オランダ「インド太平洋ガイドライン」を発表後、単独で初の派遣
オランダ海軍のフリゲート艦トロンプ(HNLMS Tromp、F803)が長崎に入港2024年6月10日(月)~6月14日(金)まで滞在予定
2024年6月10日(月)、オランダ海軍のフリゲート艦トロンプ(HNLMS Tromp、F803)が長崎港に入港しました。(艦長:イヴォンヌ・ファン・ブーゼコム)2020年11月17日、オランダ政府が「インド太平洋ガイドライン」を発表後、このガイドラインに基づき、重要地域へオランダ海軍を派遣することは今回で2度目となり、単独では初となります。この派遣は、インド太平洋地域における地政学的緊張の高まりを背景に、国際水域における自由航行の権利に対し、オランダの責任ある関与を示すものです。その他、地域の安定を促進し、パートナーとの関係強化も目的の一つとしています。フリゲート艦トロンプは、6月14日(金)まで長崎に滞在する予定です。
【フリゲート艦トロンプ(HNLMS Tromp、F803)】
HNLMSトロンプは、同クラスのフリゲート艦としてはオランダで2隻目となる防空・指揮フリゲートです。オランダ海軍派遣は、2021年のオランダ海軍フリゲート艦エヴァーツェンに続き、3年ぶりとなります。
2024年3月9日にオランダのデン・ヘルダー港を出発し、紅海での軍事作戦に参加した後、インド(ムンバイ)、シンガポール、インドネシア(ジャカルタ)、ベトナム(ハイフォン)、韓国(釜山)を経由し、この度、日本に入港しました。
【オランダとインド太平洋地域】
貿易国であるオランダは、自由航路を重要視している国の一つです。インド太平洋を含む世界各地で、海上での安全な航路はますます脅かされています。こうした動きは、欧州・大西洋とインド太平洋地域の安全と繁栄が不可分であることを明確にしています。オランダが独自に策定した「インド太平洋ガイドライン」に表明されている通り、オランダは経済、気候、安全保障の分野において、インド太平洋地域との広範な協力を通じ、持続可能な平和、安全、安定への貢献に取り組んでいきます。日本とオランダは、歴史的にも深い絆を共有し、多くの分野で協力している志を同じくするパートナーです。今回の長崎への寄港は、来年で425周年を迎える日蘭関係において長崎が重要な位置を占めていることから、特別な意味を持っています。
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