バオバブ、スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューに共著論文を寄稿 企業の社会的価値「見える化」の実現へ
- 論文の主旨
1. 論文タイトル
誰もがその人らしく働ける就業環境の社会価値
デジタル化で生まれる雇用が働き方の選択肢を増やす
2. 発売日
2022年11月24日(木)
Amazon.co.jpで予約受付中:https://www.amazon.co.jp/dp/4910602038
3. 本論文の執筆背景
バオバブは、誰もが社会の中で自分の居場所を見つけ、「人生の選択肢が開かれている社会」を創ることを目指しています。AIのコア技術である機械学習のためのデータサービスを提供しており、その顧客にはカーネギーメロン大学、東京大学、マイクロソフト、日立、パナソニックなど、国内外の研究機関や大企業が含まれます。
バオバブの提供するAI学習データを作成している人材の多くは、生活環境や障がいなどさまざまな事情で一般就労が困難な人々。バオバブは企業として高品質なデータをスピーディーに提供するという経済価値を追求する一方、デジタル化の中で生まれた雇用を社会から断絶された人々へつなぐ仕組みをつくるという社会価値の創造に貢献してきました。
しかしながら、この社会価値を多様なステークホルダーと共有しようとした際に、参照できる体系化された枠組みや評価基準が存在しないという壁に直面しました。
この課題に対しバオバブでは、コレクティブマインド、マカイラ株式会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーのプロボノメンバーによる協力のもとに、自社の目指す社会的インパクトを価値体系として整理し、独自の測定指標をつくることを目指した「インパクト評価基準策定プロジェクト」を実施しました。本論文ではその背景と課題をはじめ、プロジェクトのアプローチや調査研究から明らかになったバオバブの社会価値要素、測定指標について発表しています。
4. インパクト評価基準が社会にもたらす価値
近年、企業の社会的価値創造に対する注目は益々高まっていますが、生み出すインパクトを客観的に見える化するにあたり、包括的に社会インパクトを図る指標として適切なものが存在しません。これは多くの社会解決型企業にとって共通する問題です。
投資性や事業性に偏りがちな既存の企業評価に対して、バオバブのような作業者のコミュニティや障がい者雇用等の文脈も含む社会価値をクローズアップすることで、包括的な社会課題解決型企業の評価の仕組みができれば、バオバブのみならずさまざまな社会課題解決を目指す企業がより正当に評価されることにつながります。
本取り組み及び寄稿論文がバオバブ一社の取り組みに留まらず、「人生の選択肢が開かれている社会」づくりのシステムとして広がっていく一助となれば幸いです。
- スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューとは
『スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー(SSIR)』は2003年にスタンフォード大学で創刊され、社会の新しいビジョンの実現に向けて実践する人たちのパートナーとして世界で読まれてきました。企業や行政、NPO、学校、特定の地域など、さまざまな場所にいる人たちの実践に役立つ研究成果や知見を提供しています。記事のテーマは、環境、教育、医療、ジェンダー貧困、食糧、都市問題などの個別の社会課題のほか、ビジネスとパーパス、非営利のマネジメント、インパクト投資、デザイン思考、AIやデジタルメディアの活用、公共政策、リーダーシップやマインドのあり方、コレクティブ・インパクトなど多岐にわたります。
スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューHP:https://ssir-j.org/
- 株式会社バオバブについて
バオバブは、AIのための学習データ構築サービス事業を展開しています。目指しているのは、個々が働くことを通じて、自己有用感を高く持ち適正な対価を得られる環境を創ること。 それぞれ異なる背景や事情を持っていても、誰もがプロフェッショナルとしてプロジェクトに向き合える仕組みを作り、丁寧に人材を育成し続けることを大切に、人工知能(AI)の開発に不可欠といわれる高品質なAI向け学習データを国内外でスピーディーに提供しています。このようなダイバーシティー&インクルージョンへの取り組みが評価され、日本最大規模の女性アワードであるForbes JAPAN WOMEN AWARDでは2年連続企業賞を受賞しています。 (2021年第6位、2022年第1位)
【株式会社バオバブ概要】
会社名:株式会社バオバブ
所在地:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-12-1新有楽町ビル11FPortalPoint
事業内容:AIのための学習データ作成サービス
代表者:代表取締役社長 相良美織
URL: https://baobab-trees.com
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