インクルーシヴ・ジャパン、捨てられるはずのものに新たな価値を吹き込む「アップサイクルクリスマスツリー」に障がい者アートで彩りを加えました

~異業種連携で地球環境や多様性、日本の伝統を未来へつなぐプロジェクトに参画~

特定非営利活動法人インクルーシヴ・ジャパン(本部:愛媛県伊予郡松前町、理事長:松岡 邦彦、以下 インクルーシヴ・ジャパン)は、一般社団法人アップサイクル(所在地:大阪市、代表理事 森原 洋)が全国4カ所(沖縄県石垣市、兵庫県芦屋市、石川県金沢市、東京都渋谷区)に1か月間設置する、「アップサイクルクリスマスツリー」プロジェクトにおいて、本来捨てられるものや未利用であった資源や素材に、障がい者アートを加えることによってオーナメントの一部を制作したことをお知らせします。

捨てられるはずだったものに新たな価値を吹き込んだアップサイクルツリー~アップサイクルでつなげる未来~

 「アップサイクルクリスマスツリー」は、「アップサイクルでつなげる未来」をコンセプトに、一般社団法人アップサイクルに参画する全国44のうち25の企業・団体・個人がもつ資源や素材、技術を「クリスマスツリー」というカタチに集約し、その魅力と社会的意義を身近に感じてもらうプロジェクトです。インクルーシヴ・ジャパンは、所属作家それぞれのもつ感性によって、縫製工場から出る残布や端切れ、和紙や、コックコートなどの素材の一部に彩りを加えました。また、一部の作品は京友禅の金彩工芸士とコラボレーションする等、設置される各地域の文化や背景を活かして「海」「伝統」「多様性」「MOTTAINAI」 といったテーマに沿って制作することで、未来に向けたメッセージを込めました。

それぞれのツリーにおいて、幹は石垣島の廃棄漁網を再生した素材を使用し、枝葉の装飾には紙資源や間伐材を生まれ変わらせた和紙や、食品残渣で染色した”のこり染”の布地を用いており、約3mの高さがあります。インクルーシヴ・ジャパンは、本プロジェクトに参加することで、アート制作による就労機会を所属作家に提供するだけでなく、オーナメントを通じて資源循環や障がい者アートの魅力を皆さまに発信することを目的としています。

資源をつなげ、未来を創る:アップサイクルで描くクリスマスツリーの物語

 各地域の背景や特性を活かし、未来に残したいメッセージを込めたツリーをデザインしました。地域ごとのテーマを通じて、資源の循環と持続可能な社会づくりの大切さを感じてもらうことを目指しています。

一般社団法人アップサイクル内特設サイト:https://upcycle.or.jp/upcycled-tree-pj

「美しい海を未来へ」@石垣市役所(沖縄県)

海洋プラスチックをはじめとした資源を活用し、沖縄の美しい海とそこに生きる生物を表現したオーナメントを制作しました。

石垣島の海の景観や生態系を守り、失われないように私たちにできることを考え、行動することをメッセージとしています。

「ニッポンの伝統を未来へ」@金沢フォーラス(石川県)

金沢の加賀友禅をはじめとする伝統工芸・技術や伝統的な素材を用いたオーナメントを制作しました。ニッポンの伝統技術と文化の魅力・素晴らしさを、価値を変えることなく後世に伝えていくことを目指しています。

「ダイバーシティを未来へ」@芦屋市役所内カフェ(兵庫県)

異なる背景を持つすべての人々が共に手を取り合い、様々な文化が共存する社会で未来を築いていくことの重要性を伝えるツリーです。障がい者アートなどを通して、多様性を尊重し、互いに支え合いながら豊かな社会を目指すメッセージを表現しています。

「MOTTAINAIを未来へ」@ネスカフェ原宿(東京都)

 日本が世界に誇る"MOTTAINAI"の精神をもとに、コーヒーを通じて資源循環と廃棄物問題を考える作品を展示します。限りある資源を大切にし、循環型社会への意識を高めるメッセージを発信します。オーナメントは学生団体「Olly」の協力のもと制作され、次世代へのアップサイクル活動の認知向上にもつなげていきます。

(オーナメントのみ展示)

インクルーシヴ・ジャパン制作オーナメント概要(抜粋)

楮ガラ再生和紙
楮ガラ再生和紙
楮ガラ再生和紙
楮ガラ再生和紙
楮ガラ再生和紙
楮ガラ再生和紙
コックコート
コックコート
コックコート
コックコート
コックコート
コックコート
アクリル板
アクリル板
アクリル板

京友禅・金彩工芸士とのコラボレーションが実現

 一部のオーナメント制作にあたって、アップサイクルの会員企業であり「廣岡京染工芸」を展開している「株式会MOTHER EARTH」(本社:東京都港区、代表取締役:廣岡 輝、クリエイティブディレクター:水嶋 茂尭)とコラボレーションしました。和紙の原料である楮の木ガラを再生した紙に印刷された障がい者アートに、松本流金彩工芸士である廣岡讀氏が繊細な金彩加工を施しました。金彩技術は、日本では着物や工芸品などを艶やかに彩る技法として独自の発展を遂げており、今回、ヒカリのアトリエ所属アーティストの作品に取り入れることで、華やかながらどこか繊細さを感じる独特のオーナメントが生まれました。

【展示場所・期間】

石垣市役所

展示期間:12/2(月)~12/26(木)  新石垣空港から車で約20分

●住所 沖縄県石垣市字真栄里672番地

●時間 8:30~17:45(休館日:土日祝)

ASHIYA CAFE(芦屋市役所内)

展示期間:12/4(水)~12/25(水)

●住所 兵庫県芦屋市精道町7−6 1F 阪神芦屋駅より徒歩1分

●時間 8:45~16:30(休館日:土日祝)

金沢フォーラス

展示期間:12/6(金)~12/25(水)

●住所 石川県金沢市堀川新町3−1 4F JR金沢駅より徒歩1分

●時間 10:00~20:00

ネスカフェ 原宿

展示期間:11/29(金)~12/25(水)

●住所 東京都渋谷区神宮前1-22-8 JR原宿駅竹下口より徒歩2分

●時間 11:00~20:00

参考資料

インクルーシヴ・ジャパンの取り組み

インクルーシヴ・ジャパンは、「ダイバーシティ&インクルージョン」および、障がい者の社会参加・自立支援施策の一環として、就労支援と障がい者アート作品の発表の場が融合したカフェ「ART CAFÉ Inclusive supported by NESCAFÉ」を2021年4月9日にオープンしました。カフェ運営業務を通じての社会参加・自立支援と同時に、障がい者アーティストの創作活動の発表の場を創出します。また、障がい者アーティストの作品をラテアートとして提供するなど「カフェ」×「アート」ならではの取り組みも実施しています。

施設紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=AFY1lLHKOMY

・インクルーシヴ・松山 ヒカリのアトリエ2nd

2024年2月には愛媛県内2施設目となる就労継続支援B型事業所を開設しました。

一般社団法人 アップサイクルについて

一般社団法人アップサイクルは、“現代および将来の世代のために持続可能な社会の実現”を掲げ、日清紡グループのニッシントーア・岩尾株式会社、インクルーシヴ・ジャパンをはじめとする44の企業や団体(※)からなる企業連携プラットフォームです。 ※2024年11月28日時点

団体概要
設立日:2023年2月7日

所在地:大阪市中央区本町3丁目

代表理事:森原 洋 (ニッシントーア・岩尾株式会社 繊維事業本部テキスタイル部長)

理事:嘉納 未來 (ネスレ日本株式会社 執行役員 コーポレートアフェアーズ統括部長)

副理事:上田 俊友 (株式会社トッパングラフィックコミュニケーションズ 常務取締役)

副理事:海保 学 (シーエヌシー株式会社 代表取締役)

事務局長:瀧井 和篤 (ReNewStyle株式会社)

WEBサイト:https://upcycle.or.jp

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会社概要

URL
https://www.inclusive.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
愛媛県伊予郡松前町大字徳丸字松ノ西1208番地4
電話番号
-
代表者名
松岡邦彦
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年03月