True Wireless™ シリーズの新ラインナップ人工内耳の聴こえ調整をワイヤレス化

~ タブレット端末と接続できるワイヤレスプログラミングポッド発売 ~

株式会社 日本コクレア

株式会社日本コクレア(本社:東京都文京区、代表取締役社長:清水博行、以下「日本コクレア」)は、言語聴覚士による人工内耳のフィッティング(調整)をワイヤレス化して作業効率を上げるとともに、装用者様のフィッティング時の快適さを追求した「ワイヤレスプログラミングポッド」、およびタブレット端末でフィッティング操作をする「Nucleus® Fitting Softwareタッチモード」を、平成30年6月10日より販売開始いたしました。

人工内耳は手術で頭部に植え込むインプラント(電極)とサウンドプロセッサ(体外装置)から成り立ちます。サウンドプロセッサで電気信号に変換された音声がインプラントの電極を通じて内耳の聴覚神経を刺激します。人工内耳は装用者様1人ひとりの聴こえの状態にあったフィッティング(電気的な調整、プログラミングともいう)が必要となります。フィッティングは、インプラントの植え込み手術後に言語聴覚士により行われ、その後も定期的に行われる必要があります。これまではその作業の間、装用者様が頭部に装用するサウンドプロセッサと、フィッティング操作を行うコンピュータとをケーブルで接続しておく必要がありました。そのため、装用者様の自由な動きが制限され、とくに小さい
お子様の場合は保護者の方にずっと抱きかかえられたままで行われることが多くありました。
 

このフィッティング操作において、ワイヤレスプログラミングポッドを使用すれば、タブレット端末からワイヤレス通信で人工内耳の調整を行えるようになります。Nucleus Fitting Softwareタッチモードは、簡便な操作でタブレット上のフィッティング作業を可能にします。ケーブルなどの余分な機器から解放され、装用者様、言語聴覚士双方にとって、より自然な環境で会話しながら進めることができます。コクレアはこれからもワイヤレスがもたらす新たな世界(True Wireless)を通じて、臨床の場で新しい聴覚ケアを実現していただけるよう努めてまいります。

今回販売を開始したワイヤレスプログラミングポッドおよびNucleus Fitting Software タッチモードは、いずれもTrue Wirelessシリーズの製品ラインナップです。

フィッティングの利便性:ワイヤレスプログラミングポッドとNucleus Fitting Software タッチモード
  •  

    ワイヤレスプログラミングポッドはWindows®タブレット端末のインターフェースに対応しているため、装用者様のサウンドプロセッサとコンピュータをケーブルでつなぐ必要がなく、より自然な環境で会話をしながらプログラミング調整を進めることができる。
 
  • Nucleus Fitting Software タッチモードをインストールしたタブレット端末の操作は、簡単なスワイプやタップでできるため、操作に気を取られることなく、装用者様の聴性行動反応に集中してプログラミングすることができる。

【True Wirelessのそのほかの製品ライン】
手術中の安心:術中(IO)リモートアシスタント(CR220)
  • 術中測定をワイヤレスで実施することができる。測定に必要なコンピュータとケーブルの手術室への持ち込みと人工内耳システムとの接続作業を減少させることにより、安全で清潔な環境を守ることができる。
  • 術中に電極が正しい位置に設置されていることや、人工内耳システムが正常に機能していることが確認できる。
  • 当機器で測定した結果を基にした音入れを手術直後に行うことにより、音声が適切に入力されていることや、人工内耳システムが正常に機能していることが早期に確認できる。

広がる日常生活:ワイヤレスアクセサリ(ミニマイクロホン 2 プラス、フォーンクリップ、テレビストリーマー)
  • 話し声や通話、テレビの音などを装用者様のサウンドプロセッサに直接ストリーミングするため、様々な状況下で、より良い聴こえを実現することができる。
  • 手元のリモコンで聴こえの調整をすることができる。

 

 

【True Wirelessについて】
True Wirelessは、人工内耳の装用効果を高めるコクレア社独自のワイヤレス技術です。Cochlear™ True Wirelessシリーズは、人工内耳の術中測定からフィッティング、日常生活に至るまで、ケーブルや余分な機器に煩わされることなく、術医、言語聴覚士、装用者の皆様が利便性と快適な聴こえを実感していただくための製品を揃えています。
装用者の皆様には、“聴き取る”ことからもう一歩先の、“聴き取って、そして人生を楽しむ”ことへ向かうお手伝いをするアクセサリ(テレビストリーマー、フォーンクリップ、ミニマイクロホン 2 プラス)を提供しています。


【人工内耳の聴こえについて】


1.    体外装置であるサウンドプロセッサのマイクロホンが音を拾い、拾った音をデジタル信号に変換します。
2.    デジタル信号は、送信コイルを通じて皮膚の下にあるインプラントに送られます。
3.    インプラントは、受信したデジタル信号を電気信号に変換し、蝸牛に挿入されている電極に送ります。
4.    インプラントの電極が蝸牛の聴神経を刺激し、この刺激が脳に送られて、音として認識されます。

 



【製品概要】

術中(IO)リモートアシスタント
販売名: Nucleus CP810 サウンドプロセッサ
医療機器承認番号: 22300BZX00368000 

ワイヤレス プログラミングポッド
販売名: Nucleus CP810 サウンドプロセッサ
医療機器承認番号: 22300BZX00368000
販売名: Nucleus 6 人工内耳システム□サウンドプロセッサ
医療機器承認番号: 22500BZX00513000

 

コクレア社(Cochlear Limited)及び日本コクレアについて
コクレア社は、植え込み型聴覚ソリューションの世界的なリーダーです。中等度から重度の難聴を持つ人々に音という贈り物をお届けするため、世界の3,500人以上の従業員が働き、研究開発に年間150億円以上を投資しています。当社の製品には、人工内耳システム、骨固定型補聴器、その関連製品が含まれます。現在、世界100か国以上において、45万人以上のあらゆる年齢層の人々にコクレア社の製品をご使用いただいています。

日本コクレアは、オーストラリア・シドニーに本社を置くコクレア社の日本法人として1989年に設立され、同社が製造・販売する人工内耳システムおよび骨固定型補聴器、その関連製品の日本における輸入・販売を行っております。

難聴の治療については、病院の先生にご相談ください。難聴の状態に応じたアドバイスを受けることができます。弊社製品はすべて、病院の先生からの指示がなければ使用できません。国によってはご利用になれない製品もあります。 詳細ついては日本コクレアまでお問い合わせください。

Cochlear, コクレア, Hear now. And always, Kanso, SmartSoundおよび楕円形のロゴは、Cochlear Limitedの商標または登録標章です。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
医療・病院医薬・製薬
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社 日本コクレア

2フォロワー

RSS
URL
http://www.cochlear.com/wps/wcm/connect/jp/home
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都文京区本郷2-3-7 お茶の水元町ビル
電話番号
-
代表者名
清水 博行
上場
未上場
資本金
-
設立
-