アパレルブランド「Knuth Marf」とインナーブランド「PALM」がコラボ 両者の強みを活かしたインナー3型を発売
Knuth MarfディレクターのChiEmiとPALMディレクターの長屋なぎささんによる対談で、コラボレーション実現の背景を語ります。
左:ChiEmi / 右:なぎさ
それぞれの、ブランドのこと
なぎさ:今回のコラボレーションは PALMからKnuth Marfさんにお声がけして実現しましたが、それは「心地よい響きを身に纏い 新たな世界へ旅立つ」というコンセプトや、ものづくりへのこだわりがすてきだなと思ったからなんです。
ChiEmi:うれしい。私はすごく旅が好きで、旅先でインスピレーションを受けたり、さまざまなものから影響を受けたりしています。でも、考えてみれば普段過ごしている毎日も、「新しい自分を探す旅先」でもありますよね。その旅先にあるKnuth Marfで、新しくて、ときめくような自分に出会える服を提案したいと思っています。
お声がけいただいて、PALMさんもすごくすてきなブランドだなと思いました。改めて、ブランドのことを教えてもらってもいいですか?
なぎさ:じゃあ、改めて(笑)。もともとはイギリスのヒンクリーという小さな街で1906年に生まれたインナーブランドで、100年前から使われているヴィンテージの編み機を使ってふんわりと柔らかく心地よく編んだ生地を使ってアイテムを作っています。インナーなので表立って見えるものではありませんが、だからこそ使う方の生活に寄り添った、心地よい、頑張りすぎない暮らしのお手伝いができるのではないかと思いながら、ラインナップ、価格などのバランスを考えています。
ChiEmi:私も実際にPALMさんのインナーを身につけてみました。着心地がとてもいいし、使えば使うほど味が出てくるなって実感しています。
コラボレーションに至った理由
なぎさ:Knuth Marfさんはコラボ自体、あまりされていないと聞きました。PALMとのコラボレーションを引き受けてくださったのはなぜでしょう?
ChiEmi:イラストレーターさんとコラボしたことはあるのですが、継続的なコラボや何パターンものコラボをさせていただくのは今回が初めてです。正直、コラボはあまり自分の中では重要視してこなかったのですが、PALMさんからお声がけいただいたときに、Knuth Marfの足りない部分をお持ちだな、PALMさんとだったら、Knuth Marfのお客様に喜んでいただけることができそうだなと感じました。というのは、私たちはインナーブランド専門ではないので、インナーに特化した工場さんのつながりがなく、着心地とデザイン性を両方追求するのは難しくて。デザイン性を優先してきたので、インナーの肌触りや細やかな部分に関しては課題がある状態でした。
なぎさ:うれしいです。実はPALMとしても、大々的にコラボレーションとして謳うのは、この春のKnuth Marfさんとの取り組みが初めてなんです。
ChiEmi:そうなんですか?知らなかった。どうしてコラボレーションをしようと思ってくださったのですか?
なぎさ:PALMディレクターとして4年の間、着心地の良さや質、生活になじみやすいデザインを提案して、10代から50代の方まで、幅広い方に手に取っていただきました。ここでそろそろPALMの「新しい顔」を見せたいな、何か表現したいなと思った時に、PALMだけではできないことを、コラボレーションすることで実現できるだろうなと思ったんです。
それでコラボレーション相手を探した時に、Knuth Marfさんは、たとえば生産者さんや作り手さん、販売員さんなどのモチベーションを大事にすることだったり、素材や作り方を丁寧に考えることだったり、といった私たちが大事にしている、ものづくりの「裏側」を、同じように大事にされているなと感じました。だからきっと、単に形や色といった目に見えるものだけではないことまで共感し合いながら、ご一緒できるのではないかと感じました。
コラボレーションがもたらしたもの
なぎさ:初めて打ち合わせをしたのは夏ぐらいでしたよね。お互いが大事にしているポイントがあって、さまざまなすり合わせを重ねてきましたが、お話しすればするほど、みなさんの人柄の良さが本当に伝わってきて。まだ作っている最中ではありますが、同じようなテンションで前向きに熱い気持ちを持って取り組めているのを感じています。ものづくりって、そういうことも本当はとても大事だと思うんですよね。
ChiEmi:そうですね!お互いに持っているものが違うので、意見を出し合うことで、本当に良いものができてきているなと思います。女性の体の悩みなど、今まで気にしていなかったけれど、言われてみればたしかに気になるなという点がたくさんありました。
なぎさ:細部を細かく調整することで美しさや着心地の良さが変わるという認識自体は一致していたのも良かったなと思います。ChiEmiさんが実際に着て、こだわりをもってミリ単位で修正してくださったので、一見シンプルだと感じるデザインでも、着てみると本当に体がきれいに見えるものに仕上がりました。
ChiEmi:着心地もデザイン性も、他にないものができましたよね!バストがきれいに見えたり、着痩せして見えたりと、女性にとってほしいところをこだわり抜けたと感じます。
インナーって素肌に一番近くて繊細な部分に触れていますし、体のラインも強調されやすいからこそ、心地よく、きれいに見えるようにアプローチをしてあげられれば、自信にもつながってくると思っています。それがPALMさんのおかげで実現できています。「早くみなさんにお見せしたい!」とずっと思いながら、今までやってきています。
できあがった3型のカップ付きタンクトップ
ChiEmi:今回は3つのコラボレーションアイテムを準備しています。1つはPALMさんがもともとやっていらっしゃるカップ付きのタンクトップを、別注という形で3カラー追加させていただきました。残りの2つは一からコラボレーションして作っていただいたカップ付きタンクトップ。フロント部分に重きを置いたデザインと、バッグ部分を重視したデザインの2つで、自分がどこにアクセントを置きたいかに合わせて選んでいただけるようにしました。
なぎさ:インナー使いとしてだけでなく、一枚で主役として使っていただいたり、何かを羽織ってチラ見せしたりと、どちらにも使える、楽しめるアイテムになりましたよね。3つのアイテムをどれも3カラーずつ展開して、ベーシックな色からパキッとしたアクセントカラーのものまであります。ChiEmiさんのアイデアで色が追加された結果、既存のアイテムでも、新しい表情が出せました。
ChiEmi:今回は3つともカップ付きタンクトップですが、PALMさんはもともとカップ付きのタンクトップをたくさん作ってらっしゃって、評価はとてもいいそうですね。
なぎさ:そうなんです。着心地の良さと、洗濯の時に型崩れしないなど、ちょっとした生活のしやすさを考えて、細部にこだわって仕上げています。
ChiEmi:Knuth Marfの今までのカップ付きタンクトップもこだわって作ってきましたが、PALMさんと一緒に製作することで、よりレベルアップしたと思います。インナーに特化されているブランドなだけあって、乾燥付き洗濯機でガシガシ洗っても、本当に型崩れしないですよね。それどころか、逆に生地がふんわりとしてきて、自分の体になじんできます。使えば使うほどどんどん自分なりの、愛着が湧くような着心地になっていくので、これからも長く愛用していきたいなと思っています。
なぎさ:うれしい。みなさんのインナーシリーズとして、長く愛着を持って愛用してもらえるものであればいいですよね。
【販売開始日】2024年4月19日(金) 21:00~
Knuth Marf (クヌースマーフ)
レディース、ユニセックス商品を展開するアパレルブランド。
トレンドに沿った衣服だけではなく、一癖あるデザインを生み出すことで、レディース/メンズの垣根を越えた商品を多数生み出しています。
心地よい響きを身に纏い
新たな世界へ旅立つ
” 新しい自分を探す旅先 ”でKnuth Marfを訪れ、
胸がときめくような新しい自分と出会う。
“ New Clothes, New Me. ”
●Knuth Marf 公式アカウント
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