安全運転に貢献するITS Connectサービス拡大中
2020年9月21日
ITS Connect推進協議会
報道関係者各位
例年8月以降に交通死亡事故が増加
安全運転に貢献するITS Connectサービス拡大中
ITS Connectとは、見通しが悪い交差点等において、車両同士の通信(以下、車車間通信という)や道路に設置された路側(ろそく)インフラ設備との無線通信(以下、路車間通信という)によって得られる情報を自動車のドライバーに知らせることで、運転の支援につながるシステムです。
ITS Connect推進協議会は、運転支援システムを通じて安心・安全な交通社会を実現することを目指しています。(所在地:東京都港区、代表幹事:山崎 大、以下当協議会)
当協議会は交通事故の撲滅を願い、より良い運転支援システムの構築と普及を目指し、業種や企業の垣根を超えたオールジャパンの取り組みで活動を続けてきました。日本では世界に先駆けて通信を活用した運転支援システムを実用化しております。
- 衝突の恐れがある右折が38%減少
- 自動運転での活用に向けた研究開発も進行中
- 80.7%が効果を認め70.9%に装着意向があるものの、課題は認知率11.6%
- コロナ禍でクルマは単なる移動体から「感染防止のプライベート空間」というトレンド
■8月は交通死亡事故増加のターニングポイント
警察庁交通局の「令和元年における交通死亡事故の発生状況等について」令和2年2月13日付(下表ご参照)によれば、平成26年以降、例年8月を境に年末に向けて、交通事故による死者が増えていく傾向にあります。内閣府発表の、秋の交通安全運動(9月21日~30日)に合わせて注意喚起することが効果的ではと考えました。
■ 交通事故発生場所の約半数は交差点
交通事故発生場所の約半数は交差点 内閣府発行の令和2年版交通安全白書(下図ご参照)では、交差点での交通事故が全体の46.3%と半分を占めており、ITS Connectサービスの右折時の運転支援が、全体の事故抑制に効果的であると言えます。
■すべての人が幸せで快適な交通社会を目指して
本格的な人口減少と超高齢化が進む中、「世界で最も安全で環境にやさしく経済的な道路交通社会の実現」を目指す日本において、交通事故死者の大幅な削減と、安心・安全に移動できるための安全運転支援技術の高度化が急務となっている社会変化に対応し、我が国が強みとする自動車関連技術と新たなITS通信を組み合わせた運転支援システムの研究開発と公道実証実験等を、官民連携して積極的に展開しております。これらの取り組みを一層加速し、ITS専用周波数を活用した運転支援システム(ITS Connect)の基盤となる技術の検討と運用支援を行い、より一層、安心・安全な交通社会の実現に貢献してまいる所存です。
【協議会概要】
協議会名:ITS Connect推進協議会
代表幹事:山崎 大(ヤマザキ ヒロシ)
幹事会社:
住友電気工業株式会社
株式会社デンソー
トヨタ自動車株式会社
豊田通商株式会社
パナソニック株式会社
株式会社日立製作所
三菱電機株式会社
ルネサス エレクトロニクス株式会社
所在地:東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル
ホームページ :https://www.itsconnect-pc.org/
設立:2014年10月28日
活動内容:
「ITS Connectシステム」の運用企画・推進・連絡調整
「ITS Connectシステム」の通信プロトコルや技術仕様・規格の検討・管理
「ITS Connectシステム」の技術的な諸課題の解決
「ITS Connectシステム」の広報活動と普及促進活動
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