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【PR TIMESノウハウ】キーワードの表示先と設定するときの5つのポイント

PR TIMES上の入稿画面には、プレスリリースの本文以外にもさまざまな項目があることをご存知でしょうか。プレスリリースに紐づくカテゴリや位置情報などの項目がありますが、本記事で注目するのは「キーワード」。

想いを込めて作ったプレスリリースですから、誤字脱字がないようにする正確に配信準備をすることはもちろん、キーワード機能を活用して多くの人に届けられるよう設定しましょう。

PR TIMESのキーワードはどこに表示されるの?

キーワードが表示される場所として代表的なのは、「いま注目のキーワード」です。

PR TIMESのトップページ > サイドバー >「いま注目のキーワード」

PR TIMESのキーワード
「いま注目のキーワード」

情報収集のためPR TIMESに会員登録している受信ユーザー(メディアユーザー・個人ユーザー)側の管理画面でも、受信するプレスリリースを絞り込む際の条件として、タイトル・サブタイトル・リード文・本文に含まれるワードだけでなく、設定したキーワードも使用されます。

PR TIMESのキーワードを設定する5つのポイント

最大10の単語が登録できる、キーワード機能。重要なのは、「キーワード」という名の通り、プレスリリースを探し出すための「鍵」となる単語を入力することです。この「鍵」を5つのポイントに分け、キーワード設定で押さえておきたいポイントとして解説します。

1.タイトルや本文で鍵となる単語を設定する

1つ目のポイントは、タイトルや本文で使用している単語をキーワードにも設定すること。特に、プレスリリースのタイトルで使用している単語は、メディアや生活者が一番初めに目にする部分でもあるため、キーワードに設定するのに最適です。

【キーワード例】

  • ゲームの新商品の発売を発表する場合:「ゲーム」「新商品」
  • 期間限定のスイーツを発表する場合:「期間限定」「スイーツ」
  • 新商品の発売キャンペーンを実施する場合:「新商品」「キャンペーン」

2.連想される頻度が高い単語を設定する

2つ目のポイントは、関連して検索されるなど、連想しやすい単語をキーワードに設定すること。例えば「新婚旅行」と検索する場合、関連して「ハネムーン」「リゾート」などの単語でも検索することが想定されます。言い換え・類語や、情報を届けたい人が注目するであろう関連性の高い単語をキーワードに取り入れてみましょう。本文に登場する単語はもちろんですが、本文に登場しない単語の使用もOKです。

【キーワード例】

  • 「プレゼント」に関連するプレスリリースの場合:「ギフト」「贈り物」「記念日」など
  • 「EC」に関連するプレスリリースの場合:「通販」「オンラインショップ」など
  • 「ファッション」に関連するプレスリリースの場合:「アパレル」「レディース」「メンズ」など

3.同業他社が積極的に使用する単語を取り入れる

3つ目のポイントは、同業他社が使用している単語をキーワードに取り入れること。同業=同じカテゴリの中で発表されるプレスリリースを積極的に調べているメディアもあります。前述の「2.連想される頻度が高い単語を設定する」とも重なりますが、同業他社が使用している単語もチェックしておきましょう。

4.新聞やテレビの報道で頻出する単語を取り入れる

4つ目のポイントは、新聞やテレビなどのメディアによる報道で頻出する単語をキーワードに取り入れること。メディアが使用する単語は、つまりそのメディアの視聴者や購読者にも響くものと考えられます。それを自社のプレスリリースのキーワードに取り入れることで、メディアから見て「使いやすい」「報道しやすい」プレスリリースに近づけられる可能性があるのです。また、直近の報道から単語を拾い上げるので、旬のトレンドを押さえることにもつながります。

5.SNSなどで話題になっている単語を取り入れる

5つ目のポイントは、SNSなどで話題になっている単語をキーワードに取り入れること。プレスリリースを配信するタイミングで話題になっている単語を入れることで、より検索でヒットしやすくなる効果があるほか、本来ターゲットとしていないメディアや生活者にまで情報を拡散できる可能性もあります。リアルタイムで話題の単語はX(旧 Twitter)で、月単位で話題の単語はPR TIMESのキーワードランキングで調べるなど、必要に応じて調査方法を変えてみるのもおすすめです。

PR TIMESのキーワードの活用例

メディアや生活者がプレスリリースを検索する際に使用している、PR TIMESのキーワード。しかし、実はプレスリリースを配信する企業側も活用できる機能なのです。他社事例の調査とプレスリリースへのトレンド反映、2つの活用例をご紹介します。

1.他社事例の調査を効率化

多くのプレスリリースの中から自社の情報を見つけてもらうために欠かせないのが、他社事例の調査です。しかし、自社と他社の差別化ポイントを見つけるための他社事例の調査を手動でコツコツと実施すると、非常に多くの工数が掛かります。そこで、PR TIMESのキーワードを活用しましょう。ジャンルやキーワードで必要なプレスリリースだけを受信することで、他社事例の調査の効率化につながります

【情報収集する際のキーワードの設定例】

  • 「AI」がキーワードの場合: 関連する「人工知能」「機械学習」など
  • 「エンジニア」がキーワードの場合:「技術者」「IT人材」など
  • 「テレビ」がキーワードの場合:「TV」「テレビ番組」「メディア」「話題」など(テレビ製品がキーワードの場合はメーカー・ブランド名など)

2.プレスリリースにトレンドキーワードを挿入

いくら良いプレスリリースであっても、「なぜ今なのか」という話題性や社会性がなければ、メディアに取り上げられる確率は下がってしまいます。「【現役広報が教える】プレスリリースの書き方10のコツ・基本の5構成」でも紹介しているように、世の中がニュースであふれている中で自社のプレスリリースを光らせるために大切なのは、社会の関心事と自社の取り組みを結び付けることです。PR TIMESのキーワードランキング人気のプレスリリースから「社会の関心事」=「トレンド」を拾い上げ、ぜひ自社のプレスリリースに挿入してみてください。

PR TIMESのキーワードの設定方法

ここまで説明してきたポイントを押さえて、最大10の単語をキーワードとして設定しましょう。プレスリリース入力画面の下部にキーワードの追加欄があり、こちらから最大10個まで登録できます。

キーワードの設定

キーワードをきっかけにプレスリリースとメディア・生活者の出会いを作ろう

PR TIMESのキーワードは、プレスリリースとメディア関係者・生活者の出会いのきっかけになる大切な要素です。しかし、キーワードは無限に登録できるものではありません。だからこそ、関連語句やトレンド、メディアが使用する単語などを意識しながら、どうすれば出会いのチャンスを広げられるのか、機会を増やせるのか、どんなキーワードで自社のプレスリリースと出会ってほしいのかを想像することが必要です。この記事でご紹介したポイントを押さえれば、「最大10」という制約の中でも最大の効果を発揮できるはずです。

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この記事のライター

三寳 里菜

三寳 里菜

ライター・編集者。2013年、大学在学中に旅行系ITベンチャーに入社し、現在まで約6年にわたりコンテンツ責任者・広報・PR・組織開発を担当。それぞれのフィールドでの経験を活かして、「読みやすく、分かりやすく、伝わりやすいコンテンツ」づくりに取り組んでいます。ハウツーからイベントレポート・インタビューまで、様々なコンテンツ制作が得意です。

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