小林製薬株式会社執行役員DX本部長石戸亮氏が社外取締役に就任

～M&A、建設DXをさらに加速～

株式会社エルライン

2025年4月2日 09時27分

株式会社エルライン（東京都品川区、代表取締役社長：浅野勝人）は、2025年4月1日に小林製薬株式会社執行役員DX本部長石戸亮氏が社外取締役に就任したことをお知らせいたします。今後、石戸氏のデジタル領域に関する豊富な経験を基にした助言により、当社が積極的に進めているM＆A、建設DXをさらに加速してまいります。

就任の背景について

2024年に発生した建設業者の倒産件数は1,890件と過去10年で最多となりました（帝国データバンク調べ）。その中で小規模事業者の倒産が約9割を占めています。これは建設業が人手不足や高齢化、他産業と比較して低い労働生産等によるもので、今後も倒産が増加することが予測され建設業において喫緊の課題になります。当社では今後もM&Aを進めて小規模事業者の倒産を止めるとともに、テクノロジーを有効に活用しDXを推進することで、蓄積してきたノウハウの仕組化、業務システムの開発により工事案件の進捗管理や採算管理の効率化をおこなって従業員の働き方の変革、労働時間の削減に取り組んでいきます。多くの課題において、石戸氏の就任によりさらにDX化を進めていき建設業界全体を活性化させていきます。

石戸亮氏　経歴紹介

セールス・マーケティング・事業開発・デジタル戦略を軸に、企業の成長に貢献。現在、小林製薬株式会社の執行役員DX本部長として、全社のDX推進を統括し、デジタルを活用した経営課題の解決や業務最適化に取り組んでいる。サイバーエージェントで子会社の立ち上げ・経営に従事後、GoogleではNetflixの日本市場参入を支援し、データを活用した統合マーケティングを推進。Salesforceでは、買収企業Datoramaの日本市場PMIを主導し、年間経常収益（ARR）を大幅に成長させた。PMIでは、戦略統合、組織文化の融合、営業・オペレーションの統合、イネーブルメント、KPI管理を推進し、統合プロセスの安定化と成長基盤の構築に貢献。その後、パイオニアのCDO兼モビリティサービスカンパニーCMOとして、B2Bマーケティング・コマーシャル営業・カスタマーサクセスを統括し、商談数を約200％増加。新規顧客の獲得と既存顧客のエンゲージメント強化を両立させ、顧客管理の最適化を通じて業務効率と顧客体験の向上、コスト効率の改善を実現した。大手IT・外資SaaS・PEファンド傘下・上場企業など、多様な環境で事業成長を推進。セールス・マーケティングを軸に、デジタル活用と本質的な成長戦略の策定・実行を強みとし、企業の収益向上、業務最適化、競争力強化に貢献。今後も、データとテクノロジーを活用し、持続可能な事業成長を支援していく。

石戸亮氏　コメント

建設業は社会の根幹を支える重要な産業であり、エルラインはM&AやDXを通じて業界の可能性を広げ、新たな価値創造に挑戦し続けています。このような成長を続ける企業に社外取締役として参画できることを、大変光栄に思います。M&Aにおいては、企業の強みを生かした成長とPMIが重要であり、デジタルの活用により業務の効率化や競争力強化をさらに加速させることができます。私もこれまでの経験を活かし、事業戦略やブランディング、組織の成長を支援しながら、外部の視点をもって経営の意思決定をサポートしてまいります。エルラインの皆様と共に、新たな挑戦を進めていけることを楽しみにしています。

代表取締役社長CEO 浅野　勝人からのメッセージ

エルライングループの代表として、石戸氏を社外取締役として迎え入れることができ、大変うれしく思っています。当社は2008年に設立以来、『仲間が働く現場をよりよくしたい』、『お客さまの期待に応えたい』という二つの思いで全国各地への拠点設置やM＆Aの展開をしていますが、建設業の課題としてアナログ的な業務フローと慢性的な人材不足が増加していると感じています。建設DXをさらに推進させていくことが喫緊の課題と思っており、社外取締役に豊富な経験と実績を持つ石戸氏を招聘することで事業の加速と建設業界の課題が解決していくと確信しています。