グローバルレベルの健康課題解決に向け明治ホールディングスとPheno.AI社がコホート研究の実施に合意
〜ヒューマン・フェノタイプ・プロジェクトの日本コホート研究を展開〜
明治ホールディングス株式会社(代表取締役社長CEO:川村 和夫・以下、明治HD)、ならびにイスラエルに拠点を置くAIスタートアップPheno.AI社(CEO:Ori Cohen, PhD)は、グローバルコホート研究を指向するヒューマン・フェノタイプ・プロジェクト(Human Phenotype Project・以下、HPP)の一環として、日本におけるコホート研究(以下、HPP Japanコホート)を実施することで合意しました。
HPPは、イスラエルのワイツマン科学研究所のエラン・シーガル(Eran Segal)教授が同国内で立ち上げた研究プロジェクトで、同プロジェクトの事業化に伴いPheno.AI社に運営権利が移行されました。HPPは、ヒトの健康情報を継続的に蓄積してゆく縦断型コホート研究です。最先端のAI駆動型データ分析技術を用いて蓄積された情報を解析することにより、健康寿命の延伸や疾患予測、疾患の早期発見、個別化医療の発展などに応用可能なデータ蓄積・活用プラットフォームの構築を可能にします。高齢化社会において、単に病気を治療するための方法を見いだすのではなく、病気の予防や根本原因を解明し、人々がより健康に生活を送るための今までにない新しい健康課題の解決方法を創出することが期待されます。
今回合意したHPP Japanコホートは日本の健康データ分析を対象としており、HPPのグローバル展開の第一歩となります。データ取得はSBS静岡健康増進センターで実施し、最終的には数千人規模のデータを最長25年にわたり同一参加者から継続して取得し続けることを目標としています。日本を対象としたHPP Japanコホート研究のデータがHPPデータベースに加わることで、人種や食文化などの異なる集団における健康情報の比較や共通する項目の抽出が可能となり、AIモデルがより精緻化され、データプラットフォームの汎用性を向上させることを目指しています。
HPPはイスラエル、日本以外の国への展開も計画しており、将来的にはこれらの国のデータも活用可能となる予定です。この合意により、明治HDはHPPのグローバルデータおよびHPP Japanコホート研究データへのアクセスが可能となります。
これらにより、明治HDの社会実装に向けた研究・技術開発力とPheno.AI社のデータプラットフォームやAI駆動型データ分析技術との相乗効果で、健康課題解決につながる質の高い知見・情報を得られることが期待されます。また、明治HDはこの活動を通じ、食と健康のプロフェッショナルとして、世界の人々の健康課題の解決に資するソリューション開発・新規事業開発に取り組んでいきます。
明治HDならびにPheno.AI社は、日本を含めたグローバルコホート研究プロジェクトの展開を拡張していくことで、同プロジェクトの価値向上を図り、世界の人々の健康課題の解決へ貢献してまいります。
【参考情報】
・コホート研究とは
疫学におけるコホート研究は、共通の特性を持つ集団を追跡して、その集団からどのような疾病が発生し、また健康状態が変化したかなどを観察して、各種要因との関連を明らかにしようとする研究です。
(国立環境研究所HPより https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/54/column3.html)
・明治グループのイノベーション
https://www.meiji.com/innovation/
創業から100年を超える歴史を積み重ねてきた明治グループ、時代ごとに変化する「社会が抱える栄養や健康に関する課題」を、食と薬にまつわるさまざまなイノベーションによって解決し、今までにない商品を世の中に送り出すことで、新たな市場を創出してきました。明治グループは、「健康」「栄養」をキーワードに、食品・医薬品それぞれの技術や強みを活かした研究・技術開発に取り組んでおり、両事業の強みを活かした新たな健康価値の創出にも挑戦しています。また、これまで蓄積してきたノウハウに外部の豊富なリソースを掛け合わせたオープンイノベーションによって、「健康価値領域」でのイノベーションを起こしていきます。
・Pheno.AI社について
https://www.pheno.ai/ (Pheno.AI Ltd.)
https://www.phenoai.jp/ (フェノエーアイ・ジャパン株式会社)
Pheno.AI社はイスラエルの高等教育・研究機関であるワイツマン科学研究所から2021年に設立されたスタートアップ企業で、HPP(Human Phenotype Project)の運営を通してヘルスケアの革新に貢献しています。
HPPは、ヒトのフェノタイプ・プロジェクトを意味し、高解像度の深層フェノタイピングデータを収集・分析することでプラットフォームを構築しています。世界中の研究者によりデータプラットフォームが活用されることで疾患の発症および進行を予測する新しい指標の特定や予防に関する介入方法が見いだされ、人々の健康増進に寄与することを目指しています。AIを用いることで、膨大な量のデータセットを活用することを可能にしたことにより、精密医療を進化させ、データ主導のヘルスケアイノベーションを再定義する原動力となっています。
以上
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