【開催レポート】宝達志水町と学習塾がコラボレーション!宝達中生徒対象の勉強合宿を開催!

~宝達中の子どもたちに勉強の面白さを実感し、将来進むべき道を考えてもらう機会に~

株式会社日本エルデイアイ

宝達志水町と株式会社日本エルデイアイは、去る8月13日~14日に、宝達中学校の生徒を対象とした「夏期特別宿泊学習会(勉強合宿)」を実施しました。令和5年度石川県高校入試では公立高校の7割が志願倍率1倍を下回る「定員割れ」に。宝達志水町も含む過疎地域では高校進学のハードルが低く、勉強へのモチベーションが生まれにくい状況です。そんな地域課題を解決するために、宝達中学校の生徒に普段の授業とは異なる角度から勉強の面白さを伝え、将来進むべき道を考えてもらう勉強合宿を実施しました。

脳が記憶するメカニズムに則って復習を重ねる方が、学習効果が高いことを伝える。脳が記憶するメカニズムに則って復習を重ねる方が、学習効果が高いことを伝える。

 当日は宝達中学校の生徒10名が参加しました。彼らの中には小学生時代、コロナ禍で学校行事が中止になることが多く、「合宿」というイベントに期待を寄せて参加してくれた子もいるようです。

 1日目午前~午後は、勉強の楽しさを実感してもらう、アクティビティを中心に行いました。1日目夜には石川県内にある高校について詳しく説明し、2日目に実施する「夏期特別入試」の受験票記入と、対策授業を行いました。

 2日目は受験本番さながらの「夏期特別入試」を行いました。これは単なる模擬入試ではなく、実際に生徒が志望する高校の合格ラインに得点が達しているか合否判定し、合格発表を行うというものです。

 参加生徒が将来の見通しをもち、「本番の入試で悔いの無い勉強を今から始める」という意識を早い段階でもってもらうために、学習内容の解説だけではなく、本番に近い入試を体感してもらいました。


■1日目プログラム詳細

  • オリエンテーション

  • 講義「正しい学習法と勉強の意義」

  • 自分たちのもつ知識でビンゴを作り、ゲームを進める「知識整理ビンゴ」

  • 縦・横のどの列を合計しても、同じ数になるように、四角形に違った数を並べる「魔法陣」

  • チームで全12問の問題に正解するまで教室から出られない「脱出ゲーム」

  • チームごとに先生に問題を出題する「先生への挑戦状」

  • 2日目「夏期特別入試」に向けた説明、受験票記入

  • 「夏期特別入試」対策授業



■2日目プログラム詳細

  • 高校入試本番の緊張感を体感してもらうための、受験本番さながらの「夏期特別入試(5教科)」

  • 自分のテスト結果を自ら振り返る「入試自己採点」

  • 講義:「テスト後の復習法」

  • 合格者の受験番号を掲示する「合格発表」

  • 講義:「志」について

  • 今後の学習計画立案+個人面談


■当日の様子

「脱出ゲーム」の問題に取り組む様子。「脱出ゲーム」の問題に取り組む様子。

「脱出ゲーム」で使用した問題・小道具。「脱出ゲーム」で使用した問題・小道具。

「先生への挑戦状」先生に出題する問題をチームで考える。「先生への挑戦状」先生に出題する問題をチームで考える。

実際に生徒が作った「先生への挑戦状」。実際に生徒が作った「先生への挑戦状」。

2日目の「夏期特別入試」受験票。2日目の「夏期特別入試」受験票。

受験票を記入する生徒。受験票を記入する生徒。


「夏期特別入試」に向けた、対策授業の様子。「夏期特別入試」に向けた、対策授業の様子。

2日目の「夏期特別入試」で使用する東大セミナーオリジナルの問題冊子・解答。2日目の「夏期特別入試」で使用する東大セミナーオリジナルの問題冊子・解答。




■参加者の反応

(1日目)

 生徒は「魔法陣」や「脱出ゲーム」などのアクティビティに取り組む際、「全然わからん」「こうすればできるかな?」などと、積極的に周囲と話し合いながら取り組んでいました。また、受験票記入の際には、「みんなどこにする?」と友達同士で相談し、自分の学力と照らし合わせて志望校をどうするか悩む姿が見られました。


(2日目)

 「夏期特別入試」の受験を終えた後は、「あの問題、わかった?」などと感想を言い合う姿が見られました。入試後、答案を東大セミナーの講師が採点し、1日目のアクティビティへの取り組みや、夏期特別入試の得点を踏まえて、合格者の受験番号を掲示しました(合格発表)。「やった!」という喜びの声と、「ダメやった……」という悲しみの声が入り混じりっていました。受験から合格発表まで、模擬的に入試を体験することで自分の将来を考え、勉強の取り組み方を考えるきっかけになりました。



■実施の背景

 令和5年度石川県高校入試では石川県公立高校40校のうち、28校が志願倍率1倍を下回り、石川県公立高校の7割が定員割れしています。宝達志水町を含む能登地方の過疎地域では進学校である七尾高校、羽咋高校を除く全ての公立高校が定員割れしており、高校進学のハードルが低いことから、都市部の中学生に比べて勉強へのモチベーションが生まれにくい環境です。宝達志水町としても、子ども自身が真剣に勉強と向き合い、進路について考える機会が少なくなっているという教育課題があります。

 しかし、学校現場では幅広い学力層の生徒に対して一斉指導を行わなければならないため、学校での指導は基本的な学習内容を身につけてもらうことが中心になります。「そもそも何故勉強をしているのか?」「普段の勉強が自分の将来とどうつながるのか?」「将来なりたい職業に就くにはどういった高校、大学を目指した方が良いのか?」という、学習意欲の喚起やキャリア教育を行うのは、受験指導を行っている学習塾にニーズがありました。今回の「夏期特別宿泊学習会(勉強合宿)」は、そういった地域の教育課題を解決する一つの手段として実施しました。



■ 今後の展望
 株式会社日本エルデイアイは、宝達志水町と共同で企画し、2021年から宝達中学校の生徒を対象に「高校受験特別講座」を夏、秋、冬の各3回ずつ実施してきました。今回の「夏期特別宿泊学習会(勉強合宿)」は初の試みでしたが、生徒たちに進路を考えてもらい、勉強のモチベーションを高めてもらう一つの機会とすることができました。

 石川県は、文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に行う「全国学力・学習状況調査」で毎年上位に入ることが多く、子どもたちは高いポテンシャルがあります。子どもたちのもつポテンシャルを十分に引き出し、社会に貢献できる人材を育成できるよう、今後も石川県内の自治体と連携した教育事業を行う予定です。



株式会社日本エルデイアイについて
 石川県内で「東大セミナー」ブランドなどでの学習塾を経営しています。また、関東エリアでもフランチャイズで学習塾を経営しています。近年は石川県内各自治体との連携で各地域の子どもたちの学力向上にも取り組んでいます。具体的には平教育振興基金(※)を通じた羽咋市の生徒児童、保護者、教員向けの勉強会、宝達志水町の生徒向けの学習講座など。現在も新たな自治体との協働事業を積極的に進めています。
自治体からのお問い合わせは 本社:076-245-2525 担当:川本まで。


※平教育振興基金…平鍛造(羽咋市)の前社長、平美都江氏(67)=羽咋市=が「小中学生が自ら学ぶ力、知的好奇心を育てるために使ってほしい」と羽咋市に寄付した一億円をもとに2021年7月に創設した基金。その基金によって羽咋市の教育委員会と石川県内を中心に学習塾を運営する株式会社日本エルデイアイが協力して羽咋市内の生徒・児童、保護者、教員に向けて各種取り組みを行なっています。



【会社概要】


社名:株式会社日本エルデイアイ
本社所在地:石川県金沢市有松5−8−28
代表取締役:柳生好春
事業内容: 学習塾・予備校の運営および自治体との連携による学習支援
設立: 1986年1月
HP:https://www.tohsemi.com/

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会社概要

株式会社日本エルデイアイ

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URL
https://www.tohsemi.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
石川県金沢市有松5-8-28
電話番号
076-245-2525
代表者名
柳生好春
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1986年01月