大分県で中小企業向けの新たな広告サービス開始地方地域で学生×企業が実現

「貼って、走って、CAR告」サービス事業拡大中！

立命館アジア太平洋大学（APU）の国際学生が地元の企業と協力し、中小企業向けの新たな広告サービスを2021年より展開。株式会社ASOが運営するシェアオフィスの代表である宮井智史の起業支援により起業したCAR告は12月15日より新たなキャンペーンをスタート。今回はCAR告始動から新たなキャンペーン展開までを紹介！

 

【CAR告始動までの軌跡】
　「今通ったの、ランボルギーニだよ！」。シャルマと過ごしている中で車の話がでるのは日常茶飯事だ。そんな車好きなシャルマはインドで生まれた後、群馬県で小中高を過ごした。その後入学したAPUでは車好きな人たちと車の話題についての話が絶えない日々を過ごしていた。そんな中、CAR告を始めたきっかけともなった、日本での車の維持費が高く、メンテナンスコストがかかるという悩みに直面した。実際に大分県で市場調査を行った結果、約７割の人が維持費に困っていることがわかった。この問題を解決するため、自家用車などにスポンサーとなる事業主を見つけ、広告を車に貼ることで費用を賄うという新たな広告サービスの提供に着目した。半年間、アイデアを練りながらYUKEMURI Startup Summitなどに参加したのち、株式会社ASOの代表である宮井さんと出逢った。様々な人からの支援のもと、ついに2021年5月にCAR告の事業がスタートした。

　CAR告は現在、提携しているタクシー会社とテストマーケティングを行なっているが将来的には広告ステッカーを車に貼ると同時にネット広告の掲載を行おうと考えている。また、広告の効果をアプリによって一括管理することで低コストながら認知度を確認することができるシステムの構築を進めている。きっと、この事業内容は地域の中小企業にとって、サービスをより広く宣伝することを可能とする、まさに地域応援方サービスになることに間違えないだろう。

 
【地元企業とのタッグ！】
　10月3日の早朝、APU4回生であるシャルマ・アルジュン主動の元、大分市内の大手タクシー会社である株式会社シティータクシーホールディングスの車に大分ケーブルテレコム株式会社の広告ステッカーが貼られた。シャルマがCAR告を立ち上げてから一年半となった10月、新たな試みに賛同してくれる２つの企業によって彼の地域に密着した新たな広告サービスの提供が実現した。３ヶ月以上の打ち合わせやデザインの試行錯誤などが行われ、完成した大分ケーブルテレコム株式会社の広告ステッカーは１０月から大分で放送されるCMに合わせたデザインとなった。
　学生でありならが起業したシャルマは「この上ないチャンス与えてくださった、２社には感謝しかない」と語っていた。今回通常のステッカーではなくメッシュ加工がなされたステッカーを使用することで運転手が後部をみても弊害が無いように仕上がった。初のサイズとなる鮮黄色の広告ステッカーはタクシーのフレッシュグリーンな車体に貼られ、一眼見たら忘れないほどのインパクトであった。今回の広告ステッカーはシティータクシー５台に貼られ、テストマーケティングの一環として３ヶ月ほど行っている。

【地元に寄り添う】
　新たな試みの実現には株式会社シティータクシーホールディングスと大分ケーブルテレコム株式会社の存在は欠かせない。60年間地域に寄り添ってきた株式会社シティータクシーホールディングスは以前よりAPU生との交流機会があったという。特に数年前に初めて出逢ったAPU生であるフィリピン女性と会話した際、「自国が貧困で苦しんでいるため、国連に入り解決策を見いだしたい」との言葉に衝撃と共に感銘を受けたとのこと。
　また、大分で9万世帯もの人々が利用するネットを提供している大分ケーブルテレコム株式会社は元より学生支援やインターシップ等を数多く行ってきた。無論、インターシップ等を通してAPU生との繋がりがあったものの、CAR告とはシールのデザインをしている森さんを通して出逢った。営業のやり方に悩んでいた彼の支援になればと大分ケーブルテレコム株式会社が声を上げた。初めての試みに挑戦するシャルマを応援する企業がいるその背景に「地域のために」を念頭に学生支援を行う企業の姿が垣間みえた。


【12月限定で中小企業向け広告サービス、キャンペーン実施！】
　シャルマにCAR告のサービスについて聞いた際、「地方地域においての中小企業や個人事業主など誰でも宣伝をすることができるサービスを提供したい」と語った。CAR告では現在、年内の12月31日までに契約を結んでいただいた方には通常料金の30%割引で広告サービスを提供している。是非、このチャンスに世の中に知ってもらいたい「自慢のサービス」を周知するお手伝いをCAR告に任せてはいかがでしょうか？