MikroElektronika、組み込みシステム設計を革新する新SiBRAIN MCU開発標準を発表
* ハードウェアに悪影響を与えずに、開発中にMCUを容易に交換可能 * マイクロチップ、TI、NXP 、STマイクロなどの主要なMCUをサポート
実証済み標準を使用した革新的なハードウェア/ソフトウェア製品により開発期間の大幅な短縮を可能にする組み込みソリューションを提供するMikroElektronika(以下MIKROE、本社:セルビア、ベルグラード)は、SiBRAINソケットを備えた開発ボード上でのマイクロコントローラ(MCU)の容易な組み込みと交換を可能にするアドオン開発ボード向け標準のSiBRAIN (https://www.mikroe.com/sibrain)を発表しました。SiBRAINの使用により、組み込み設計者は高コストのハードウェアへの投資や新ツールの習得を必要とせず、プロトタイプ・システムでさまざまなMCUを試すことができます。現在、SiBRAINカードはマイクロチップ・テクノロジー、STマイクロエレクトロニクス、NXP、テキサス・インスツルメンツなどの主要メーカーのMCUをサポートしており、今後も対応製品が増える予定です。
MIKROEの最高経営責任者(CEO)のNebojsa Maticは、次のように述べています。「標準がないことから、マイコンごとに固有の操作命令セット、習得すべき新ツール、購入すべき新ボード/ライセンス、採用すべき新プロセスが存在します。SiBRAINカード/ソケット標準は極めて革新的なソリューションで、開発期間の月単位での短縮、コスト削減とともに設計の柔軟性の大幅な向上を実現します」。
SiBRAINはMIKROEのClick boards(https://www.mikroe.com/click)製品ラインナップと同じ「プラグ・アンド・プレイ」コンセプトを採用しています。MCUのタイプ、ピン数、必要な外付け部品点数に応じ、さまざまなSiBRAINアドオン・ボードを用意しています。各ボードは独立ユニットであることから、開発システムのロジック・レベルでの動作が可能で、多くのさまざまなMCUの固有の要件への対応が不要になります。これにより、設計者はピン数やピン互換性にかかわらず、MCUを自由に選択することができます。さらに重要なのは、このアプローチにより、設計者が追加のハードウェアを必要とせずに開発段階でSiBRAIN MCUカードを容易に交換できることです。
各SiBRAINカードは標準SiBRAIN ソケット・ピンアウトの高速168ピン・メザニン・コネクタ2個(オス、メス各1個)を備えています。カードはSiBRAINソケットを備えた開発ボードに容易に組み込み可能で、スマートな設計により、方向や配置を誤る可能性を排除しています。MIKROEはすでに、STM32、PIC32、TIVA、MSP432、Kinetisなどのよく使用されている多くのMCUに対応した100種類以上のSiBRAINボードを提供しており、今後も毎週新しいカードを追加リリースする予定です。
詳細については、https://www.mikroe.com/mcu-cards/8th-generation をご覧ください。
MikroElektronikaについて
MikroElektronika(MIKROE、本社:セルビア、ベルグラード)は業界標準ハードウェア/ソフトウェア・ソリューションの使用を通じ、組み込み電子機器業界の変革をサポートしています。2011年にはmikroBUS(TM)開発ソケット標準と、同標準を使用して開発期間を大幅に短縮する小型Click boardsを発明しました。現在、MikroElektronikaは競合他社の10倍に及ぶ1,000種類のClick boardsを提供しています。また、mikroBUS標準はマイクロチップ・テクノロジー、ルネサス エレクトロニクス、東芝などの主要なマイクロコントローラ企業の開発ボードに採用されています。SiBRAINはMCU開発アドオン・ボード/ソケット向けのMIKROEの最新標準です。さらに、MIKROEは世界で最も広範なコンパイラ製品ラインナップとともに、開発環境、開発ボード、スマート・ディスプレイ、プログラム・デバッガも提供しています。
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