クローバーヘルス・インターナショナル理事長の四津里英、大山財団の「令和6年度大山激励賞」を受賞

皮膚科医としての豊富な経験を有するだけでなく、この分野で世界的なリーダーとして活躍している功績を高く評価

「顧みられない熱帯病」を中心とした疾患・感染症を対象に支援活動を行う特定非営利活動法人クローバーヘルス・インターナショナル（以下、「クローバーヘルス・インターナショナル」）は、2025年3月25日に理事長の四津里英が大山健康財団による「令和6年度大山激励賞」を受賞いたしました。

 

大山激励賞とは

1986年（昭和61年）に大山健康財団が創設したもので、発展途上国で医療協力に尽くし、特に感染症対策に尽力した医療関係者で、今後ともなお一層の活躍が期待される人物を表彰しています。今回、四津里英は、皮膚科医としての豊富な経験を有するだけでなく、グローバルヘルス研究および政策立案においても深い知識を持ち、WHOの「皮膚 NTDs国レベルの統合ワーキンググループ」の代表や「NTD NGOネットワーク 皮膚クロスカッティング グループ」の代表を務め、WHO Global Leprosyの技術顧問グループメンバーとして活動するなど、この分野で世界的なリーダーとして活躍している功績が高く評価されました。

 

クローバーヘルス・インターナショナル理事長　四津里英

クローバーヘルス・インターナショナル理事長、四津里英のコメント

「これまでの私の活動を高く評価していただき、また、このような素晴らしい賞を授与されたことをとても光栄に思います。「顧みられない熱帯病（neglected tropical diseases; NTDs）」は、多くの場合、命を奪う疾患ではないため先進国ではあまり注目されてきませんでした。しかし、これらの病は長期にわたる治療、あるいは、著しく外見を損なう見た目の変化による偏見や差別によって、生涯にわたり人々を苦しめる恐ろしい疾患です。決して生命に関わらない病が軽視できる病とは限らないのです。」

さらに四津は述べています。

「NTDｓは主に開発途上国を中心に蔓延しています。しかしながら、グローバル化や温暖化が進む現在、日本も全く無縁と言う訳ではありません。海外渡航者の増加に伴って先進国にも症例が出ています。実際に、日本でも2014年から2017年にかけて、年間平均340件のNTDsの症例が報告されています。対岸の火事としてではなく、多くの方に今後身近に起こりうる病として関心を持って頂きたいと考えています。」

 

大山健康財団関連ニュース記事：http://ohfin.com/news/4386

クローバーヘルス・インターナショナルについて

クローバーヘルス・インターナショナルは、開発途上国での医療提供に対する問題意識を共有する、医療者と技術者との出会いで始まりました。「医療の手が行き届かないところに、医療を届ける」。このミッションを、両者が協力をすることで達成することを目標としています。テクノロジーとエビデンスに基づいた医療の融合を通し、開発途上国に蔓延する「顧みられない熱帯病（NTDs）」などの生命の質（QOL）を著しく低下させる感染症の早期発見・早期治療、撲滅を目標とし、関連する研究や治療法の確立、従事する人材の育成に取り組んでいます。我々の専門性、これまで築いてきた現地カウンターパートとの信頼関係を武器にミッションを達成すべく、日々努力を行なっています。

 

「できない」と諦めるのではなく、できないのであれば、「なぜ、できないのか」をよく把握し、「では、どう実現をするか」を導く。クローバーヘルス・インターナショナルは、この意識を大切にしながら、活動をしています。

 

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名称：特定非営利活動法人クローバーヘルス・インターナショナル

所在地：〒206-0823　東京都稲城市平尾2-103-18

代表：理事長　四津 里英

設⽴：2022年3⽉

 

【お問い合わせ先】

特定非営利活動法人クローバーヘルス・インターナショナル

URL：https://clover-i.org

email：[e-mail]