大分大学医学部「低侵襲手術とAIのクロスイノベーションによる高度医療人材育成拠点の形成」（MIRAI Project)においてSIMPRESEARCH®を採用

株式会社４DIN

2025年4月21日 10時00分

大分大学医学部、次世代医療人材育成支援センター（METIS）を新設

大分大学医学部（所在地：大分県由布市、医学部長：猪股雅史）は、文部科学省の「令和６年度大学教育再生戦略推進費高度医療人材養成拠点形成事業（高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援）」に採択された「低侵襲手術とAIのクロスイノベーションによる高度医療人材育成拠点の形成」（MIRAI Project）において、次世代医療人材育成支援センター（METIS: Medical Education, Technology and Intelligence System）を令和6年10月1日から新設しています。

本プロジェクトでは、医療情報や手術動画データをビッグデータとして蓄積し、AI技術を活用した研究支援体制を構築します。これにより、研究・教育の質の向上とともに、低侵襲手術とAI技術の融合による医療イノベーションの推進が期待されます。

株式会社4DINのSIMPRESEARCH®による医療情報データベースの活用

医療情報データベースの可視化・分析には、株式会社4DIN（所在地：東京都港区、代表取締役：高橋精彦）が開発した臨床情報分析支援プラットフォームSIMPRESEARCH®が採用されました。SIMPRESEARCH®の導入により、データの価値を効率的に引き出し、研究支援活動の加速が期待されます。

大分大学猪股雅史医学部長からのメッセージ

我が国の課題である医師の働き方改革に伴う研究・教育時間確保の低下に対して、本プロジェクトでは、福岡工業大学（徳安達士教授）との連携および株式会社４DINとの協力の下、医学部内に次世代医療人材育成支援センター（METIS）を設置し、医療情報データベースとSIMPRESEARCH®を活用することで、加速的に研究力と教育力を向上させるとともに、次世代を担う高度医療人育成を推進します。また本学の強みである低侵襲手術（内視鏡・ロボット手術）とAI・データサイエンスのクロスイノベーションにより、革新的研究領域とともに新たな教育効果が生まれることも期待されています。

国立大学法人大分大学医学部について

1990年代初めより、我が国の内視鏡外科など低侵襲手術の開発・標準化・国際化をリードするとともに、2017年から日本医療研究開発機構（AMED）プロジェクトとして、AI・データサイエンスを活用した次世代内視鏡外科医療機器・システムのイノベーションやスタートアップ事業に取り組んでいます。この領域の知的財産取得の下、開発研究の事業化、社会実装を展開するとともに、高度医療人材育成のための特色ある医学教育および大学院教育を実践しています。アジア内視鏡人材育成支援大学コンソーシアムの全国の幹事校も務めています。

臨床情報分析支援プラットフォーム SIMPRESEARCH®︎について

SIMPRESEARCH®は、医療機関や研究者向けに開発されたクラウドベースの臨床情報分析支援プラットフォームです。これにより、医療ビッグデータの効率的な解析が可能となり、特別なプログラミングスキルがなくても直感的にデータを操作・分析できます。また、RやPythonを用いた高度な解析機能をクラウド内で提供し、安全で利便性の高い研究環境を実現します。

株式会社4DINについて

「ライフサイエンスデータを可視化し、最終受益者である患者への貢献を行う。」ことをミッションに掲げ、匿名化されたリアルワールドデータの分析環境を提供し、研究立案から論文化までの支援を行う会社です。

所在地：東京都港区新橋2-20-15　新橋駅前ビル1号館 805

設立：2003年6月

代表者：代表取締役　高橋　精彦

URL：https://4din.com

参考資料

・令和６年度９月学長記者会見

・【事項1】文部科学省「高度医療人材養成拠点形成事業」に採択（医学部）

～低侵襲手術とAIのクロスイノベーション（MIRAI Project)～詳細

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大分大学総務部総務課広報係