インクルーシブ時代のウェブデザインギャラリー「AAA11Y」がグッドデザイン賞受賞

トルク

2024年10月16日 13時31分

アクセシビリティに配慮したウェブデザインギャラリーサイト「AAA11Y(トリプルエー・イレブン・ワイ)」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞

株式会社トルク（本社：東京都渋谷区、代表取締役：本田一幸）が運営する、アクセシビリティに配慮したウェブデザインギャラリーサイト「AAA11Y（トリプルエー・イレブン・ワイ）」が、2024年度グッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞いたしました。

近年、高齢化社会の進行や多様性の尊重により、ウェブアクセシビリティの重要性が一層高まっています。しかし、実際にアクセシビリティに優れたウェブサイトを見つけることは容易ではありません。

AAA11Yは、そのような課題に応えるべく、アクセシビリティとデザイン性を両立させたウェブサイトをキュレーションし、業界関係者やデザイナー、企業担当者に向けて情報を提供しています。

今回の受賞は、AAA11Yの取り組みをグッドデザイン賞審査委員の皆様に評価いただいたものであり、ウェブ業界全体のアクセシビリティ推進に少しでも貢献できることを目指しています。当社は「デザインの力で情報格差をなくす」というミッションのもと、これからもウェブアクセシビリティの普及と更なる向上に努めてまいります。

審査委員の評価コメント

情報格差をなくすために、アクセシビリティに配慮したウェブデザインが求められている。しかし、そうしたウェブサイトを検索エンジンから探すのは困難であり、本当に配慮されているのかの判断も難しい。

AAA11Yではアクセシビリティだけでなく、デザイン性も優れたウェブサイトをキュレーションし、ギャラリーとしてまとめて閲覧することを可能にした。アクセシビリティのレベルやタイプなどで絞り込めるなど、データベースとしての有用性も高い。より多くのウェブサイトにユニバーサルデザインを普及させる可能性をもたらす、すぐれた取り組みである。

ウェブアクセシビリティの重要性と市場背景

欧米を中心に、アクセシビリティへの対応は急速に進んでおり、デジタル領域におけるインクルーシブなデザインが求められています。これにより、企業は障害者を含め、誰もがアクセス可能なウェブサイトの構築が求められています。

日本国内でも同様にインクルーシブデザインの重要性が高まりつつある中で、来たる超高齢化社会に向けた開かれた情報に誰もがアクセスできるウェブ環境の整備が急務です。また、企業にとっても、アクセシビリティ対応は法令遵守やブランド価値の向上の観点からますます不可欠となっています。

AAA11Yは、このような国内外の市場背景を踏まえ、実践的な事例を提供することで企業やデザイナーの課題解決を支援しています。

AAA11Y（トリプルエー・イレブン・ワイ）について

AAA11Yは、アクセシビリティ（Accessibility：A11Y）に優れたウェブサイトを紹介するギャラリーサイトです。アクセシビリティと美しいデザインを両立させたサイトを厳選し、カテゴリやアクセシビリティの達成レベルで検索・閲覧が可能です。これにより、ウェブ制作に関わる人々が具体的な参考事例を容易に見つけることができます。

株式会社トルクについて

株式会社トルクは、「デザインの力で情報格差をなくす」をミッションに掲げるデザインエージェンシーです。ウェブアクセシビリティのコンサルティングやサイト制作、デジタルソリューションの提供を通じて、多様なユーザーが快適に利用できるウェブ環境の実現を目指しています。

会社名	株式会社トルク
所在地	東京都渋谷区千駄ヶ谷3-51-7PORTAL POINT HARAJUKU ANNEX 4F
URL	https://trq.co.jp/

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本で唯一の総合的デザイン表彰制度。対象は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど有形無形を問わず、暮らしや社会をよりよくしていくために築いたものごとすべてを「デザイン」とし、その質を評価・表彰しています。受賞シンボルである「Gマーク」は、優れたデザインの象徴として広く親しまれています。