人工林であっても、一度人の手が入った以上、人が関わり続ける必要があります。
私たちは社会課題解決の取り組みとして、「木を伐る活動」(通称:木こり活動)を実施しています。これは放置人工林に対して、人の手を入れながら保全林化し、自然偏移を促す「森」へと保全活動を行うものです。保全林化された人工林には、日が射し、生物多様性が確保され、人の活動を許容する場としての環境をつくり出すことを目標としています。木こり活動の中では、木を伐ること、木を運び出すこと、山を整備することを、リアルな原体験として持ち帰ることができるプログラムを実施しています。この体験プログラムを各地のパートナーと共につくり、個人・企業の方々に提供できる「森」とあなたの関わり方を発見するプラットフォームとして、100年後の豊かな日本のサステナブルな森林環境に寄与していきます。

のこぎりで木を伐る体験の様子のこぎりで木を伐る体験の様子

 

重機を使わず木を運び出し、その重さを知る重機を使わず木を運び出し、その重さを知る

しかしながら、ひとりの個人、ひとつの企業でできることには限界があります。私たちの世代では、「森」との関わり方に感心のある企業・個人が連携して、行動することが求められていると思います。生き方、暮らし方、住まい方、働き方の根本が問われる、いまだからこそ、私たちと一緒に新しい森林文化を耕しませんか?


「新林」編集長、「木を伐る活動」代表者:吉岡 優一(よしおか・ゆういち)
 

日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社
マネジメント・コンサルティング部門 兼 サステナビリティ推進チーム
ディレクター

 


日建設計にて、超高層複合開発、公共施設、研究施設等のBIMを利用した設計業務に従事し、2015年より現職。
大学院でのリサーチ経験をもとに、事業主の視点に寄り添ったライフルサイクルマネジメントを行う。サステナビリティ推進の立場から、「新林」の企画編集、各種プログラム策定を通して、地方自治体、民間企業との連携の架け橋として活動している。

「April Dream」は、4月1日に単に笑えるネタではなく実際に企業が叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。

【日建設計コンストラクション・マネジメントについて】
日建設計コンストラクション・マネジメントは、マネジメントというサービスを通じて建設事業を中心とするあらゆるプロジェクトの課題を解決します。私たちはコンストラクション・マネジメントのパイオニアとして2005年の設立以来、数々のプロジェクトを成功に導いてきました。豊富な経験と高度な専門知識・技術を活用しながらクリエイティブなアイデアで、クライアントの想いにこたえていく。私たちは、マネジメントの力で“今あるもの”を“まだない明日”へとつなぐ会社です。
□社名:日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社
□所在地:東京都文京区後楽1-4-27
□HP:https://www.nikken-cm.com/

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会社概要

URL
https://www.nikken-cm.com/
業種
建設業
本社所在地
東京都文京区後楽1-4-27
電話番号
03-5803-9770
代表者名
水野 和則
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
2005年01月