津波被害の町にリジェネラティブな未来を届ける/ 第2章”農園主”募集開始

〜「海と食の学びの体験施設」増設へ向け、新たなフェーズへ〜

一般社団法人MORIUMIUS FARM

2024年8月28日 11時00分

　東日本大震災により甚大な被害があった宮城県石巻市雄勝町で、地方創生や持続可能な自然再生に官民連携で取り組んでいる一般社団法人MORIUMIUS FARM（所在地：宮城県石巻市雄勝町、代表理事: 油井元太郎、以下モリウミアスファーム）は、日本財団の支援を受け、2025年秋に新施設の増設が決定しました。このプロジェクト推進の一環として、ワイン農園を一緒に育む仲間としての第2章「農園主」募集を2024年9月1日（日）から開始いたします。また、ぶどう栽培からワイン醸造までを学び、体験できる農園主を対象としたコミュニティ『OGATSU SHIZUKU TEAM』を新たに発足いたします。

「農園主」申し込み：https://moriumiuslearning.com/items/66ca75e59d9d4f3b32ac11d7

【第2章”農園主”募集の背景】

　この度モリウミアスは、海辺の様々な活動やそれに関わる人や地域を整備するプロジェクト、日本財団「渚の交番プロジェクト」から支援を受けました。この支援により、2025年秋を目処に『海と食の学び体験と食品加工・醸造施設』を建設することが決定いたしました。当施設は、食や自然に関わる様々な体験を通して、自然と暮らしが循環していることを実感し、自然をより身近に感じてもらうことを目的としています。

モリウミアスファームでは、ワイン農園や醸造所設立に向け、独自の活動をより一層盛り上げていきます。ワイン醸造に関わるものは全て自己資金（約4千万円想定）で調達していく必要があり、そのための農園主募集となります。こどもも大人も一緒に学べる「複合体験施設」を目指し、農園主の皆様と共にこどもと町にサステナブルな未来を作り上げていきたいと考えています。この取り組みに共感し、町の未来を育んでくださる新たな仲間をお待ちしています。　

【第２章”農園主”の概要】

農園主：一口５万円（５年間）

応募期間：2024年9月1日〜10月31日

第２章農園主の特典

①　ぶどう畑の区画にお名前記載・掲示（お1人様分）

②　”OGATSU SHIZUKU TEAM”の活動への参加

③　オリジナルワインを毎年1本5年間お届け*

④　雄勝の美味しい海の幸を堪能する「レストランモリウミアス」ご招待（年1回・東京）

⑤　農園主のギャザリング（ワイン試飲、進捗報告などを行う会）へ参加（年1回・東京）

*山形県のぶどうを宮城県のワイナリー「アルフィオーレ」で醸造したもの。最後の年は、モリウミアスファームの初出荷ワインをお届けする予定です。

申し込みはこちら

【”OGATSU SHIZUKU TEAM”について】

▪️対象者

農園主の皆様（既存の農園主の方々もご参加いただけます）

▪️趣旨

ぶどうの栽培からワイン醸造までの一連の作業を体験し、ファーム設立の背景や目的を学ぶ機会をお届けします。モリウミアスファームの一員として、長く場を育み一緒に創り上げていただける機会となります。

▪️活動内容

①　ぶどう栽培〜ワイン醸造に関する学びのパート（オンライン・現地）

②　ぶどう栽培・収穫〜瓶詰めやラベル貼りなどの醸造（予約制）

年間スケジュール※　

▪️ 2024年9～10月：ぶどう収穫（山形）

▪️ 2024年11月：腐葉土づくり、大地の再生：通気浸透水脈（モリウミアスファーム）

▪️ 2024年12月：ワインの瓶詰め・ラベル貼り（宮城）

▪️ 2025年1月：ぶどうの枝を剪定（モリウミアスファーム）、瓶詰め・ラベル貼り（宮城）

▪️ 2025年2月：大地の再生：通気浸透水脈（モリウミアスファーム）、瓶詰め・ラベル貼り（宮城）

▪️ 2025年3月：レイズドベッド・プランターづくり、野菜・ハーブの種まき（モリウミアス　ファーム）

▪️ 2025年4～5月：植樹（モリウミアスファーム）

※内容は一部変更、一部有料となる場合があります。

＜モリウミアスファームとは＞

　モリウミアスファームは、津波被害のあった雄勝町とこどもの未来のための自然再生を目的に2023年に設立されました。雄勝町の元中心部を住民の意向により花や緑で再生させた雄勝ガーデンパークの活動の一環として、多くの関係人口を育むため官民連携で活動を続けています。リジェネラティブ農業を通じて生物多様性溢れる環境を取り戻し、食糧とエネルギーの自給自足が可能となるサステナブルな地域社会モデルを目指しています。2023年5月に「農業と町づくり」をテーマに募ったクラウドファンディングでは、目標額を超えて約465万円の支援を集めました。また2023年12月には、雄勝町の土地や自然の再生を一緒に見守る仲間としての第1章「農園主」を募集。197名の皆さまから約875万円の支援をいただきました。2024年6月には、総勢467名でぶどう苗木約1300本の植樹をモリウミアスファームで行いました。5年後には、モリウミアスファームの土地で自社栽培したぶどうの収穫や醸造を目指しています。