ネットバンキングを狙った「偽画面表示ウイルス」の感染を未然に防いでいたESET製品 ~新種ウイルスを検出する独自のヒューリスティック技術~
2012年11月4日、報道各社より、ネットバンキングのアカウント情報を搾取するウイルス(偽画面表示ウイルス)の情報が公開されました。このウイルスに感染した場合、意図しない偽画面のホームページが表示され、アカウント情報(ID/パスワード)を搾取されます。また、悪意のある第三者によって、そのアカウント情報を不正送金に利用されるといった被害も確認されています。
ESET社の製品は、これらの情報が公開される前から、このウイルスを独自のヒューリスティック技術で検出できていたことを確認しています。ESET社のヒューリスティック技術は約20年の歴史を持ち、ウイルス定義ファイルに頼らず新種のウイルスを検出する技術です。ファイルを実行した際にそのふるまいを検査し、怪しい動作(ウイルスのような振る舞い)をする場合に自動的に隔離します。この技術により、他社のウイルス対策ソフトで検出できない新種のウイルスに対しても高い確率で検出することができます。
ESETのCRO(ウイルスラボ総責任者)であるJuraj Marchoは次のように述べています。「今回の『偽画面表示ウイルス』の検出は、ESET製品の新種ウイルスに対する検出力の高さを改めて実証したとともに、今後発生する新種のウイルスに対しても、ESET社のヒューリスティック技術が有用であることの裏付けとなったものと考えています。」
■ESET社のヒューリスティック技術の歴史
1992年 Self Mutation Engine(MtE、自己変異)を、100%検出/除去可能なプログラムを開発。
1993年 MS-DOS版のコードエミュレーターを開発し、ヒューリスティックエンジンを製品に組み込む。
1998年 32ビット版を開発し、Windows版をリリース。
■ESET社について
1992年に創設されたESETは、企業および個人向けのセキュリティソリューションを提供するグローバルプロバイダーです。ESETは、プロアクティブなマルウェア検出技術のパイオニアであるとともに、この分野で業界をリードし続けています。ESET NOD32 Antivirusは、『Virus Bulletin』誌のVB100アワード最多受賞回数を記録しているほか、1998年の同テスト開始以来、「In the Wild」と呼ばれる実際に感染報告があるワームやウイルスを1つ残らず検出しています。ESET NOD32 Antivirus、ESET Smart Security、ESET Cybersecurity for Macは世界中の数百万人のユーザーに利用されており、各方面から極めて高い評価を得ています。
ESETは、スロバキアのブラティスラバにグローバル本社を、米国のサンディエゴ、アルゼンチンのブエノスアイレス、シンガポールに地域流通拠点を構えています。また、ブラティスラバ、サンディエゴ、ブエノスアイレス、チェコ共和国のプラハ、ポーランドのクラクフ、カナダのモントリオール、ロシアのモスクワにマルウェア研究センターを置き、世界180か国にまたがる広範なパートナーネットワークを築いています。
ESET社発行の情報につきましては、国内総販売代理店 キヤノンITソリューションズ ホームページ(ESET NEWS)にてご確認いただけます。
ESET NEWS↓↓
http://canon-its.jp/product/eset/esetnews.html
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