新型コロナウイルス感染症等に対するヒトiPS細胞由来の肺細胞を用いた「呼吸器感染モデル(薬効評価)試験受託サービス」を開始
iPS細胞技術の活用により従来のヒト肺細胞では難しかった、スループットの高い解析が可能に
ヒトiPS細胞由来肺細胞テクノロジーベンチャーのHiLung株式会社(本社:京都市左京区 代表:山本佑樹(以下「当社」)は、ヒトiPS細胞由来の肺細胞を用いた感染症モデル(含 新型コロナウイルス感染モデル)による試験受託を開始したことをお知らせいたします。
本サービスにより、呼吸器感染症領域において、ヒト外挿性の高い試験を行うことができるだけでなく、iPS細胞技術を活用することで従来のヒト肺細胞では難しかったスループットの高い解析が可能になります。
https://www.hilung.com/news/20220118.html
本サービスにより、呼吸器感染症領域において、ヒト外挿性の高い試験を行うことができるだけでなく、iPS細胞技術を活用することで従来のヒト肺細胞では難しかったスループットの高い解析が可能になります。
https://www.hilung.com/news/20220118.html
“技術/サービスの特徴”
弊社のコア技術のひとつであるヒトiPS細胞由来の呼吸器細胞は、ヒト生体の細胞に近い成熟かつ高機能であることに特徴があります。この細胞の強みに基いて「ヒト生体現象の再現性」「細胞増殖性(製品の安定供給能力)」及びお客様の柔軟なご要望にお応えできる「多様なアプリケーションへの対応力」を受託試験サービスの価値として提供いたします。当受託サービスに関するお問い合わせはこちらにご連絡ください。
contact@hilung.com
- 本試験受託サービス開始の背景
従来の創薬研究などに頻用されてきた株化された細胞(ヒトがん細胞等)や動物肺モデル等を用いた評価が呼吸器由来ではないのに対し、弊社のヒト呼吸器モデルは実際のヒト呼吸器の病態生理の再現性が飛躍的に高いと考えられ、ヒトでの薬効予測やスクリーニングを行う上で有用なデータを得ることが期待できます。特にこれは、細胞種別によって感染自体の成立やその後の病態の異なる感染症領域では、大きな違いとして現れます。
- COVID-19モデル本試験受託サービスの概要
“COVID-19モデルサービスのイメージ”
上記サービスを通じて、お客様のCOVID-19に関わる各種試験における「精度・成功率向上」「ハイスループット性」「科学的により妥当なアウトプットの獲得」という、医薬品の研究開発や生物学の基礎研究に必須の要件の実現に対して貢献してまいります。
参考論文: Yin X, Riva L, Pu Y, Martin-Sancho L, Kanamune J, Yamamoto Y, et al.
Cell Reports 2020; 34: 108628.
https://www.cell.com/cell-reports/pdf/S2211-1247(20)31617-X.pdf
- 当社サービスについて
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等に代表されるin vitro感染症モデル、肺線維症等の慢性呼吸器疾患のin vitro疾患モデル、曝露毒性試験用途等の細胞提供など、お客様の目的に応じて多種多様なモデル及び受託試験サービスが提供可能です。
今回リリースした薬効評価サービス以外にも、当社ヒト肺モデルを用いたその他の有効性/毒性試験・アッセイ等について、提供可能な場合がございますので、ご要望等がございましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。
なお当社は呼吸器専門領域のMD, Ph.D.人材を豊富に擁している背景から、当該分野の科学・医学的知識に知見が深く、試験計画の検討から試験結果の解釈まで、お客様と密に連携をとり支援する体制を整えております。
- HiLung株式会社について
詳細はウェブサイトをご覧ください。
https://www.hilung.com/
本案件及び当社サービスに関するお問い合わせは下記までご連絡ください。
HiLung株式会社 コーポレート室 pr@hilung.com
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