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心の介護に向き合う日(5月6日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日心の介護に向き合う日(5月6日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月6日は「心の介護に向き合う日」。今回は「心の介護に向き合う日」の意味や由来を解説します。

また、「心の介護に向き合う日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に介護サービス業にかかわっている方はぜひ参考にしてみてください。

「心の介護に向き合う日」の意味・由来とは?

5月6日は「心の介護に向き合う日」です。シニアホーム紹介サービスなどを提供する株式会社笑美面(えみめん)が、「ここ(5)ろ(6)」の語呂合わせて制定しました。また、ゴールデンウィークに含まれることが多く、家族が集まりやすいこともこの日に定めた理由のひとつ。

同社は、家族にしかできない「心の介護(心理的なケア)」に専念できる環境をつくることが、介護における共倒れ状態を防ぎ、より持続可能な社会へとつながると考えています。心の介護に向き合う大切さを広め、高齢者が笑顔でいる社会を目指すことを目的としています。

福祉・介護サービスを展開している企業や自治体は、「心の介護に向き合う日」を活用して、介護における心理的ケアが必要であることを発信したり、介護家族に向けた企画やイベントを実施したりするのも一案です。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「心の介護に向き合う日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「心の介護に向き合う日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「心の介護に向き合う日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「心の介護に向き合う日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「心の介護に向き合う日」を元に発信をする流れ

「心の介護に向き合う日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「心の介護に向き合う日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「心の介護に向き合う日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「心の介護に向き合う日」を広報PRに活かした事例

「心の介護に向き合う日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「心の介護に向き合う日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「心の介護に向き合う日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「心の介護」に専念できるよう「心の介護に向き合う日」を制定

株式会社笑美面は、5月6日を「心の介護に向き合う日」として、一般社団法人日本記念日協会に登録申請したことを発表。介護家族の声をもとにした調査結果とともに、記念日を制定した背景や目的などの詳細をプレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは、介護家族が抱える心の負担に関する調査結果による現状を、グラフを用いて紹介。身体の介護を専門職へ任せ、心理的ケアは家族が専念できるという選択があることを伝えています。記念日を制定したことをフックに、サービスや取り組み、企業の思いを丁寧に届けた参考事例です。

参考:5月6日(5=ここ 6=ろ)が「心の介護に向き合う日」として記念日に認定

事例2.介護に向き合う人の心が軽くなるメソッドが詰まった本が発売

株式会社KADOKAWAは、2025年4月より「育児・介護休業法」が改正することを受け、介護にかかわる人の心をラクにする工夫が詰まった書誌『介護の大ピンチ解決します』を発売。

プレスリリースでは、法改正が行われる背景として介護家族を取り巻く環境を伝えたうえで、本書の著者を紹介。一部の掲載ページとともに、どんな人におすすめなのかや著者の介護ポリシーを端的にまとめている点がGOOD。記念日に関する事例ではないものの、介護家族の心ケアにつなげる新書の内容を具体的に伝えたプレスリリースの構成が参考になります。

参考:親の介護初心者、切羽詰まっている人、新しい介護技術を学びたい人が読む本『介護の大ピンチ解決します』登場

事例3.親との思いを共有できる新しいコミュニケーションツールを発売

仕事と介護の両立に向けて総合的なサポートを提供する株式会社ユメコムは、親子の心理的な距離を縮めることに一役買える「おとな親子ノート」を発売。介護経験者の体験談が付きの商品の特徴をプレスリリースで配信しました。

「将来の介護や生活設計に備える」と、多くの人に関係するであろうことをプレスリリースのはじめの見出しに設定されていることで、興味を引き付けます。企画の背景や特徴をわかりやく掲載している点もGOOD。「心の介護に向き合う日」に絡めた発信ではありませんが、介護を受ける方や家族の不安を軽減するための準備につながる商品の詳細が伝わりやすい構成が参考になるプレスリリースです。

参考:「おとな親子ノート」親の思いを共有できる新しいコミュニケーションツール2024年10月1日発売

「心の介護に向き合う日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

5月6日の「心の介護に向き合う日」は、介護を受けている方やご家族の心のケアにつながるサービスやイベント、商品に注目されやすい日です。特に、シニアホームに関するサービスや介護家族を支援するサービスを提供している企業においては「心の介護に向き合う日」を切り口として広報PRをするよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社の取り組みやサービスと「心の介護に向き合う日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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