“敷き布団洗濯の効果検証報告“のお知らせ
〜株式会社グランセルとフトン巻きのジローが発表〜
株式会社グランセルは、株式会社ランドリージローからの委託研究をおこない「敷き布団の洗濯による衛生状況」を科学的に検証いたしました。
その結果、敷き布団の洗濯は、様々な疾患を引き起こすハウスダストの原因となるダニアレルゲンや、細菌・真菌類の除去に非常に有用であることが実証されましたので、以下の通りご報告いたします。
その結果、敷き布団の洗濯は、様々な疾患を引き起こすハウスダストの原因となるダニアレルゲンや、細菌・真菌類の除去に非常に有用であることが実証されましたので、以下の通りご報告いたします。
日本人の寝具環境
日本人はどのように寝てきたか?
弥生時代、竪穴式住居の遺跡から丸太のベッドの痕跡が発見されている。この時代は木や「むしろ」の上に寝ていたと考えられている。
奈良・平安時代の貴族は畳の上に、着物を掛け布団として寝た。
現代のような敷き布団、掛け布団が登場したのは、木綿栽培が発展した戦国時代からである。2千年近くかけて、日本人はふかふかの布団にくるまる幸せを獲得したのである。
しかしながら、弥生の昔から2千年以上、寝具の衛生環境という問題は十分には議論されていない。ハウスダストによるアレルギー疾患の健康被害に対して、寝具の衛生改善というアプローチが可能なのではないか。洗濯による衛生環境の変化を検証した。
寝具の衛生環境と健康の関係性
人体が長時間密着して過ごす寝具の衛生環境が、健康に影響を与えうる経路としては、以下の2つが考えられる。
・皮膚への直接的な接触
・寝具中の微粒子が付着した室内塵(ハウスダスト)の吸入や接触
寝具内には種々の細菌、真菌、ダニなどの微生物、ヒトやペットの皮屑(フケ)、花粉、様々な化学物質などが付着している。これらの物質は皮膚に対して直接の刺激を起こして接触性皮膚炎などの疾患の原因となることがある。また、直接の接触やハウスダストに付着したかたちで吸入することにより、それらの特定の物質に人体が感作されると、2回目以降の接触でアレルギー反応を起こし、様々な疾患の原因となる。アレルギーが関係する代表的な疾患としては、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などがある。
布団丸洗いによる効果
大型ランドリー機を用いた布団丸洗い(フトン巻きのジロー石嶺店における「布団洗い・乾燥60分コース」)によって、一般細菌、真菌、ダニアレルゲンがどのように変化するかを検証した。また、参考として布団の厚みを測定した。
結果
図 3 洗濯前後の洗濯水
洗濯後には汚れがほとんど認められず、無色透明となった。
図4 天日干しと洗濯後の一般細菌・真菌生存率
洗濯により一般細菌は約15%、真菌は5%に減少した。
図5 ダニアレルゲン検査の結果
いずれの布団においても、洗濯後にはダニアレルゲンが陰性となった。
図 6 布団B 干前→干後→洗濯後
洗濯により布団の厚みは約150%に厚くなった
結論
敷き布団の一般細菌、真菌、ダニアレルゲンの除去率は、天日干しや掃除機よりフトン丸洗いの方が高いことが実証された。
洗濯によりハウスダストの原因となるこれらの物質を有効に除去することにより、寝具の衛生を改善し、ひいては気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の予防、症状改善、治療に有効な可能性が示唆される。
【株式会社Grancell】
琉球大学発ベンチャー第1号の承認を受け、大学で診療・研究に従事する医師・研究者たちが中心となり2017年2月に設立。再生医療で確立した技術を応用して、脂肪幹細胞培養液を原料としたスキンケア製品(コスメ アカデミア) の研究開発から製造販売まで一貫しておこなっている。
【株式会社ランドリージロー】
「フトン洗い」を前面に打ち出したコインランドリー「フトン巻きのジロー」を2016年6月に開業。沖縄県で生まれた初のビジネスモデルとして現在までに14店舗に拡大。年内の県外出店を皮切りに、2020年までに全国100店舗の展開を目標に掲げている。
日本人はどのように寝てきたか?
弥生時代、竪穴式住居の遺跡から丸太のベッドの痕跡が発見されている。この時代は木や「むしろ」の上に寝ていたと考えられている。
奈良・平安時代の貴族は畳の上に、着物を掛け布団として寝た。
現代のような敷き布団、掛け布団が登場したのは、木綿栽培が発展した戦国時代からである。2千年近くかけて、日本人はふかふかの布団にくるまる幸せを獲得したのである。
しかしながら、弥生の昔から2千年以上、寝具の衛生環境という問題は十分には議論されていない。ハウスダストによるアレルギー疾患の健康被害に対して、寝具の衛生改善というアプローチが可能なのではないか。洗濯による衛生環境の変化を検証した。
寝具の衛生環境と健康の関係性
人体が長時間密着して過ごす寝具の衛生環境が、健康に影響を与えうる経路としては、以下の2つが考えられる。
・皮膚への直接的な接触
・寝具中の微粒子が付着した室内塵(ハウスダスト)の吸入や接触
寝具内には種々の細菌、真菌、ダニなどの微生物、ヒトやペットの皮屑(フケ)、花粉、様々な化学物質などが付着している。これらの物質は皮膚に対して直接の刺激を起こして接触性皮膚炎などの疾患の原因となることがある。また、直接の接触やハウスダストに付着したかたちで吸入することにより、それらの特定の物質に人体が感作されると、2回目以降の接触でアレルギー反応を起こし、様々な疾患の原因となる。アレルギーが関係する代表的な疾患としては、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などがある。
布団丸洗いによる効果
大型ランドリー機を用いた布団丸洗い(フトン巻きのジロー石嶺店における「布団洗い・乾燥60分コース」)によって、一般細菌、真菌、ダニアレルゲンがどのように変化するかを検証した。また、参考として布団の厚みを測定した。
結果
- 天日干しした後の一般細菌生存率は77%、真菌は逆に127%と増加が確認された
- いっぽう、洗濯後の一般細菌生存率は15%、真菌は5%と大きく減少した
- 天日干しによりダニアレルゲンは除去されなかった
- いっぽう、洗濯によりダニアレルゲンは検出基準以下に除去され、陰性化した
- 布団の厚みは洗濯により約150%に増大した
図 3 洗濯前後の洗濯水
洗濯後には汚れがほとんど認められず、無色透明となった。
図4 天日干しと洗濯後の一般細菌・真菌生存率
洗濯により一般細菌は約15%、真菌は5%に減少した。
図5 ダニアレルゲン検査の結果
いずれの布団においても、洗濯後にはダニアレルゲンが陰性となった。
図 6 布団B 干前→干後→洗濯後
洗濯により布団の厚みは約150%に厚くなった
結論
敷き布団の一般細菌、真菌、ダニアレルゲンの除去率は、天日干しや掃除機よりフトン丸洗いの方が高いことが実証された。
洗濯によりハウスダストの原因となるこれらの物質を有効に除去することにより、寝具の衛生を改善し、ひいては気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の予防、症状改善、治療に有効な可能性が示唆される。
【株式会社Grancell】
琉球大学発ベンチャー第1号の承認を受け、大学で診療・研究に従事する医師・研究者たちが中心となり2017年2月に設立。再生医療で確立した技術を応用して、脂肪幹細胞培養液を原料としたスキンケア製品(コスメ アカデミア) の研究開発から製造販売まで一貫しておこなっている。
【株式会社ランドリージロー】
「フトン洗い」を前面に打ち出したコインランドリー「フトン巻きのジロー」を2016年6月に開業。沖縄県で生まれた初のビジネスモデルとして現在までに14店舗に拡大。年内の県外出店を皮切りに、2020年までに全国100店舗の展開を目標に掲げている。
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