現役Web・広告デザイナーにやりがいや不満を調査!リアルにやりがいを感じるポイントや最も大きなストレス要因は?

Web・広告デザイナーには、クリエイティブ技術だけではなく、最新ツールの技術やマーケティング、トレンドの理解など、様々な知識が必要です。
本記事では、web・広告デザイナーの現状への理解を深めるために、現役Web・広告デザイナーに「バックグラウンド、学習方法、現在の満足度」に焦点を当てた総合的なアンケート調査を実施&分析。
現役のWeb・広告デザイナーのやりがいを感じる点や、ストレスを感じる要因について、リアルな声を集めてみました。
株式会社デザポケは、グラフィックデザインを中心に、広告、印刷・製造、WEB、企業ブランディングなどでお客様のお悩み解決を目指すクリエイティブ会社です。
これまでの豊富なアイディアや経験を活かし、クライアントのビジネス課題解決のためのサービスを展開しています。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査(X、DM、社内連絡網、Webアンケートを利用)
調査期間:2025年3月18日(火)~3月31日(月)
調査対象:現役広告・ウェブデザイナー
回答数:62名(設問によって異なる)
Web、広告デザイナーの経歴・考え方に関するアンケート結果
Q1.出身学校(最終学歴)を教えてください。

その他(芸術以外)の大学・大学院 |
46.8%(29名) |
芸術系の専門学校・短大・高校 |
21%(13名) |
芸術大学・大学院 |
19.4%(12名) |
その他(芸術以外)の専門学校・短大・高校 |
12.9%(8名) |

現役のウェブ&広告デザイナーの出身学校は、芸術関連の学校卒業者が全体の40.2%を占めているのに対し、その他の学校卒業者が59.7%と多数派です。
調査の結果、学生時代に芸術関連の学校を卒業していない方々の方が、現役のウェブ・広告デザイナーの職種に就いているということがわかります。
今回の集計結果から、ウェブ・広告デザイナーのキャリアが特定のバックグラウンドに限定されたものではなく、多彩な学歴からアクセスが可能だと推察されます。
さらに、大学だけでなく専門学校や短大、さらには高校からもWebデザイナーとして活躍している人がいることは、Webデザインが実務的なスキルを重視する分野であることを反映しています。
Q2.デザインを学んだ主な方法は?

職場での実務 |
37.1%(23名) |
学校での授業 |
32.3%(20名) |
独学 |
17.7%(11名) |
オンラインスクール |
12.9%(8名) |

職場での実務でデザインを学んだという人は、学校での授業で学んだという人と大体同じくらいの比率であることがわかりました。
この結果は、ウェブ・広告のデザインという分野が、学校で学ぶ基礎理論や基礎知識と、職場での実践的な経験、どちらも重要であるということを示しています。
これは、デザイン系の学校を卒業していなくても、他の分野から広告デザインに転身したり、実務経験を通してデザイナーとして活躍できる可能性を示しています。
一方で、即戦力となる人材を求める企業が多いとは言うものの、教育機関で基礎を学んだ人材も評価していると考えられます。
また、学校教育で学ぶ内容と、現場で求められるスキルとの間にギャップがある可能性を示唆しています。
学校教育だけでなく、実務を通して常に学び続ける姿勢が、ウェブ・広告デザイナーとして成長するために重要であることを示していると考えられます。
Q3.デザインを始めたきっかけは?

デザインへの興味 |
41.9%(26名) |
趣味の延長 |
30.6%(19名) |
仕事で必要に迫られて |
24.2%(15名) |
成り行き |
1.6%(1名) |
いつかフリーで仕事がしたい |
1.6%(1名) |

デザインへの興味が最も大きな動機である一方で、趣味や仕事上の必要性など、様々なきっかけでデザインを始めている人がいることがわかります。
デザインを始めるきっかけは、特定の要因に偏っておらず、多様な背景を持つ人がデザインに関わっていることを示しています。
成り行きや将来的な目標など、少数派の動機も存在し、デザインへの関わり方が多様であることが伺えます。
Q3で「デザインへの興味」を選んだ人を対象に、どんなジャンルがきっかけだったのか?を質問したところ、26名の方から以下のような回答が得られました。
ポスター:7名
チラシ広告:3名
建築物:1名
ホームページ:1名
親が印刷会社を経営していたため:1名
現役ウェブ・広告デザイナーの方々のデザインへの興味の入り口は「ポスター」であるという回答が最も多い結果となりました。
視覚的な訴求力の高いポスターデザインが、デザインへの興味を喚起する力を持ち、身近な広告媒体が選んだ職種に大きな影響を与えたことが考えられます。
Q4.デザインで1番重要なことは?

デザインのスキル・センス |
47.5%(29名) |
コミュニケーション能力 |
24.6%(15名) |
広告業界のトレンドの理解 |
9.8%(6名) |
UI・UXデザインの理解 |
6.5%(4名) |
デザインソフトウェアを使用するスキル |
4.9%(3名) |
感情に訴え動かすこと |
1.6%(1名) |
読解力 |
1.6%(1名) |
成果物でクライアントの利益に貢献できるか |
1.6%(1名) |
本質を見抜く能力 |
1.6%(1名) |

デザインスキル・センスが最も重要視されている一方で、コミュニケーション能力やUI・UXデザインの理解など、デザイン以外の能力も重要であると考えている人が多いようでした。
Web・広告デザイナーは、美的センスだけでなく、技術力、コミュニケーション能力、ビジネス感覚など、幅広い能力が求められる職業であることと現役の方々は感じているようです。
Q5.広告・WEBデザイナーとして最も満足している点は?

やりがいがある |
47.5%(29名) |
柔軟な働き方ができる |
39.3%(24名) |
職場の人間関係 |
4.9%(3名) |
収入面 |
3.2%(2名) |
正解がないこと |
1.6%(1名) |

仕事のやりがいや柔軟な働き方が結果の大半を締め、広告・Webデザイナーにとって重要なモチベーションとなっていることがわかります。
職場の人間関係や収入面は、やりがいを感じる要因としては比較的低い割合です。
Web・広告デザイナーは、クリエイティブな活動を通してやりがいを感じやすく、また働き方の自由度を重視する傾向があることが考えられます。
現役のweb広告デザイナーの方々は、実際どのような点にやりがいを感じているのか、具体的な声をリサーチしました。
【仕事でどんな時にやりがいを感じるか?】
・自分が手掛けた制作物が、公共の場など実際に人の目に触れているシーンを見ると嬉しい気持ちになり、やりがいを感じる
・自分の制作物の効果で売上が伸びたなど、クライアントの利益に繋がったという評価があったとき
・計画通りに制作を完了できた時の充実感が、仕事へのモチベーションを高める
・提案がクライアントの期待に応えられた時や、ヒアリングを通じて顧客の課題を明確にできた時、この仕事の意義を強く感じる
・ミスや手戻りが最小限に抑えられ、円滑に業務を完了できたときに、仕事の質に対する満足感と達成感を得られる
・担当プロジェクトが大きな売上を記録したとき、仕事の成果を実感し、深いやりがいを感じる
・制作物が多くの人々に受け入れられ、ポジティブな反応を得られた時
・専門性を高め、自分の力で成果を上げ、その対価として収入を得られることに大きな達成感とやりがいを感じる
Q6.広告・WEBデザイナーとして最も不満な点は?

長時間労働と納期に追われるストレス |
40%(24名) |
クライアントの要求への対応 |
26.7%(16名) |
デザインの完成への不満とプレッシャー |
26.7%(16名) |
チーム内でのコミュニケーション |
1.6%(1名) |
制作料が低いこと |
1.6%(1名) |
意図のない修正 |
1.6%(1名) |

長時間労働と納期に追われるストレスが最も多い回答であり、広告・Webデザイナーにとって大きなストレス要因であることがわかります。
一方でクライアントの要求への対応、デザインへの完成への不満とプレッシャーがWebデザイナーにとって大きなストレス要因となっています。
デザイン業界は、労働環境の改善が求められる状況が傾向として認められます。
現役のweb広告デザイナーの方々は、こういったストレスに対してどのような対策を講じているのか、具体的な声をリサーチしました。
【長時間労働と納期に追われるストレスにどう対応している?】
・業務を効率的に進めるための計画を立案し、ストレスを最小限に抑えるように努めている
・関係各所と円滑なコミュニケーションを図り、サポート体制を構築することで、ストレスをコントロールしている
・外部の協力体制を構築し、業務の繁閑に応じた柔軟な対応を可能にすることで、ストレスを軽減している
・徹夜する
・あきらめる
・休日出てやる
・残業する
・みんなに助けてもらう
・クライアントとの納期に関する協議を行い対応する
・なんとかなると思い込む
・絶対に無理!と思ってもなんとかなる
Q7.広告・WEBデザイナーとして、現在の収入についてどうお考えですか?

やや満足している |
42.6%(26名) |
満足している |
18%(11名) |
やや不満 |
16.4%(10名) |
どちらでもない |
13.1%(8名) |
不満 |
9.8%(6名) |

収入に対して、満足している層とやや満足している層を合わせると、全体の60%以上を占めており、比較的ポジティブな傾向が見られます。
一方で、やや不満と不満を合わせると、25%を超える人が収入に不満を感じていることもわかります。
広告・Webデザイナーの収入は、業界や企業、個人のスキルや経験によって大きく異なる可能性がある。
デザイン業界では、収入面での格差が存在する可能性があることがうかがえます。
Q8.広告・WEBデザイナーとして、現在の勤務時間についてどうお考えですか?

やや満足している |
48.6%(30名) |
どちらでもない |
17.7%(11名) |
満足している |
16.1%(10名) |
やや不満 |
14.5%(9名) |
不満 |
3.1%(2名) |

勤務時間に対して、満足している層とやや満足している層を合わせると、全体の60%以上を占めており、比較的ポジティブな傾向が見られます。
勤務時間は、業界や企業、個人の働き方によって大きく異なる可能性があるようです。
まとめ
今回の調査では、現役のウェブ・広告デザイナーは仕事に対してやりがいを感じつつも、長時間労働と納期に追われるストレスが大きなストレス要因であることがわかりました。
調査の結果を分析すると、Webデザイナーにはデザインスキルだけでなく、コミュニケーション能力、業務遂行能力、柔軟性、そして仕事への情熱など、多岐にわたる能力や資質が求められている傾向が見受けられました。
創造性と論理的思考、そして変化への対応力など、様々な要素をバランス良く兼ね備えた人材が、Webデザイナーとして成功しやすいと考えられます。
本調査の結果の詳しい内容は、以下の記事でも詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。
URL:https://deza-poke.com/blog/questionnaire_designer
★本記事を引用する際には必ず以下の形式での記載をお願い致します。
「引用:株式会社デザポケ (https://deza-poke.com/)」
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商号:株式会社デザポケ(英字 DezaPoke Inc.)
代表権:代表取締役 髙橋篤史
設立:2021年1月4日
資本金:3,000万円
社員数:19名(2025年4月現在)
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