スーパートコジラミ（ピレスロイド抵抗性トコジラミ）に対する医薬品「バルサンまちぶせスプレー」「バルサンくん煙剤」の併用効果について

レック株式会社

2024年5月29日 13時00分

レック株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：永守貴樹）が発売する「バルサンまちぶせスプレー」と「水ではじめるラクラクバルサン」を併用することで、トコジラミ駆除の速効性が高まる事が確認できました。
被害が拡がっている「ス―パートコジラミ」はピレスロイド系殺虫剤が効きにくい事で知られておりますが、市販しているバルサンを使った効果的な防除法をご紹介します。

被害拡大の背景

かつて日本で衛生環境が整っていなかった時代はトコジラミによる被害が多発していました。しかしながら国を挙げての衛生環境整備が進み、併せて各市町村で一般家庭での殺虫剤散布が奨励され、効果が高かった有機リン剤系殺虫剤が多く使用されことでトコジラミを根絶した歴史があります。
しかし10年ほど前（2010年頃）より、海外から持ち込まれた薬剤耐性が強いトコジラミが簡易宿泊所などにおいて局所的に流行りだし、最近では、ホテル、商業施設、飲食店、交通機関、また一般家庭でも被害が拡大し社会問題化しています。

トコジラミの生態と発生場所

トコジラミは夜行性で餌となるヒトや動物の血液を吸って生きており、昼間は畳の合わせ目や家屋の隙間に入り込んで潜んでいます。繁殖力が高く、卵から孵化したばかりの幼虫も吸血するので、幼虫～成虫、雌雄問わず襲ってきて、刺されると激しい痒み・腫れを引き起こします。また専門家の調査では、薬剤耐性が1万倍以上ついたトコジラミが拡がっています。

（東京都保健医療局HPより）

防除のポイント

使って頂きたい殺虫剤（成分）
市販されている殺虫剤のほとんどはピレスロイド系成分（ペルメトリンなど）が使われていますが、現在流行しているスーパートコジラミはピレスロイド系の成分に対しての耐性が高いため、非ピレスロイド系成分が配合されている殺虫剤が必要です。代表的な成分として、プロポクスル、メトキサジアゾン、ブロフラニリドなどを配合している医薬品殺虫剤となります。
お勧めしたいバルサン製品と効果的な駆除方法
1.　隙間の生息場所や、夜間活動の通り道などに噴霧できるスプレー剤として殺虫成分プロポクスルを使用した「バルサンまちぶせスプレー」が効果を発揮します。
2.　トコジラミは部屋のどこに潜んでいるか分からないため、薬剤を部屋全体に効率的に行き渡らせることが可能なくん煙剤により被害を低減する効果が期待できます。70年以上の歴史があるバルサンくん煙剤には数種類商品がありますが、2年前に発売した「水ではじめるラクラクバルサン（青色のパッケージ）」は、テレビやオーディオ製品など一般家電や観葉植物にカバーが不要（バルサン史上初）な商品です。トコジラミは家電などの隅間にも生息することがあるため、家中スミズミまで駆除が出来る「水ではじめるラクラクバルサン」を特にお勧めしております。