子どもが自ら遊び育つ環境づくりの専門家「プレイワーカー」の育成プログラムがスタート!本場イギリスの育成カリキュラムをベースに日本に最適化

第一弾は7月2日(土)スタート。募集締め切りは6月24日(金)。オンラインで全国から参加可能。

遊ぶことを通じて子どもの「やりたい!」が大切にされる社会を実現するために活動する、一般社団法人日本プレイワーク協会(代表理事:嶋村仁志)は、子どもが自ら遊び育つ環境づくりの専門家「プレイワーカー」の育成プログラムをスタートします。第一弾のプレイワーク入門講座『Play for Good』は7月2日(土)からスタート。募集締め切りは6月24日(金)。
▼お申し込み&詳細はHPから
https://playworkjapan.org/
  • 「遊ばせる」「遊んであげる」ではなく、「子どもが自ら遊ぶ」ことを大切にできるように 子どもに関わるすべての大人に「プレイワーク」を伝えたい!

     

近年、「三間(さんま)」と呼ばれる子どもが遊ぶための「時間」「空間」「仲間」の減少、事故やけがへの不安などを理由に、子どもたちが日々の生活で自ら遊び育つ機会が年々失われています。それと同時に、大人の監督下で過ごす子どもが増えています。また、管理責任や近隣からの騒音などへの苦情への対応で遊びへの制約も増え、子どもに関わる大人も多くの悩みを抱えています。

このような社会背景の中で、大人がいる中でも子どもが自ら遊び育つ環境を整備し、拡大していくことが、今後ますます重要になります。子どもの「やりたい!」が大切にされる社会を実現することをビジョンに活動する日本プレイワーク協会は、イギリスのプレイワーカー育成のカリキュラムをベースにして、日本の環境や価値観に合ったプレイワーカー育成プログラムを、2022年7月から順次開講します。
 

子どもが自ら遊び育つ環境づくりの専門家「プレイワーカー」の育成プログラムをスタート!子どもが自ら遊び育つ環境づくりの専門家「プレイワーカー」の育成プログラムをスタート!

 
  • イギリスでは国家資格!「プレイワーク」を専門分野として学び、子どもが遊び育つことを支える大人を全国に
「プレイワーク(playwork)」は子どもと関わるアプローチの一つで、1980年代にイギリスで生まれた専門分野です。プレイワークでは、「遊ぶ」という行為を人間の存在そのものに深く根ざした、本能的な「いのちの仕組み」としてとらえています。プレイワークは、子どもが遊ぶことについてのアートとサイエンスとして、哲学、心理学、生物学、教育、福祉などの各分野の知見を土台に、「子どもが自ら遊び育つニーズとそのための環境の大切さ」「実際に子どもが遊ぶ空間を整え、子どもに関わる大人の役割」を体系化したものです。この、子どもの自由意志で自ら遊び育つ場所で専門的に従事している人を「プレイワーカー」と呼び、イギリスでは保育士や教員と同様に国家職業資格の枠に入り、専門的に養成される必要のある職業となっています。現在、日本でのプレイワーカーの活躍の場は主に「プレーパーク(冒険遊び場)※」ですが、児童館や長期休みの遊び活動、学童保育、幼児教育、学校教育、小児病棟、子育て中の方など、子どもが関わるすべての場所でプレイワークの考え方が広まることで、子どもが主体性を発揮できる環境が増える未来を目指しています。
 

 

子どもが自ら遊び育つ環境づくりの専門分野プレイワークは、学校、家庭、学童保育など、子どもが関わる全ての場所で役立ちます子どもが自ら遊び育つ環境づくりの専門分野プレイワークは、学校、家庭、学童保育など、子どもが関わる全ての場所で役立ちます



 ※プレーパーク…「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにした遊び場で、冒険遊び場とも呼ばれる。
 
  • ゼミ形式のオンライン講座で、全国の仲間とともにプレイワークを体系的に学び、深める
今回リリースするプレイワーカーの育成プログラムは、受講生のニーズやスキルによって、三段階にわかれています。入門講座『Play for Good』、修了証が発行される基礎講座『Basic』、プレイワーカー資格認定プログラム『Training Stage 1 / Stage 2』です。全ての講座がゼミ形式で行われ、基本的にはオンラインで、全国の仲間とともにプレイワークについて学び、深めていきます。講師は日本のプレイワークを牽引し、第一線で活躍するプレイワーカーです。HOW TOではなく、遊びや子どもへの本質的な理解を深める内容となっています。育成プログラム全体を通して、日本、そして世界で探求されてきた「遊び」について体系的に学び、考え、実践へとつなげていきます。
 

プログラムは入門講座、基礎講座、トレーニングの3段階。プレイワーカー資格認定プログラムも開講予定です。プログラムは入門講座、基礎講座、トレーニングの3段階。プレイワーカー資格認定プログラムも開講予定です。



プレイワーク入門講座 『Play for Good』
講座の第一弾は、2日間完結の入門講座です。遊ぶことの価値から大人の関わり方の基本まで、まずは自分の中で気づきを得る講座内容になっています。引き続き開講する『Basic』の前半講座も兼ねており、より深めたい場合には続けて『Basic』講座の受講も可能です。
対象:プレイワーク・子どもの遊びに興味がある人

定員:25名(先着順)
日程:
7月2日(土)10:00-12:00 13:00-15:00
7月9日(土)10:00-12:00 13:00-15:00
講師:代表理事 嶋村仁志
申込締切:6月24日(金)
参加費:8,000円
会場:オンライン(ZOOM)
終了時にステッカーをプレゼント

プレイワーク基礎講座 『Basic』
プレイワークの基礎を学べる8日間のプログラムです。『Play for Good』に引き続き、遊び場づくりをする上で必要な知識と意識を身につけます。リスクとベネフィットの評価方法や、リフレクション(振り返り)の技術など、環境とチームづくりの理論を学びます。全プログラムを履修した方に修了証を発行します。
(『Basic』前半は『Play for Good』と共通です。)

対象:プレイワーク・子どもの遊びに興味があり、関わりたいと考えている人
定員:25名程度
日程:9月8日(金)スタート予定。全8日間。詳細はHPをご確認ください。
参加費:20,000円
会場:オンライン(ZOOM)
終了時に修了証を発行

プレイワーカー資格認定プログラム 『Training Stage 1 / Stage 2』
日本プレイワーク協会発行の認定資格が得られるプレイワーカー養成のプログラムです。
『Stage 1』は、子どもと関わる現場に携わる人を対象に、現場に必要な知識と理論のすべてを網羅し、約10ヶ月かけて徹底的に観察する力、振り返る力を身につけます。自分自身で成長するためのツールが得られる内容になっています。『Stage 2』は、子どもに関わる現場の主任・マネージャーレベル向けの講座です。プレイワーク理論を体系的に理解し、自分の言葉でプレイワークを説明できる力を身につけます。現場環境がより豊かな主体的な遊びの場となるよう、チームビルディングから地域社会への働きかけまで、構築力と発信力を身につける専門的トレーニングです。
現在開講準備中。近日詳細を公開予定。

【一般社団法人日本プレイワーク協会について】
主体性が発揮される環境が子どもの発達において重要であるとの観点から、子どもの「やりたい!」が大切にされる社会を実現することをビジョンとして、子どもに関わるすべての人に「日本版プレイワーク」を広めることを目的としています。
協会は、教育・保育・心理学などプレイワークに関連する専門の学識者や、遊び場の専門従事者が集まり、プレイワークを学ぶためのプログラムづくりを進めています。

代表理事 嶋村仁志 からのメッセージ
昔は子どもの遊びに大人なんていなかった!その「大人がいない遊び」の中で、子どもはたくさんのことを手にしてきました。ところが今、少子社会が進む日本では「大人がいる遊び」が当たり前になりつつあります。目の前で起こるものの取り合い、ちょっとした意地悪、危なそうに見える木登り…見守る大人が、子どもの「遊ぶ」を大切にするお作法を知らずに全部止めてしまったら、子どもの育ちはどうなる?それが、プレイワークという専門分野が生まれた原点であり、この講座が伝えたいことでもあります。子育てが始まったばかりの人にも、子どもに関わる仕事に携わってきた人にも大切な視点にあふれる内容になっています。多くの方の参加をお待ちしています。

理事
嶋村仁志(代表理事)一般社団法人TOKYO PLAY代表理事/IPA日本支部運営委員/NPO法人日本冒険遊び場づくり協会理事/大妻女子大学非常勤講師
天野 秀昭 NPO法人 園庭・園外での野育を推進する会 理事長/NPO法人 日本冒険遊び場づくり協会 評議員/NPO法人 プレーパークせたがや 理事/NPO法人 フリースペースたまりば理事/公益社団法人 こども環境学会 評議員
及川 研 東京学芸大学 教育学部 健康・スポーツ科学講座 教授
岡 健 大妻女子大学 家政学部 児童学科 教授
関戸 博樹 プレイワーカー(フリーランス)/NPO法人日本冒険遊び場づくり協会 代表
関戸 まゆみ NPO法人 日本冒険遊び場づくり協会 評議員(前代表)
武田 信子 一般社団法人ジェイス/臨床心理士
田中 麻美子 オリスジャパン株式会社 代表取締役CEO/元ビクトリノックスジャパン株式会社 代表取締役CEO/在日スイス商工会議所役員
中川 奈緒美 NPO法人 PLAYTANK 代表
福島 智子 NPO法人 プレーパークせたがや 理事
植田 泰(事務局長)ビオキッズ実行委員会 代表/グラフィックデザイナー/映画「あそびのレンズ」プロデューサー

協力
古賀 彩子(一般社団法人PLAY FUKUOKA 代表理事)/一般社団法人 プレーワーカーズ

協会概要
名称:一般社団法人 日本プレイワーク協会 Japan Playwork Association
代表理事:嶋村 仁志
所在地:東京都目黒区柿の木坂2-27-21-301(事務局)
設立日:2016年11月24日
URL:https://playworkjapan.org/

【本件のお問い合せ】
一般社団法人 日本プレイワーク協会 事務局
info@playworkjapan.org

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会社概要

URL
-
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都目黒区柿の木坂2-27-21 ビオトープ301(事務局)
電話番号
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代表者名
嶋村仁志
上場
未上場
資本金
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設立
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